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幻の鳥ケツァールを知っていますか?
メキシコ南部からパナマにかけての山岳地帯に生息しており、鮮やかな色彩から野鳥愛好家の間では幻の鳥とされているそう。
手塚治虫の『火の鳥』のモデルにもなったと言われています。
そんなケツァールをぜひ見てみたい!と向かったのは、サン・ホセから2時間ほどの場所にあるサン・ヘラルド・デ・ドタ。サン・イシドロ方面のバスに乗り、70km地点で降りると、そこはもう森の入り口でした。
森の中をしばらく歩くと、ケツァールの看板が!!
Mirador de querzallという旅行会社でガイド($10)をお願いして、ケツァールが好むというアボカドの木の下へ。
ガイドがケツァールの鳴き声の音を流したり、アボカドの木をいくつか回ってケツァールが現れるのを待ちました。
「ケツァール!!」
その声に驚いて木の上を見上げると…
ケツァールのおしりが見えました。
ケツァールって、1度木に止まるとなかなか動かないんですよ。
これじゃほとんどケツァールの顔が見えません。
しばらくすると、ケツァールは森の向こうに飛んで行ってしまいました…。
またケツァールを探し、歩いていると、
「ケツァール!!!」
今度はちゃんと顔が見えました!
望遠鏡をのぞくとケツァールの表情まで良く見えます。
高性能なカメラを持った友人てつやさんが撮影したケツァールの写真。
つぶらな瞳がなんてかわいいんでしょう。
その美しい姿に一瞬で目を奪われました。
「ケツァールを見ることができると幸せになれる」なんて言い伝えもあるんですよ。
ラッキーなことに保護されているケツァールの赤ちゃんも見ることができました。
生まれて4か月ほどですが、ほとんど大人のケツァールと大きさが変わりません。
そして、虹色のハチドリも!
1日でこんなに幻の鳥を見ることができるなんて…。
これは、幸せになれると言うことでしょうか。
そうです。きっといいことがあるに違いありません♪
そう思いながら、ウキウキと歩いていたら、激しい雷雨に襲われ、全身びしょ濡れ。
泊まっていたホテルの従業員だったフェデリコくん。さわやかな笑顔で、挨拶してくれたのがとても印象的でした。音楽好きの個性派イケメン。家にはCDがたくさんあるそうで、ジャンルを問わず様々な音楽を聴くそう。好きな女性は「年上のお姉さんタイプ」。「僕がだらしないから、面倒見がいい女性じゃないと!」なんて言っていました。