
ウガンダのローカルフード「ロレックス」とは?
2023.4.17
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執筆者:今村 沙織
西アフリカやカリブ、大洋州、沖縄など、水産関連のプロジェクトに従事し、世界中を飛び回る。教育分野志望でアイ・シー・ネットに入社したが、海の魅力にはまり水産分野の専門家に。今では海マニア。
今回、水産資源管理の技術協力プロジェクトでセネガルに渡航しました。支援協力の対象地域5ヵ所のうち、北に位置するロンプール地域を紹介します。ロンプールでは、元気なビビットカラーの布をまとう現地人にエネルギーを感じ、日々さまざまな異文化や食文化に触れあうことができました。そのほかにも、テンションが上がった美しい海や壮大な砂漠の景色、ラクダ乗りの体験も合わせて紹介します。
セネガルの首都ダカールから車で北に3時間ほど走ったところにあるロンプールに、仕事の同僚6人と到着しました。予約していたホテルでは、予約が入っていないと門前払いに合ってしまいました。私たちより先に着いた旅行客を入れてしまったのでしょうか。旅ではハプニングがついて回りがちでが、すでに時計も17:00をまわって暗くなろうとしており、どうにかしなくては、と焦る気持ちを隠しながらネットで宿を検索しました。
ロンプールの近くに砂漠があり、テントの宿泊施設が空いていたため、急遽キャンプが決定。同僚たちは砂漠でネットは繋がるのかと、気を揉んでいましたが夜を越すため仕方ありません。
黄土色の広大な砂漠、アフリカの夕日、まさに波打つ大地を堪能できます。そのなかに小さい集落のように黄色い布製のテントが立っていました。“Lodge”という宿泊施設、遊牧民の伝統スタイルを取り入れたテントだそうです。 近くにいたラクダが首を垂らしてお出迎えをしてくれました。
テントに案内されると中には大きな木製の手作りベッドがあり、海辺に近いこともあり、夜は涼しく過ごせます。
テント裏手には木の衝立で囲まれた 青空の水洗トイレとシャワーが併設されていて、砂漠のトイレとシャワーは想像より快適です。
現地で申し込みができるラクダ体験もおすすめで、ラクダにゆらゆら揺られて20分ほど砂漠を散策してストレス解消! 体験料金は、時期や状況によっても異なりますが15~20分で1000円ほどの場合が多いようです。
夜はセネガルの太鼓のショーを鑑賞。数人の男性が歩きながらたたく、早いテンポで繰り返される乾いた太鼓の音は、砂漠で過ごす夜を盛り上げます。
満点の星の夜空の下で、夕飯は出汁の効いた鶏肉のクスクスでした。
翌朝、無事に砂漠からでもインターネット接続ができたので仕事再開です。宿泊施設ではWi-Fiの提供などはありませんので、スマートフォンでテザリングを行いました。
その後、砂漠の果てしない星の夢を思い返しつつ、私たち一行はキャンプをあとにしました。
ちなみにこのロンプールで実施している水産資源管理の技術協力プロジェクトでは、減少している沿岸資源の持続的な利用を目的に、住民による漁業ルールの設定やパトロール活動を支援しています。
ロンプールは旅行客用に海岸を訪れるツアーなどがあるとのことです。セネガル流の漁師さんこだわりのカラフルな漁船、漁港を探索できます。砂漠を訪れたら、ロンプール港まで足を伸ばしてみてください。
監修:地球の歩き方
アイ・シー・ネット株式会社では、新興国・途上国150ヵ国以上で社会課題の解決を行っています。下記のサイトで事業内容を紹介していますので、ぜひご覧ください。