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北海道の旅行シーズンといえば夏を思い浮かべる人が多いかと思いますが、ウィンターシーズンや雪のときでもお楽しみがたくさん。北海道最古の商店街である札幌の狸小路はその道のほとんどが屋根の付いたアーケードになっていて、気候を気にせず食事や買い物が楽しめます。そんな狸小路の新スポットや名物グルメをご紹介します。
まずは2023年にオープンした水族館「AOAO SAPPORO」をご紹介。札幌の中心地「狸小路商店街」に面した複合施設「moyuk SAPPORO」の4~6階に位置し、気軽に生物や自然にふれることができます。水族館は3つのゾーンで構成され、かわいいペンギンや美しいクラゲ、珍しい魚が生き生きとした姿で展示されています。
バックヤードを公開したり、デジタルアートで没入感を提供したり、ここにしかない特長はたくさんありますが、なんといっても北海道の食材を使ったパンやアルコールが館内で楽しめるのが魅力。かわいいペンギンや美しいクラゲとのカフェタイムが実現しちゃうんです。
札幌で人気のベーカリー「シロクマベーカリー」とコラボした、パンとお酒が楽しめるパンバルが館内で営業しており、道産小麦のクロワッサンを中心に、AOAOスパークリングワイン790円やビールなどが楽しめます。
館内のいたる場所にいすが置いてあり、電源・Wi-Fiを完備したワークスペースまで併設! 順路は決まっていないので、自分のペースで心ゆくまで生き物を観察できるのはもちろん、水槽前で仕事をしたり、勉強をしたり、アルコール片手にゆっくりくつろいだり……さまざまな過ごし方ができます。
狸小路2丁目に「北海道食文化発信横丁」「北海道の食べ歩き市場」というコンセプトのもと2022年8月にオープンした「狸COMICHI」も注目スポット。2階建ての建物内にはジンギスカン店や鮮魚店など、地元食材を使った飲食店やマルシェなど20店舗が集結しています。
入り口横には狸小路を長年見守ってきた「狸神社」や昔の狸小路の映像が流れるミュージアムスペースなどもあり、多くの人でにぎわっています。ここでランチもよし、ディナーするもよし、はしご酒やマルシェでフルーツのテイクアウトなども楽しめます。
ランチにおすすめなのが札幌の名物グルメのひとつ「スープカレー」。スープカレーという商品名は90年代に生まれたとされ、その後、札幌のご当地グルメやソウルフードなどと呼ばれるようになりました。狸小路にある名店「SOUL STORE」のメニューはその写真映えする見た目だけでなく、うまみたっぷりのスープと野菜の相性が抜群。スパイスのきかせ方が絶妙で、辛さが選べるので幅広い層から支持されています。
たくさんあるメニューのなかからお店の方におすすめを聞くと「季節の旬菜カリー(1500円)」が人気とのこと。常時15~20種類の旬の野菜がたっぷり入り、それぞれ焼く、蒸すなど調理方法を工夫することで、野菜の味や香り、うま味が最大限引き出されています。野菜の内容は時期によって異なりますが、揚げたゴボウバーがすべてのカレーについてくるのもうれしい。
狸小路には、スープカレーや寿司などのレストランはもちろん、カフェやおみやげ屋さんなど、観光客にうれしいスポットがたくさん。季節によってイベントが開催されていたり、新しいお店が続々とオープンしたりといつもにぎわっているので、朝から晩まで満喫できます。ここで紹介しているスポットは2024年4月18日発売の「aruco北海道」にも詳しく掲載! ぜひチェックしてください。
写真提供:ナカサアンドパートナーズ(AOAO SAPPORO)、PIXTA