
新刊「東京の島々」を全力で楽しむための旅のガイドブックが登場!
2024.3.29
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2024年3月、東京の島だけを扱ったガイドブック『地球の歩き方 東京の島々』が発売されました!東京の個性的な島々は多彩な魅力にあふれていますが、なかでも島旅の楽しみとして欠かせないのが海水浴。真っ白な砂浜が延びるビーチや岩に囲まれた秘密の入江など、バラエティに富んだ海遊びスポットを紹介します。
では、さっそくおすすめの海遊びスポットを紹介しましょう!まずは神津島(こうづしま)の北部にある赤崎遊歩道。いきなりですが砂浜ではなく、岩に囲まれた入江です。岩礁に約500mのウッドデッキが設置され、夏はジャンプ台から飛び込む若者たちでにぎやか。遊歩道内には展望台や休憩所があるほか、入口付近にシャワーと更衣室を備えたトイレがあります。
透明度が高い天然のプールは、浮き輪につかまってぷかぷか漂っているだけで気持ちがいい。実はダイビングスポットになるほど魚影が濃く、スノーケリングでもさまざまな魚に出合えます。
赤崎遊歩道で遊んだ後は、集落に戻る途中にある「神津島温泉保養センター」に寄り道。打たせ湯やサウナを備えた内風呂のほか、7~9月は275㎡の広々とした露天風呂も開放されます。露天風呂は水着着用・混浴なので、家族連れに最適ですよ!
次に紹介するのは小笠原諸島の玄関口、父島のビーチです。父島には真っ白な砂浜をもつ美しいビーチがたくさんありますが、観光客にも島民にも人気のビーチといえば大村海岸でしょう。このビーチは定期船「おがさわら丸」が発着する二見港の隣に延び、父島の中心部から徒歩1~2分という好ロケーション。こんなハイレベルな白砂ビーチに、フラッと立ち寄れるなんて「さすが小笠原!」と驚いてしまいます。
座ってくつろげる階段やベンチがあるので、お弁当をもってピクニックを楽しむのもおすすめです。
新島の東海岸にある羽伏浦海岸は、島で最も美しいと評判のビーチ。約7kmにわたって眩しいほどの白砂が延びています。真っ白な砂浜とターコイズブルーの海は、リゾートムードたっぷり。波が高いので海水浴向きではないのですが、砂浜でのんびり過ごすだけも気持ちがいいですよ。
サーフィンのポイントとしても知られ、過去には世界大会が開催されたこともあるほど。海況によりますが、初心者のサーフィンやボディボードスクールも、羽伏浦海岸で行われることが多いので参加してみては?
羽伏浦海岸で記念撮影するなら、立ち寄りたいのが「メインゲート」と呼ばれる白亜のツインタワー。羽伏浦海岸の中央あたりに立ち、階段を上ってロングビーチを一望するのが定番。上から写真を撮ると海の色が際立ちます。真っ白なゲートは青空とのコントラストが絶妙で、塔の間からのぞく水平線もとってもフォトジェニックですよ。
新島の隣に浮かぶ式根島も、真っ白な砂浜に恵まれた島。なかでも人気なのが北部にある泊海水浴場です。岩に囲まれた入江は沖側が狭く、上から見ると扇のような形。秘密の隠れ家といった雰囲気が漂います。
張り出した岩が天然の防波堤となっているため波が小さく、遠浅なので子供連れでも安心して海水浴を楽しめそうですね。入江の両側に延びる磯エリアでは、ヤドカリやカニなどの生物もたくさん見つかります。
大型客船が発着する底土港から歩いて3分ほどの底土海水浴場。八丈島の海岸線はほとんどが黒い溶岩質の岩場に覆われているのですが、ここには人工の砂浜が広がっています。中央には堤防が延び、夏は堤防から海に飛び込むのが子供たちの定番の遊び。海の透明度はかなり高く、堤防の上からでも海底の様子がはっきりと見えます。
堤防の先端はダイビングのポイントになっており、スノーケリングでもさまざまな魚が見られます。ウミガメとの遭遇率が高く、水面から顔を出していることも。岩場ではカニなどの生物探しも楽しみです。
朝から底土海水浴場で遊ぶなら、ランチは底土港近くのハンバーガーショップ「SEA SIDE KITCHEN 環」がおすすめ。ハンバーガーは、島レモンや日向夏タルタルなど数種類の自家製ソースからお好みのものを選べます。ビーフパティはもちろん、サメ肉のパティも用意。パティの枚数やトッピングも自由にチョイスして、オリジナルバーガーをつくってください。曜日によって夜の営業もあるので、海水浴後に立ち寄るのもいいですね。
砕けた溶岩でできた黒砂のビーチが点在する三宅島ですが、今回紹介するのは砂浜ではなく岩に囲まれたタイドプールです。連なる溶岩が波よけになり、干潮時は池のよう。その姿から長太郎池と呼ばれています。
海底が黒い溶岩なので暗く見えますが、海に入ると透明度の高さは驚くほど。タイドプールの中は波が入ってこないので、スノーケリング初心者でも安心です。三宅島には黒潮の支流が入ってくるため、南方系のカラフルな魚が多いのも特徴。長太郎池の周辺にも小さな潮だまりがあるので、小さな子供はそちらで生物探しをするのもいいでしょう。
おしゃれなカフェが点在する三宅島ですが、長太郎池の近くにも2023年8月にオープンした「cafe NAGOLA」があります。自然光が差し込む明るい店内は、サーフボードが飾られたさわやかな空間。のんびり休憩するには最適です。
5種類の豆から選べるコーヒーのほか、伊豆諸島の名産、明日葉とホワイトチョコのバランスが絶妙な「あしたばフラペチーノ」や季節限定のレモンスカッシュなど島食材を使ったドリンクも味わえます。
最後は小笠原諸島の母島でいちばん美しいといわれるビーチ、南崎です。母島南部の「都道最南端」から遊歩道を約45分歩かないと行けない、なかなかハードルの高いビーチなのですが、それだけに観光客がほとんどおらずプライベート感たっぷり。小石や砂利混じりの砂浜に、クリアブルーの波がひたひたとおし寄せる楽園風景に癒やされます。
岩に囲まれた入江は波打ち際まで珊瑚礁が広がり、魚たちが舞う海はスノーケリングもハイレベル。ただし帰りも45分歩くので体力は残しておきましょう。
きれいなビーチが延びる島も多いのですが、島によって砂の色が違うのが不思議。東京の島々は火山島で、おもに安山岩や玄武岩からなる大島、八丈島の砂浜は灰色や黒がかっています。また玄武岩がメインの三宅島の砂浜も真っ黒です。一方で同じ火山岩でも、おもに流紋岩からなる新島や式根島、神津島は白い砂浜が多いのが特徴。この3島の砂をよく見ると、透明な石英が多く混じっていてとてもきれいです。
小笠原諸島にも白い砂浜が多いのですが、これは大部分がサンゴや貝殻が細かく砕けたもの。また父島の北部や東部では、無人岩(ボニナイト)というガラス質の岩が削られてできた「うぐいす砂」と呼ばれる緑がかった砂が見られます。こんな砂の違いも楽しめるのも、東京の島々のおもしろさでもあります。
東京の島々を代表する海水浴場を7つ紹介しましたが、これはほんの一部。ほかにも個性的な海水浴場がたくさんあります。新刊ガイドブック『地球の歩き方 東京の島々』では、島ごとに海遊びスポットを紹介しているので、次の旅先選びの参考にしてみては?もちろん海遊びスポット以外にも、海を見渡す温泉や絶景の山、新鮮魚介グルメなどなど心躍るコンテンツがいっぱい。本書では全432ページで東京の島々の魅力をたっぷり紹介しているので、ぜひ手にとってご覧ください。
J14 地球の歩き方 東京の島々 伊豆大島・利島・新島・式根島・神津島・三宅島・御蔵島・八丈島・青ヶ島・小笠原―父島・母島―
永久保存版
地球の歩き方 Jシリーズ(国内)
2024/03/28発売知られざる魅力が満載のもうひとつの東京、伊豆諸島と小笠原諸島で構成される【11の島々】を圧倒的情報量で完全ガイド。
知られざる魅力が満載のもうひとつの東京、伊豆諸島と小笠原諸島で構成される【11の島々】を圧倒的情報量で完全ガイド。
TEXT: 『地球の歩き方J14 東京の島々』編集担当 高井章太郎(Atoll)
PHOTO: 三浦淳(U-mix)、吉川昌志
〈地球の歩き方編集室よりお願い〉
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