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恋する旅人に愛され続ける映画『ビフォア・サンライズ』をはじめとする『ビフォア』シリーズを手掛け、『6才のボクが、大人になるまで。』でもおなじみのリチャード・リンクレイター監督が『トップガン マーヴェリック』のグレン・パウエルとタッグを組んだ最新作はなんとクライムコメディ! 警察のおとり捜査への協力のため殺し屋を演じていた大学教授ゲイリーは、夫の殺人を依頼してきた女性と恋に落ちてしまい!? 実話に基づく嘘みたいなストーリーに最後まで目が離せません!
目次
普段はニューオリンズ大学で心理学と哲学を教えるゲイリーは地味で冴えない男。生徒からは退屈な先生とからかわれるものの、2匹の猫と暮らす気ままな独身生活に満足していました。しかし彼にはもうひとつの顔がありました。電子工作の趣味が高じ、ニューオリンズ警察の捜査官として盗撮や盗聴の協力をしていたのです。
担当する主な事件は依頼殺人で、殺人依頼の内容を盗聴・録音し、逮捕に導くというもの。ある日、おとり捜査で殺し屋役を務めるはずだった男にトラブルがあり、急遽代役をすることになったゲイリーは、意外な才能を発揮。みごと殺人依頼人を信用させ逮捕に導き、以来、殺し屋役を担当することになります。依頼人に合わせ、さまざまなキャラクターの殺し屋に扮し、有罪の証拠を引き出し、次々と逮捕へ導いていきます。
殺し屋役も板についてきたある日、ゲイリーはロンという名の殺し屋に扮してある美しい依頼人マディソンと出会います。彼女はモラハラな夫を殺してほしいと告げますが、彼女の環境に同情したゲイリーはマディソンに、夫の元へは戻らず依頼金で新しい生活を始めるようアドバイスをし、逃がしてしまいます。
そしてしばらく経ったある日、マディソンから“ロン”に、夫のもとを離れてひとり暮らしを始めたと連絡が。すでに惹かれあっていたふたりは、再会した途端急激に距離が近づいていきます。ミステリアスな殺し屋“ロン”を深く知りたいマディソンと、素性を教えられない“ロン”。”殺し屋”というキャラクターを生かし、お互い詮索しない関係としての付き合いが始まります。ゲイリーは、ゲイリー自身としての生活と殺し屋“ロン”としての生活を楽しんでいましたが、ある日なんとマディソンの夫の遺体が発見され、物語は思わぬ展開を迎えることに!