シカゴのおすすめ観光スポット10選！都会と自然が融合する町を楽しみつくす

シカゴの中心に位置するミレニアムパークは、町の象徴ともいえる公園。園内には、クラウドゲート（通称、ビーン）と呼ばれるステンレス製のオブジェがあり、多くの人々が自分の姿が映り込む様子を楽しんでいる。夏にはイベントが開催され、無料のコンサートや映画上映が行われることもあるので、地元の人々と交流しながらシカゴの文化を体感してみよう。

グラントパークは、ミレニアムパークとともにシカゴ市民の憩いの場となっている。特に有名なのは、世界最大級の噴水であるバッキンガム噴水で、最高45mの高さまで水が噴き上げる。夜にはライトアップされ、高層ビル群の夜景との共演が美しい。また、パーク内には手入れの行き届いた美しい庭園、美術館、スポーツ施設もあり、地元の人々の憩いの場になっている。シカゴの中心部に位置しており、ほかの観光スポットへのアクセスもいいため、観光の拠点としてもおすすめ。

アメリカ3大美術館のひとつであるシカゴ美術館。その圧倒的なコレクションに心を奪われるはず。ルノワール、スーラ、ゴッホ、モネ、ピカソ、マティスなどの作品が展示されており、特に印象派のコレクションは世界有数。絵画だけでなく、立体作品、建築やデザイン、日本の国宝級の仏像、写楽や北斎などの浮世絵も展示されている。見どころが多いため、事前に見学したい作品を決めておくとよい。

X字の鉄格子が特徴のジョン・ハンコック・センターは、高さ約343ｍ、100階建ての超高層ビル。94階にある展望台からシカゴの町並みを一望できるので観光客に人気のスポット。ティルト（Tilt）というアトラクションでは、ガラスの壁面が傾斜して地上を見下ろすというスリリングな体験が楽しめる。夜景も美しいので、夜の訪問もおすすめ。

自然史を学ぶなら、全米屈指の自然史博物館であるフィールド博物館は外せない。恐竜の化石やエジプトのミイラなど収蔵品は3000万点以上に及ぶ。特に、およそ90％が本物の骨格という世界で最も完全に近い形で発掘されたティラノサウルスの化石、スーは必見。また、地球の45億年の歴史が学べるアニメーション資料なども展示しており、子どもから大人まで楽しむことができる。

ミシガン湖に面した全米最大級の屋内水族館。1929年に開館した世界で最も古い内陸水族館のひとつとして知られている。ここには、1500種、3万2000匹以上の生物が飼育されている。海の生態系について学びながら、多くの水中の生物を間近で観察できるのが魅力。特に、直径12m、高さ3.7mの大水槽に500匹以上の熱帯魚が泳ぐカリビアンリーフ、アナコンダやピラニアなどアマゾンの生態系を再現したアマゾンライジングは必見。ここを訪れるなら、最低半日は予定しておこう。

1930年に開館したアメリカ最古のプラネタリウムで、最新のデジタル技術を駆使した展示が魅力。3つのシアターがあり、それぞれ特色のあるプラネタリウムショーが開催される。また、天文博物館には望遠鏡があり、惑星や月、星などを見ることもできるので、家族連れはもちろん、大人も楽しめる内容だ。第3木曜の夜には、ナイトイベントも開催される。

科学産業博物館は、子どもから大人まで楽しめる大人気のスポット。第2次世界大戦でアメリカに拿捕されたドイツの潜水艦U-505号、1962年に打ち上げられた有人宇宙船オーロラ7号、実物大の石炭採掘器、航空機や蒸気機関車などが展示され、竜巻や津波などの自然現象を再現するコーナーもあるなど見どころ満載。さらに、子どもが楽しめるイベントも開催されている。

シカゴの文化と芸術が凝縮された、シカゴ・カルチュラル・センター。この壮大な建物は1897年にシカゴ公共図書館としてオープンしたが、現在はダンスや演劇イベント、映画、講演、美術展などのイベントが開催されている。内部には世界最大級とうたわれているティファニー製の直径12mのドームがある。観光の合間に立ち寄り、シカゴの文化を感じるのに最適な場所だろう。入場料は無料なのでぜひ気軽に入ってほしい。

シカゴの目抜き通り、マグニフィセントマイルは、買い物好きなら必見のエリア。高級ブティックやショッピングモールが並び、世界中のファッションブランドが揃う。ウィンドウショッピングを楽しんだり、レストランやカフェでシカゴならではのグルメを堪能したりするなど、散策にぴったり。季節ごとに変わる街路の装飾も美しく、特にホリデイシーズンには華やかなイルミネーションが施され、多くの観光客を魅了する。

シカゴには多彩な観光スポットがある。今回紹介した10のスポットを巡ることで、シカゴの魅力を存分に感じることができるだろう。ぜひこれらのスポットを巡り、都市の活気と文化を体感してほしい。シカゴは、あなたの旅をさらに豊かで刺激的なものにしてくれるだろう。