ベトナム・ホイアンのおすすめ観光スポット10選！異国情緒漂う古都を歩く

日本橋は、17世紀頃に日本人により建造されたといわれている橋で、アーチ型の屋根と木造のデザインが特徴。この独特な建築スタイルは、ホイアンの風景に異国情緒を添えている。橋の両端には、強さと安定を象徴する犬と猿の像が守り神として置かれている。

クアンタンの家は、17世紀に中国出身の商人が建てた家屋で、当時の中国の影響を受けたデザインが特徴。内部には台所や古い家具などがそのまま展示されているので、当時の生活様式を垣間見ることができる。

タンキーの家は、200年以上の歴史をもつ住居。ベトナム、日本、中国の建築様式が融合しており、修復を重ねながら当時の姿を残している。家の内部には、豪華な彫刻が施された木製の柱や梁があり、その細工の美しさは目を見張るものがある。

フーンフンの家は、タンキーの家などと同様にベトナム、中国、日本の建築様式が融合したデザインが特徴で、各国の影響を受けた装飾や建築技術が随所に見られる。1階の天井には、洪水の際に荷物を上の階に運べるように四角い窓が設けられている。

チャン家の祠堂は、グエン朝の官吏によって建てられた、祖先を祀るための場所。内部には先祖代々の写真や遺品が保存されており、家族の歴史を物語る資料が豊富に揃っている。祠堂の中央に位置する祭壇は、先祖を敬うための特別な儀式が行われてきた重要な場所。

ホイアンの歴史と文化を知りたいなら、ホイアン博物館を訪れてみよう。かつて交易都市として栄えたホイアンの姿が、展示を通じて伝わってくる。

福建会館は、かつて福建省から移り住んだ中国人が設立した会館で、航海の守り神である天后聖母を祀る場所でもある。現在でも人々が集まる会館として活用されており、年中行事や祭りの際には特に多くの人々でにぎわう。

ホイアンの夜の観光の目玉といえばホイアン・ナイトマーケット。通りには、色とりどりのランタン、手作りの工芸品、アジアンテイストのファッションアイテムが並ぶ。ベトナム料理の屋台も充実しており、バインミーやフォー、ベトナム風パンケーキのバインセオなど、食欲をそそる香りが漂う。

ホイアンで地元の雰囲気を味わうならホイアン市場へ。市場南側には食料品店、ホアンジウ通り側の1階にはみやげ物店が集まっている。市場北側にはベトナム料理の屋台が並び、バインミー、フォーなどの屋台に加え、ホイアン名物の麺料理カオラウが手頃な価格で楽しめる。

ホイアンから少し足を延ばすと、1999年に世界遺産に登録されたミーソン遺跡がある。ミーソン遺跡はチャンパ王国の聖地だった場所で、4～13世紀にかけて建てられた遺構が残されている。遺跡群は、自然要因や戦争などの人為的要因で崩壊が進んでいるが、長い年月を刻んできた独特の雰囲気を漂わせている。

ホイアンは、その歴史的な町並みと多文化が融合した独特の雰囲気が魅力の町。夜はランタンの光に包まれて幻想的な空間が広がり、まるで絵本の中に迷い込んだような気分を味わえるだろおう。時間が許す限り、ホイアンの隅々まで散策し、その魅力を存分に味わってほしい。