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モロッコのおすすめ観光スポット10選!迷宮の町と砂漠の絶景を堪能しよう

地球の歩き方編集室

地球の歩き方編集室

更新日
2024年12月10日
公開日
2024年12月10日
©iStock

北アフリカで人気の観光地であるモロッコ。スークでカラフルな工芸品から自分好みの一品を探したり、マラケシュのジャマ・エル・フナ広場に夜になると現れる屋台街を楽しんでみよう。彫刻が美しいハッサン2世モスクも必見だ。また、モロッコ料理の代名詞であるタジン鍋を使った煮込み料理をはじめ、魅力的なグルメがめじろ押しだ。今回は、そんなモロッコを訪れるなら必見スポットを10ヵ所紹介する。モロッコならではの歴史や文化を存分に体感すれば、旅がより豊かなものになるはずだ。

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1.ジャマ・エル・フナ広場【マラケシュ】

©︎iStock

日が沈むとともに、ジャマ・エル・フナ広場は劇的に変貌する。昼間はスパイスやおみやげが並ぶ市場だが、夜になると一転して幻想的な雰囲気に。広場に次々と屋台が並び始め、ケバブやタジンの香りが漂ってくる。蛇使いや講釈師、音楽家たちが集まり、さながら祭りのように広場全体が活気づく。観光客はもちろん、地元の人々も一緒になって楽しむ独特の空間は、まさにモロッコの生きた文化そのものだ。

ジャマ・エル・フナ広場の詳細情報

住所
Place Jemaa el Fna, Marrakech

2.バヒア宮殿【マラケシュ】

©︎PIXTA

豪奢な庭園と精巧な装飾が施されたバヒア宮殿は、マラケシュでも人気の観光スポット。宮殿はかつて大宰相の私邸として19世紀に建てられたもので、カラフルなタイル、天井に描かれた細密画、豪華な彫刻が施された壁や柱など、もはや芸術品ともいうべき装飾が施されている。また、広大な庭園はオレンジやジャスミンの香りに包まれ、散策するだけで心癒やされる。

バヒア宮殿の詳細情報

住所
Palais de la Bahia, Marrakech
開館時間
9:00〜17:00
休館日
無休
料金
70ディルハム

3.ル・ジャルダン・スークレ【マラケシュ】

©︎iStock

マラケシュの喧騒から一歩離れたところにある庭園博物館のル・ジャルダン・スークレは、まさに都会のオアシスと呼ぶにふさわしい場所。古い宮殿を改修した博物館、手入れされた美しい庭園や噴水が訪れる者を癒やしてくれる。庭園内にはカフェやギャラリーも併設されており、カフェでミントティーを片手に静かなひとときを過ごしたり、モロッコの伝統工芸品や現代アートを展示しているギャラリーを楽しんだりするのもいい。

ル・ジャルダン・スークレの詳細情報

住所
Le Jardin Secret, 121 Rue Mouassine, Marrakesh
電話番号
524390040
開館時間
【2、10月】9:30~18:30、【3~9月】9:30〜19:30、【11~1月】9:30〜18:00
※最終入場時刻は閉館30分前まで
休館日
無休
料金
100ディルハム
公式ページ
https://www.lejardinsecretmarrakech.com/en/

4.ハッサン2世モスク【カサブランカ】

©︎iStock

大西洋の波打ち際にそびえるハッサン2世モスクは、カサブランカの象徴的存在だ。このモスクは世界でトップ10に入るほどの大きさを誇り、ミナレットの高さは200mに達する。近代建築技術と伝統的なイスラム建築が見事に融合しており、特に内部の装飾は目を見張る美しさ。ハッサン2世モスクは観光客にも門戸を開いており、内部を見学できるツアーが開催されている。

ハッサン2世モスクの詳細情報

住所
Mosquée Hassan Ⅱ, Boulevard de la Corniche, Casablanca
料金
モスク:140ディルハム
博物館:30ディルハム
公式ページ
https://www.fmh2.ma/

5.フェズのメディナ(フェズ・エル・バリ)【フェズ】

©︎iStock

ブー・ジュルード門をくぐると、迷路のような細い路地が複雑に絡み合うフェズのメディナ(フェズ・エル・バリ)が広がる。このエリアはユネスコの世界文化遺産にも登録されており、数百年の歴史を誇るタンネリ(革の染色工場)の独特な香りや、古びたモスクの厳かな雰囲気が漂う。見どころ満載だが、夢中になりすぎで迷ってしまわないように。

フェズのメディナ(フェズ・エル・バリ)の詳細情報

住所
Fes el-Bali, Fes

6.アイト・ベン・ハッドゥ【ワルザザート】

©︎iStock

アトラス山脈のふもとにあるアイト・ベン・ハッドゥは、クサルと呼ばれる要塞化(カスバ化)された村のひとつ。集落全体が赤土のカスバ(要塞)で構成されており、太陽の光を浴びると独特の赤茶色が一層鮮やかに映える。その姿から、最も美しいクサルのひとつといわれている。ユネスコの世界文化遺産にも登録されているが、映画『グラディエーター』や『ハムナプトラ2』など数多くの映画のロケ地としても有名。

アイト・ベン・ハッドゥの詳細情報

住所
Ait Ben Haddou, Ouarzazate

7.スペイン・モスク(ジャマ・ブザアファ)【シャウエン】

©︎iStock

ティスーカ山とメッグ山の山肌に広がる町シャウエンは、建物が青色で彩られた、どこを切り取っても写真映えする町。高台にあるスペイン・モスク(ジャマ・ブザアファ)は、シャウエンの町を一望できる絶景ポイントだ。特に夕暮れ時、青い家々や山々の壮大な景色は息をのむほど美しい。

スペイン・モスク(ジャマ・ブザアファ)の詳細情報

住所
Spainsh Mosque, Chefchaouen

8.ウダイヤのカスバ【ラバト】

©︎PIXTA

ラバトに位置するウダイヤのカスバ(要塞)は、ムワッヒド朝時代の城塞を利用して17世紀に建造された要塞で、まるで迷路のような狭い路地が続く。青い扉や壁に囲まれた美しい庭園や、オリーブの木が立ち並ぶ中庭を散策しながら、モロッコの独特な雰囲気を楽しむことができる。カスバの端にある展望台からは、ラバトの町や大西洋を一望できる。

ウダイヤのカスバの詳細情報

住所
Kasbah des Oudayas, Rabat

9.ムーレイ・イスマイル廟【メクネス】

©︎iStock

17世紀末~18世紀初頭にかけてモロッコを統治した王ムーレイ・イスマイルの遺体が安置されており、非ムスリムでも見学できる唯一の廟。当時の建築様式と豪華な装飾は見事で、廟の内部には繊細なタイルワークや壮麗な天井の彫刻が施されている。廟の周囲には静かな庭園が広がり、霊廟にふさわしい神聖で荘厳な雰囲気が漂っている。

ムーレイ・イスマイル廟の詳細情報

住所
Tombeau de Moulay Ismail, Meknès
開館時間
9:00〜18:30
休館日
金曜の午前中

10.ポルトガル都市(ポルトガルの貯水槽)【アル・ジャディーダ】

©︎PIXTA

1769年までポルトガルの支配下にあったアル・ジャディーダには、モロッコとヨーロッパの文化が交わった町並みが残されている。このポルトガル都市は、ユネスコの世界文化遺産に登録されており、特に注目すべきはポルトガルの貯水槽。ゴシック建築で造られた石柱が印象的な地下空間に天窓から光が差し込むと一層幻想的な雰囲気になる。

ポルトガル都市(ポルトガルの貯水槽)の詳細情報

住所
Cité Portugaise, El Jadida

まとめ

夜のマラケシュに現れる屋台街、カサブランカの壮麗なモスク、シャウエンの写真映えする青い町、特色のあるメディナなど、モロッコを訪れれば色彩豊かな絶景に出合えるだろう。また、アイト・ベン・ハッドゥやウダイヤのカスバといった、歴史を感じさせる観光スポットも点在している。歴史に触れ、文化を学び、そしてその美しさに感動する、そんな旅をモロッコで体験してみてほしい。

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