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2025年2月上旬よりグアムの税関申告書が完全電子化!制度概要と申告書作成方法を解説

地球の歩き方編集室

地球の歩き方編集室

更新日
2025年2月28日
公開日
2025年2月28日
©iStock

グアムでは、2025年2月4日より税関申告書が完全電子化されました。本記事では、税関申告書の完全電子化における重要ポイントを解説します。

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税関申告書の完全電子化の概要

2025年2月4日よりグアムの税関申告書が完全電子化され、グアムデジタル税関申告書(GUAM Electronic Declaration Form、EDF)というデジタルの申告書となりました。完全電子化における重要ポイントは下記の通り。

1.機内での紙の税関申告書の配布は廃止

2025年2月4日より機内での紙の税関申告書の配布は廃止されました。ただし、申告するものの有無にかかわらず税関申告書は必ず提出する必要があるため、入国審査前までに税関申告書を作成しなければなりません。

2.デジタル税関申告書はグアム到着日の72時間前から作成可能

デジタル税関申告書はグアム到着日の72時間前から作成可能なので、渡航前に余裕をもって作成することができます。

3.前もってデジタル税関申告書を作成し忘れてもグアム到着後に作成可能

前もってデジタル税関申告書を作成し忘れた場合でも、グアムの空港で税関申告書を作成することができます。グアム到着後、空港の手荷物受け取りエリアまで進み、電子申告用に設置されたWi-Fiに接続してデジタル税関申告書を作成、あるいは記入デスクで作成することができます。

4.1家族につき1申請までなら家族の代表者がまとめて申請可能

家族の代表者がまとめて申請することも可能。なお、「家族」とは、血縁、結婚、同棲または養子縁組により同世帯に住む人と定義されています。

5.税関申告は二次元バーコードを提示するだけ

デジタル申告書の作成が完了すると二次元バーコードが発行されるので、グアムに到着したらその二次元バーコードをグアム税関職員に提示して機械に読み取らせるだけ。空港到着後にわずらわしい手続きをする必要はありません。

デジタル税関申告書の作成方法

デジタル税関申告書の作成方法とその後の流れは、大まかに次のとおり。パスポートやフライト情報、ホテルなどの滞在先情報が必要になるため、準備しておきましょう。

1.グアム税関のホームページにアクセス

グアム税関のホームページにアクセスし、ページ中ほどにある「Guam Electronic Declaration Form」の項目から、PCで申請する場合は「Electronic Declaration Form for Desktop」をクリック、スマートフォンで申請する場合は「Electronic Declaration Form for Mobile」をタップ。
右上の「SELECT LANGUAGE」で日本語を選択すれば質問が日本語で表示されますが、入力は英語で行う必要があります。

2.申告書の入力画面へ

ページ下部の「申告書に回答する準備ができました」(I AM READY TO FILL OUT THE FORM)をクリックすれば、入力画面に進みます。

3.個人情報、到着情報を英語で入力

パスポート番号、氏名、グアム到着日、搭乗予定の航空会社/船舶会社と便名、出発国、居住地(国籍、居住地域)、生年月日、性別、グアムでの滞在先の住所とホテル名、旅の目的、自分を含む家族の人数を選択・入力。

4.来島情報を入力

滞在期間、グアムの訪問回数、オンラインで旅行の予約をしたか、旅行の予約をどのようにしたか(「旅行代理店」や「オンライン旅行サイト」などの選択肢から選ぶ)、滞在先のカテゴリー(「ホテル」や「貸別荘」などの選択肢から選ぶ)、旅行の目的(「観光/休暇」や「結婚式」などの選択肢から選ぶ)を選択・入力。

5.申告する物品を入力

申告の対象となる物品が表示されるので、その物品を持ち込む場合は「はい」、持ち込まない場合は「いいえ」にチェック。

6.二次元バーコードが発行

「Certification Statement」に記載された内容を読み、チェックボックスにチェックを入れ、「次に進む」をクリックすると二次元バーコードが発行されます。二次元バーコードは入国時に必要になるため、スマートフォンに保存しておくと便利。

7.入国時の対応

グアムに到着したら入国審査まで進み、審査官に二次元バーコードを提示し、機械でスキャン。問題がなければ、入国が許可されます。

まとめ

税関申告書の完全電子化により、手続きがよりスムーズになりました。準備万端でグアム旅行を楽しんでください!

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