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美しい自然の景色や絶品グルメを満喫できる、京都・奈良エリア。今回はそのなかでも、京都唯一の村であり、宇治茶の銘産地である京都・南山城村と、日本古来の歴史が詰まった奈良・天理市を訪れました。南山城村と天理市にあるフェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅ホテルを拠点に、豊かな自然やご当地グルメに心も体も満たされる、2泊3日の大人のウェルネス旅をご紹介します。
最終日は、歴史上の道で最古といわれる山の辺の道をウオーキング! 自然をたっぷりと満喫したあと、「道の駅 なら歴史芸術文化村」に戻り、文化財の貴重な修復現場を見学します。
朝ごはんは「フェアフィールド・バイ・マリオット・奈良天理山の辺の道」と地域の店とのコラボでつくられる朝食ボックス(要事前予約)。柿の葉寿司や奈良漬、西吉野産の小梅などが入った奈良づくしのメニューです。ゆったりとくつろげるロビーで、朝の時間を過ごすのがおすすめ。
ロビーには、奈良に関わりの深い写真や工芸品、書物が展示されています。また、ランプシェードのデザインは山の辺の道の山並みがモチーフとなっているなど、奈良を存分に感じられる空間が広がっています。
山の辺の道は、日本書紀にその名が残る、歴史に登場する道の中で最古といわれる道。今回は、年間を通して最も人が訪れる山の辺の道の「南ルート」の中でも、石上神宮~長岳寺までの約6kmの道のりを天理市のボランティアガイドと歩いていきます。
まずは、「フェアフィールド・バイ・マリオット・奈良天理山の辺の道」から車で5分ほどのところにある、スタート地点・石上神宮へ。石上神宮には3つの国宝があり、境内には神様のお使いとされるニワトリが放し飼いされています。
天理市は古墳の町でもあり、約1700の古墳があるといわれています。山の辺の道の道中には、前方後円墳や前方後方墳など数々の古墳があり、なかには全長約230mの古墳も! 松尾芭蕉が通った記録が残る「永山永久寺跡」や水の神が祀られている「夜都伎神社」、柿本人麻呂が妻を亡くした悲しみを詠んだ「柿本人麻呂の歌碑」など、古都・奈良の歴史をたどる史跡であふれています。また、地元の農家による新鮮な野菜や果物の販売もあり、地元の人々と触れ合う楽しさもあります。
今回のウオーキングコースのゴールである長岳寺。824年(天長元年)に空海が創建したといわれる歴史ある寺院で、日本最古の「阿弥陀三尊像」や「鐘楼門」などの重要文化財が見どころです。江戸時代初期に描かれ、毎年秋に開帳される「大地獄絵」もここでしか見られない注目の文化財。また、春は桜やツツジ、燕子花、秋は紅葉など、境内に咲く花々も美しく、四季折々の景色を楽しめます。
「洋食 Katsui」は、山の辺の道沿いにある「天理市トレイルセンター」に併設する洋食の名店。オーナーシェフは天理市出身で、地元の食材を使った定食やコース料理が人気です。店内には、奈良県のお土産コーナーや市の文化財を紹介する展示コーナーも設置されています。
今回は、「黒毛和牛ロースの網焼き」を注文。山椒のスパイシーな味わいと口の中に広がる肉のジューシーなうま味がダイレクトに伝わってきます。そのほか、エビフライやビーフシチューなどランチメニューは種類豊富! ウオーキングで疲れた体に、ごはんのおいしさが染み渡っていきます。
「道の駅 なら歴史芸術文化村」の「文化財修復・展示棟」では、日本で初めて4分野の文化財の修復工房を通年で公開しています。歴史的建造物、考古遺物、絵画・書跡等、仏像等彫刻の修復工房をガラス越しで見られるほか、パネルや映像を用いて修理の過程を分かりやすく解説。修理作業を実際に目で見ることで、文化財の持っている価値を次世代に継承していくことの大切さを実感することができます。
自然やご当地グルメ、歴史など、京都・奈良エリアの魅力を存分に満喫できる2泊3日の大人のウェルネス旅。地域ならではの体験を通して心も体もリフレッシュできたのはもちろん、地元の人と交流することでいっそうこの地域に愛着が湧き、旅が忘れられないものになりました。「フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅ホテル」を拠点にして、日本の知られざる魅力を発見する旅に出かけてみませんか?