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6月22日より、外務省が中東地域に関する注意喚起を発表しています。本記事では、その概要を解説します。
6月13日以降、イスラエルとイランの間の攻撃の応酬により多数の死傷者が発生しています。また、ヨルダンやレバノンなどでは空域や空港の閉鎖が発生し、フライトのキャンセルや遅延が発生しています。
さらに、6月22日、アメリカ合衆国のトランプ大統領は、米軍がイランの3つの各施設を攻撃したと明らかにしました。
イランは以前から、米国のいかなる軍事介入も取り返しのつかない損害を伴うことを知るべきであるという旨の発言をしており、今回の攻撃を受けてイラン外相は、イランは自国の主権、利益、国民を守るためのあらゆる選択肢を留保すると表明しています。
中東地域では、事態がさらに悪化する可能性を排除できないため、もし現地に滞在中の場合は複数の情報源から最新情報を確認し、安全確保に努めてください。現地で不測の事態に遭遇した場合は、現地の在外公館に連絡を。在外公館の連絡先リストは外務省の公式ページから確認できます。
2025年6月27日現在、外務省の注意喚起の対象となっている国・地域と、外務省が発表している危険レベルを記載します。情勢は刻一刻と変化しますので、最新情報を確認してください。
なお、レベル4は「退避勧告」、レベル3は「渡航中止勧告」、レベル2は「不要不急の渡航はやめてください」、レベル1は「十分注意してください」です。レベル4~2が出されている国・地域への渡航は控えましょう。
国・地域 | 危険レベル(2025年6月時点) |
アフガニスタン | 全土にレベル4 |
アラブ首長国連邦 | 全土にレベル1 |
イエメン | 全土にレベル4 |
イスラエル | 地域によりレベル4~3 |
イラク | 地域によりレベル4~2 |
イラン | 全土にレベル4 |
エジプト | 地域によりレベル3~1 |
エリトリア | 地域によりレベル4~2 |
オマーン | 全土にレベル1 |
カタール | 全土にレベル1 |
クウェート | 全土にレベル1 |
サウジアラビア | 地域によりレベル3~1 |
ジブチ | 地域によりレベル3~1 |
シリア | 全土にレベル4 |
スーダン | 全土にレベル4 |
トルコ | 地域によりレベル4~1 |
バーレーン | 全土にレベル1 |
パレスチナ | |
ヨルダン | 地域によりレベル2~1 |
レバノン | 地域によりレベル4~2 |