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ハワイのパンケーキが3000円!?「地球の歩き方」が教える物価高時代の旅の続け方

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地球の歩き方編集室

地球の歩き方編集室

更新日
2026年9月29日
公開日
2026年9月29日
©iStock

歴史的な円安と世界的なインフレにより、海外旅行にかかる費用はここ数年で大きく上がっています。現在では、ハワイのパンケーキが日本円に換算して3000円を超えることも、この時代を象徴する出来事のひとつ。そんな今だからこそ、「地球の歩き方」のバックナンバーを手がかりに「あの頃のハワイ」と「今のハワイ」を見比べながら、物価高時代でも旅を楽しみ続けるためのヒントを探ります。

今、海外旅行で起きていること

円安や世界的なインフレの影響で、航空券やホテル、食事代など、海外旅行にかかる費用は以前より高くなりました。旅を取り巻く環境は確かに変わっています。でも、旅の価値まで変わったわけではありません。今の価格を知り、情報を味方につけながら、自分なりの旅を組み立てる。そんな「物価高時代の歩き方」が、これからの旅には求められています。まずは、「地球の歩き方」のバックナンバーから、「あの頃のハワイ」を振り返ってみましょう。

「地球の歩き方 ハワイ」のバックナンバーを開いてみたら

2016〜2017年版の「地球の歩き方 ハワイ」のバックナンバーを開くと、当時のリアルな物価が記されていました。2026年の今、当時の数字を見比べてみると、旅を取り巻く環境がどれほど大きく変わってきたかがひと目でわかります。

比較項目 過去紙面(1ドル=約110円) 2026年のハワイ(1ドル=約160円)
定番パンケーキ 約10ドル(約1100円) 約20ドル(約3200円)
入場料 (ビショップ博物館) 22.95ドル(約2500円) 大人33.95ドル(約5400円)
宿泊費(中級クラス) 150ドル(約1万6500円) 300ドル(約4万8000円)
チップ(レストラン) 勘定書の15%前後 勘定書の20%前後

当時は1ドルが約110円だったため、名物のパンケーキは1000円台前半もあれば十分に楽しめる感覚でした。

一方、現在はパンケーキが20ドル近くする店も珍しくありません。さらに、円安の影響に加えて税金やチップを含めると、日本円での支払額が3000円を超えることも! 文化体験の拠点である「ビショップ博物館」の入場料や、旅のベースとなるホテルの宿泊費を見ても、インフレと円安を痛感せざるを得ません。

当時もハワイは決して安い旅先ではありませんでしたが、今その数字を見ると少し手頃にすら感じられます。ページをめくるたび、「あの頃に行っておけばよかったな」と思う人もいるかもしれません。

しかし、こうして過去と現在を見比べることで、私たちが生きる世界のスピード感が見えてきます。そして気づかされるのは、変わったのは「価格」であって、旅人をひきつけてやまないハワイの魅力は、今も変わらないということです。

※

地球の歩き方 ハワイⅠ オアフ島&ホノルル 2016~2017年版参照
地球の歩き方 ハワイ オアフ島&ホノルル 2025~2026年版参照

※

2016年、1ドルは約110円
2026年、1ドルは約160円

値段は変わっても、ハワイ旅の魅力は変わらない

©︎iStock

ワイキキの青い海や夕日、ダイヤモンドヘッドから望む景色、朝のビーチを吹き抜ける風。そうしたハワイならではの景色や空気は、時代や物価の変化に左右されることなく、今も昔も多くの旅人を魅了し続けています。

旅先で味わう非日常の時間や、新しい景色との出合い、自分自身を少し俯瞰して見つめ直せるひとときの価値は、物価や為替では計れません。「値段が変わったハワイ」と「変わらないハワイの魅力」の両方を意識することが、これからのハワイ旅を計画するうえでの出発点になります。物価が変わった今は、旅は「どれだけ使うか」ではなく、「何に価値を感じ、何にお金を使うか」を考える楽しみも生まれています。

ハワイが私たちにとって特別であり続ける理由

ハワイが長年にわたって多くの旅行者に選ばれ続けている背景には、時代が変わっても揺らがない魅力があります。物価や旅のスタイルが変化するなかでも、その本質的な価値は大きくは変わっていません。

初めての海外でも安心して楽しめる

©︎iStock

ハワイは、日本からの直行便が充実しており、フライト時間も比較的短いことから、海外旅行の入口として選ばれやすいデスティネーションです。空港から市内へのアクセスも分かりやすく、ワイキキを中心に観光インフラが整っているため、到着後の移動や滞在に不安を感じにくい環境が整っています。

また、日本語対応が可能なホテルや店舗も多く、言語面でのハードルが低い点も大きな特徴です。海外にいながらも自分のペースで旅を楽しめる安心感は、初めての渡航者にとって大きな魅力となり得ます。初めての海外旅行としてハワイが選ばれることが多いのは、こうした「安心して踏み出せる一歩」を支える土台が整っているからでしょう。

何度訪れても満足できるハワイの魅力

©︎iStock

ワイキキビーチやダイヤモンドヘッド、ノースショアといった定番のスポットは、誰もが一度は訪れる場所でありながら、決して飽きることはありません。朝のやわらかな光に包まれるビーチ、時間帯によって色合いを変える海、季節ごとに表情を変える自然など、同じ場所であっても、訪れるたびに新たな発見をもたらしてくれます。

さらに近年は、ローカルカルチャーに根ざしたカフェやショップ、ファーマーズマーケットなども充実し、過ごし方の選択肢は広がり続けています。定番と新しさが共存している点こそが、リピーターをひきつける理由のひとつ。「一度行ったら終わり」ではなく、「次は少し違うハワイを見に行きたい」と感じさせてくれる余白が、ハワイには常に残されています。

人生の節目にも旅先として選ばれ続けるハワイ

©︎PIXTA

ハワイは、新婚旅行や家族旅行、記念日、自分へのごほうびなど、人生の節目に寄り添う旅先として、多くの人の記憶に刻まれてきました。穏やかな気候と開放的な空気が、特別な時間を自然体で過ごせる舞台を作っています。

「新婚旅行で訪れた夫婦が子供を連れて再び訪れる」「親が旅した場所を、今度は子供が自分で歩く」そんなふうに、旅の思い出が世代を超えて受け継がれていくのも、ハワイならではの魅力です。一度の旅で終わるのではなく、人生の節目ごとに帰ってきたくなる場所。それが、多くの旅人にとってハワイが特別であり続ける理由なのかもしれません。

旅の満足度は「情報力」で差がつく

物価が上がった今だからこそ、旅は「どこにお金をかけ、どこを工夫するか」を考える時代になりました。そのために欠かせないのが情報収集。行きたい場所を探し、町歩きのルートを考え、おいしい店を見つける。そんな準備の時間もまた、旅の楽しみのひとつです。情報を集めるほど、自分らしい旅は組み立てやすくなります。

安い航空券を探す

©︎PIXTA

航空券は、旅行費用全体のなかでも大きな割合を占める要素。だからこそ、予約のタイミングや購入方法によって差が生まれやすい部分でもあります。航空会社のセール情報を定期的にチェックする、需要が落ち着くオフシーズンを狙う、数ヵ月前から早期予約を検討する、といった基本的な情報を押さえるだけでも、同じ路線で数万円単位の差が出ることは珍しくありません。

また、出発日や帰国日を数日ずらす、LCC(格安航空会社)の利用、直行便にこだわらず乗り継ぎ便も視野に入れるなど、柔軟な発想をもつことで選択肢はさらに広がります。検索比較サイトや価格アラートを活用しながら、「いつ」「どの経路で」向かうのが自分にとって最適なのかを見極めていくことが大切です。

現地の交通も使いこなす

現地での移動手段も、旅の快適さとコストに直結する要素です。ハワイでは公共バス「TheBus」の路線が充実しており、主要な観光地の多くをカバーしています。交通系ICカード「HOLO カード」を活用すれば、費用を抑えながらスマートに移動することが可能です。

さらに、「Uber」や「Lyft」といった配車サービスを組み合わせることで、時間帯や目的地に応じた柔軟な移動ができます。滞在スタイルによってはレンタカーが便利な場面もありますが、駐車場代や保険料を含めた総コストを考えると、必ずしもベストとは限りません。移動の選択肢を事前に把握しておくことで、無駄な出費を避けながら、自分の旅のテンポに合った足を確保できます。

ゼロダラーでハワイを満喫する

©︎PIXTA 無料で行けるココヘッド・トレイル

ハワイの魅力は、必ずしもお金をかけなければ味わえないものばかりではありません。無料で体験できるアクティビティとして、ビーチを散策する、サンセットを眺める、ショッピングセンターなどで開催されるフラショーを楽しむ、週末の花火を見る、こうした要素を1日の流れに組み込むことで、出費を抑えながらも充実感のある時間を過ごすことができます。

ポイントは、「お金を使う場面」と「使わない場面」を意識的に切り分けること。例えば、食事は一度だけ少し贅沢をし、そのほかは軽めに済ませるといったメリハリをつけることで、全体の満足度を維持しながら予算をコントロールできます。「無料の楽しみ方」をあらかじめリストアップしておくだけでも、現地での選択肢はグッと広がります。

ここでは、ハワイに行ったら絶対に外せない、最高の満足度を誇るゼロダラースポットを3つご紹介します。

絶景をごほうびにココヘッド・トレイルを歩く

©︎PIXTA

ココヘッド・トレイルは、かつて資材運搬用に使われていた鉄道のレール跡で、枕木状の階段を1000段以上ひたすら一直線に登っていくローカルにも大人気のトレイル。タフな道のりですが、1歩ずつ登りきった山頂のココヘッド・クレーターから見渡す、ハナウマ湾やワイキキの360度大パノラマはまさに息をのむ絶景。登山料などは一切かからず、自分の足と体力だけで手に入れられる、ハワイ最高峰の感動体験です。

無料フラショーをエンジョイ

©︎iStock

ハワイの風を感じながら本場の文化に触れるひとときも、実は無料で楽しめます。代表的なのが、ワイキキのクヒオ・ビーチで夕暮れ時に開催されるフラショー。波の音とハワイアンミュージックをBGMに、サンセットを眺めながら鑑賞する時間は、どんな高級ディナーにも負けない贅沢なひとときになります。ロイヤル・ハワイアン・センターなどの商業施設でも、無料のフラショーが定期開催されているので要チェックです。

ワイキキビーチの夜空を彩る花火

©︎iStock

毎週金曜日の夜、ワイキキの週末の始まりを告げるように打ち上げられる、ヒルトン・ハワイアン・ビレッジの名物花火。ホテルの敷地内に入らなくても、ワイキキ周辺ならどこからでも見ることができ、ワイキキビーチの砂浜にレジャーシートを敷いて座れば、そこがそのまま特等席になります。夜風に吹かれながら見上げる大輪の花火は、ハワイの夜を忘れられないものにしてくれる、最高のゼロダラーエンターテインメントです。

情報を集めるほど、旅は豊かになる

行き先や過ごし方を調べる時間は、そのまま旅の解像度を高めてくれます。どのエリアに滞在するのか、どの時間帯にどこを訪れるのか、何に価値を感じてお金を使うのか。そうした選択の積み重ねが、旅の個性を形作ります。また、ガイドブックや最新の現地情報、SNSや口コミなど、それぞれの情報を組み合わせながら、自分に合った旅を組み立てていく。その準備の時間もまた、旅の醍醐味です。

未来の旅は、今日から準備できる

©︎iStock

これからの時代は、旅の情報だけでなく「旅資金の準備」という視点も欠かせません。物価や航空券の価格が上がる今、出発直前に慌ててお金を用意するのではなく、数年先の旅を見据えて少しずつ準備していくことが、旅を続けるコツ。

その方法のひとつが、貯金だけに頼るのではなく、資産運用も活用しながら旅資金を育てていくという考え方。中長期で計画的に準備を進めることで、いつか行きたい場所は少しずつ現実の旅へと近づくかもしれません。情報を集めることと同じように、お金を準備する時間も旅の一部といえるでしょう。

まとめ

かつての「地球の歩き方」をひもとき、「あの頃のハワイ」と「いまのハワイ」を見比べると、パンケーキが3000円を超える時代になっても、旅人をひきつけるハワイの魅力は変わっていないことに気づきます。行き先を思い描き、ガイドブックをめくり、プランを練り、旅費を準備する。その積み重ねのすべてが、旅の時間です。物価が変わっても、旅へのワクワクは変わりません。情報を味方につけながら、自分らしいハワイ旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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