【世界遺産ランキング】地球の歩き方読者が選ぶ一番よかった世界遺産は?
2026.7.10
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世界には、人類共通の遺産として未来へ守り受け継ぐべき「世界遺産」が数多く存在します。壮大な自然や歴史ある建築、美しい町並みなど、その魅力はさまざまですが、「そもそも世界遺産とは何か」と疑問に思う人もいるのではないでしょうか。この記事では、世界遺産の種類や登録基準、日本にある世界遺産などを解説。「地球の歩き方 世界遺産ランキング」とあわせて読めば、それぞれの遺産の魅力をより深く楽しめるはずです!
世界遺産とは、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の「世界遺産条約」に基づき、人類共通のかけがえのない財産として「世界遺産リスト」に登録された文化財や自然環境などのこと。登録されるためには、世界中の人々にとって守り受け継ぐ価値があると認められる「顕著な普遍的価値」を備えていることが条件となります。
世界遺産条約の正式名称は「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」であり、貴重な文化遺産や自然遺産を損傷や破壊などの脅威から守り、次世代へ継承するために1972年に採択されました。1978年には最初の12件が世界遺産として登録され、現在も世界各地で新たな世界遺産の登録が続いています。
世界遺産は、その価値や特徴によって「文化遺産」「自然遺産」「複合遺産」の3つに分類されています。
文化遺産は、人類の歴史が生み出した建造物や遺跡、自然とともに作り上げる文化的景観などのこと。寺院や教会、古代遺跡などが含まれ、登録基準(後述)の(i)~(vi)のいずれかひとつ以上が認められている遺産です。
自然遺産は、地球の生成や動植物の進化を示す地形や景観、生態系、絶滅のおそれがある動植物の生息地などのこと。手つかずの自然が残る森林や山岳地帯、サンゴ礁、国立公園などが含まれ、登録基準の(vii)~(x)のいずれかひとつ以上が認められている遺産です。
複合遺産は、文化遺産と自然遺産の両方の価値を兼ね備えた遺産。歴史や文化と、豊かな自然環境が一体となって評価され、登録基準の(i)~(vi)のいずれかひとつ以上及び(vii)~(x)のいずれかひとつ以上が認められる必要があります。
世界遺産に登録されるための共通基準に、人類共通の遺産として未来へ守り受け継ぐべきという「顕著な普遍的価値」があります。そのほか、以下10つの登録基準があり、このうち少なくともひとつ以上を満たす必要があります。
世界遺産の価値を評価する際には、「真正性」「完全性」「文化的景観」という概念も重要なポイントになります。これらは世界遺産の登録や保全を考えるうえで欠かせない考え方であり、それぞれ異なる視点から遺産の価値を支えています。
おもに文化遺産に求められる概念で、建築物や景観などが本来の姿や歴史的価値をどれだけ保っているかを示します。形状や意匠、素材、用途、機能などで、それぞれの文化的背景の独自性や伝統が継承されていることが求められます。
すべての世界遺産に求められる概念。予算や保全計画、十分な広さなど、世界遺産の顕著な普遍的価値を構成するための要素がすべて含まれ、長期的な保護のための法律などの体制も整えられていることが必要となります。
人間社会が自然環境による制約の中で、社会的、経済的、文化的に影響を受けながら進化してきたことを示す遺産に認められます。文化的景観には、自然の景観と人口の景観どちらも含まれる点が特徴です。
そのほか、「世界遺産リストにおける不均衡の是正及び代表性、信用性の確保のためのグローバル・ストラテジー」、文化や歴史的背景、自然環境などが共通する資産をひとつの世界遺産として登録する「シリアル・ノミネーション・サイト」、国境線を越えて存在する遺産を複数の国で協力して守る「トランスバウンダリー・サイト(国境を越える遺産)」など、世界遺産にはさまざまな概念があります。
2026年7月現在、日本の世界遺産には文化遺産と自然遺産があり、合わせて26件登録されています。日本の世界遺産は以下のとおり。
■日本の文化遺産
■日本の自然遺産
2026年7月下旬に韓国の釜山で開催されるユネスコ世界遺産委員会で、日本の奈良県にある「飛鳥・藤原の宮都」の登録が検討されている
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