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大西 由美子
2004年からアイ・シー・ネットで勤務。南アフリカの農村開発に1年半従事したのち、インドへ異動。現在はフィリピンのフードバリューチェーン改善プロジェクトに携わっており、園芸作物の安定的生産・流通、付加価値向上や消費促進を目指している。
仕事柄、年に数回フィリピンを訪れている筆者。普段は首都マニラのあるルソン島での活動が中心ですが、今回は野菜や果物の商品開発研修と「野菜会議」に出席するため、ミンダナオ島南部の都市ダバオを訪れました。滞在中に体験したダバオ最大のお祭り「カダヤワン」の熱気や、特産のドリアンをはじめとするトロピカルフルーツ、そして港町ならではの絶品マグロ料理など、旬の魅力が詰まったダバオの楽しみ方をご紹介します。
ダバオを訪れた8月はちょうど、ダバオ最大のお祭り、カダヤワン(Kadayawan)の真っ最中でした。毎年8月に開催されるこのお祭りは、収穫とダバオに暮らす多様な民族文化を祝う目的で開催されます。
開催期間中は、ダバオの至るところで沢山のトロピカルフルーツが販売され、さまざまな催しが行われています。目玉はいくつかあるのですが、ひとつはラモン・マグサイサイ公園に設置されている文化村です。ここには年間を通じて、ダバオで生活する多様な民族の伝統家屋が実物大の模型として設置されており、入場料無料で10以上の特殊な建造物を見学することができます。カダヤワンの期間中はここで、民芸品の販売や民族舞踊が披露されます。ダバオに住む多様な民族について知り、彼らの伝統文化に触れるにはうってつけの場所です。
■ラモン・マグサイサイ公園
住所:5 Ramon Magsaysay Ave, Poblacion District, Davao City
入場料:無料
営業時間:4:00~22:00
定休日:なし
カダヤワンの最大の見どころは、ダンスパレードです。週末の早朝に始まるこのパレードでは、5~6時間にわたりミンダナオ各地から参加する学校や民族団体が、歌い踊りながら、大通りを練り歩きます。各団体のパレードへの出し物がコンペにもなっているので、各団体かなりの熱が入っています。熱帯の島ミンダナオならではの果物をモチーフにした衣装をまとったグループや、ミンダナオの自然を表現したグループなど、見所満載です。
ダンスパレードはルートが変更になる場合もあります。最新情報は公式サイトにてご確認ください。
果物の王様ドリアン。 強烈な臭いがあることで有名なこの果物、実はダバオが名産地なのです。カダヤワンが開催される8月はは、ドリアンの収穫期でもあり、町の至る所でドリアンが売られています。独特な臭いが苦手な方も、ドリアンを原料に使ったキャンディーやアイスなど、試しやすい形のドリアン商品が豊富なので、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
筆者のように、ドリアンはどうしても無理という方はそれ以外の果物もいっぱいあるので、ご心配なく。新鮮でそのまま食べる果物がおいしいのはもちろん、ダバオを始めミンダナオ島では、果物を加工した商品開発も盛んに行われています。
なかでも筆者がおすすめなのはパッションフルーツワインです。商品開発の研修に参加していた生産者が商品化したもので、今はフィリピン国内のみで販売されているのですが、とてもフルーティで飲みやすいワインです。いつかこのワインが手軽にマニラや日本でも手に入るようになるといいなと思います。
■MACO Rabbit Raisers Cooperative(パッションフルーツ・ワインの生産者団体)
URL:https://www.facebook.com/macorabbitraisers
最後に、ダバオでおすすめのレストランの紹介です。
先述のラモン・マグサイサイ公園から徒歩数分のところにあるLuz Kinilaw Inihaw Placeというマグロ(ツナ)料理のお店です。港町のダバオはマグロをはじめとしたシーフード料理が有名で、ここではマグロの色々な部位を炭火焼きでいただけるほか、フィリピンを代表するスープ、シニガンにもマグロが入っています。また新鮮な魚介類を酢やカラマンシーなどの柑橘類、タマネギで和えたフィリピン風の生魚サラダ、キニラウも絶品です。マグロ三昧を楽しみたい方はぜひお試しあれ。
■Luz Kinilaw Inihaw Place
住所:3JFF+5CH, Salmonan Quezon Blvd, Poblacion District, Davao City
営業時間:7:00~21:00
定休日:日曜日
豊かな自然と多様な民族文化が息づくフィリピンのダバオ。活気あるお祭りやフレッシュな果物、絶品シーフードなど、ここでしか味わえない魅力が満載です。次のフィリピン旅行では、ひと味違う体験ができる南国の町、ダバオへ足を伸ばしてみませんか?
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