
ヨルダン唯一の港湾都市、アカバの発展を支える日本の協力
2024.10.30
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ヨルダンの歩き方
ヨルダンには、古代遺跡から雄大な自然まで、旅行者を飽きさせない要素が詰まっている。特に有名なのが、世界遺産のペトラ遺跡。赤い岩肌に彫り込まれた芸術的な建造物は、息をのむ美しさだ。また、死海やワディ・ラムといった自然の奇跡もヨルダンを代表する観光地として名高い。また、伝統的なヨルダン料理もぜひ味わいたいところ。例えば、ラム肉を使ったマンサフや、ひよこ豆をペーストにしたホンモス(フムス)は、ヨルダンの食文化を象徴する一品だ。訪れる人々にとって、この国は未知の発見と驚きに満ちた旅先であり、何度でも訪れたくなる場所だ。
奇岩砂漠ワディ・ラムは、まるで別の惑星にいるかのような光景が広がる。広大な砂丘と赤い岩山が織りなす風景は、さながら映画のセットのよう。ここでは、四輪駆動車での砂漠ツアーや、テントに泊まりながらの星空観察がおすすめだ。無限の星々が輝く夜空の下、冷涼な夜風に包まれながら過ごす砂漠のひとときは、特別な体験となるだろう。
ヨルダンの死海は、地球上で最も低い所に位置する塩湖。塩分濃度が非常に高いため、誰でも簡単に浮かぶことができるユニークな場所だ。また、死海の泥は美容効果が高いとされ、泥を使ったスパ体験も人気。青い空と対照的な白い塩の結晶が広がる景色も、ここならでは。死海周辺にはスパリゾートもあり、極上の癒しの時間を提供してくれる。
ローズ・レッド・シティとも称されるペトラ遺跡は、ヨルダン観光のハイライト。紀元前1世紀~紀元後1世紀にかけて築かれたナバタイ人の首都の遺跡であり、巨大な岩に彫られた神殿や王家の墓が点在する。シーク(岩の峡谷)を抜けた先に現れる宝物殿エル・ハズネは、ペトラの象徴ともいえる壮麗な建造物だ。朝日が差し込む時間帯に訪れると、岩肌がピンク色に輝き、一層その美しさが際立つ。
首都アンマンの歴史は古く、旧市街にはローマ時代やオスマン帝国時代の遺跡や建造物が残され、変遷を肌で感じることができる。一方で、新市街にはモダンなカフェやショッピングモールが建ち並び、活気ある都市の顔を見せてくれる。アンマンのカフェ文化は特に人気があり、地元の人々との交流を楽しみながら、ヨルダン流のコーヒーやスイーツを味わうのもおすすめだ。
伝統的なヨルダン料理を楽しむことも欠かせない。特に、国民食ともいえるマンサフは絶対に試しておきたい一品。軟らかく煮込んだラム肉にヨーグルトソースをかけ、コメやパンと一緒にいただく料理で、おもてなし料理として祝祭や特別な場で食べられる。また、食卓にはホンモス(フムス)やファラーフェルといった伝統的な料理が並び、シェアしながら食べるのが一般的。レストランや食堂でぜひ堪能してほしい。