リトアニアの気候と季節ごとの服装
2024年4月10日
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リトアニアの歩き方
バルト三国のひとつであるリトアニアは、歴史と自然が交錯する魅力的な国だ。中世の町並みが残る首都ヴィリニュスや、緑豊かな森林と湖が広がる自然公園など、多彩な魅力が詰まっている。ユネスコ世界遺産にも登録された旧市街や、独自の文化を色濃く残す伝統的な村々を訪ねれば、まるで中世の世界に迷い込んだかのような感覚になる。また、リトアニアは、ジャガイモやキノコなど自然の恵みを使った料理がいっぱい。近年、国全体に広がるカフェ文化も見逃せない。
リトアニアの豊かな自然を満喫するなら、まずはトラカイ歴史国立公園へ。湖に浮かぶ美しい中世の城は、まるで絵本の世界に迷い込んだかのよう。周辺の湖ではボート遊びやカヤックを楽しむことができ、自然と歴史が融合した景観を心ゆくまで堪能できるだろう。
ユネスコ世界遺産にも登録されているヴィリニュス旧市街は、中世からの建造物が残されている。特に、壮麗な聖アンナ教会の美しいゴシック様式は必見。石畳の道を歩きながら、リトアニアの歴史に触れるひとときを過ごしてみよう。
リトアニア料理は、地元の食材を活かした独特の風味が魅力。まずは、ツェペリナイを試してみよう。これはジャガイモをベースに肉やカッテージチーズを詰めた団子で、一度食べたら忘れられない味。ピンク色が鮮やかな冷製ビーツスープのシャルティバルシチェイや、地元産の蜂蜜を使ったデザートもぜひ堪能しよう。
ヴィリニュスのアートシーンは特に活気があり、町なかにある数多くのギャラリーや美術館で、リトアニアの現代アートや伝統工芸に触れることができる。また、ヴィリニュス郊外には、自然と芸術が調和した野外美術館ヨーロッパ・パークがあり、100以上の彫刻やオブジェが森の中に点在し、地図をたどりながら作品を楽しむことができる。
シャウレイ近郊にある十字架の丘には、大小無数の十字架が建ち並び、圧倒的な存在感を放っている。ここは1831年に処刑や流刑にされた人々の鎮魂のために建てられたことに始まり、それからは抑圧された民族、宗教の象徴として扱われてきた。ロザリオは入口で売られているので、記念に残していくこともできる。