50オトコの50日間世界一周。地球のまわり方! 第4回 チュニジア~日本帰国編
2020.1.18
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旅行・観光の基本情報
チュニジアの歩き方
チュニジアは、北アフリカに位置する地中海に面した国。アラブと地中海文化が交錯するこの地には、歴史的な遺産と自然の美が溢れている。まず訪れるべきは首都チュニスのアラブ旧市街(メディナ)。迷路のように入り組んだ路地には、伝統的なバザールや歴史的な建造物が点在しており、異国情緒あふれる雰囲気を楽しめる。世界遺産のカルタゴ遺跡やバルドー博物館を巡り、古代ローマやフェニキア時代の歴史に触れるのもおすすめだ。また、時間に余裕があれば足を延ばしてサハラ砂漠での探検に出かけるのもいい。広大な砂丘が広がる砂漠でのキャメルライドやキャンプは、一生の思い出になるはずだ。
チュニスの旧市街(メディナ)は、アラブの歴史と文化が色濃く残る場所。細い路地が迷路のように入り組み、歩くだけで異国情緒を存分に味わえる。バザールにはお土産にぴったりなカラフルな手工芸品やスパイスがところ狭しと並んでおり、商人たちと交渉しながら巡るのが楽しい。また古い建物やモスクを訪れ、歴史に触れながら歩くと、その街の息遣いが聞こえてくるようだ。特にジャマー・ジトゥーナ(大モスク)の周辺は、観光客だけでなく地元の人々も行き交うエリアで、チュニスの日常を垣間見ることができる。時間を忘れてさまよううちに、旧市街のエキゾチックで深い魅力に引き込まれるだろう。
チュニス近郊にある世界遺産カルタゴ遺跡は、古代フェニキア人が築いた都市。その壮大な歴史を物語る数々の遺跡が残っているため、まるでタイムスリップしたかのような感覚に陥る。かつて地中海の覇者として君臨したカルタゴの栄華に思いを馳せながら歩きまわってみよう。古代ローマ時代の浴場跡アントニヌス浴場や、古代カルタゴの城砦が築かれていたビュルサの丘からは、かつてのカルタゴがどれほど壮大だったかを想像できるだろう。歴史ファンにとってはもちろん、そうでない人にとっても、この遺跡のスケール感と歴史の重みには圧倒されるはずだ。
チュニジア南部に広がるサハラ砂漠は、広大な砂丘と静寂が特徴的な場所。サハラ砂漠の玄関口であるドゥーズでは、ラクダに乗って砂漠を進むキャメルライドが人気のアクティビティとなっている。広大な砂漠の中をラクダに揺られながら進むと、心が解放される感覚を味わえる。夕方には赤く染まる砂丘に沈む夕日を見ることができ、その美しさには息を呑むだろう。また夜には満天の星空が広がり、キャンプをしながら焚火を囲めばきっと特別なひとときになるはずだ。
チュニス近郊にあるシディ・ブ・サイドは、チュニジアンブルーが美しい地中海の街。丘の上に位置するこの街からは、青く広がる海を一望でき、その景色はまるで絵画のよう。アーティストや作家たちに愛されてきたこの場所では、カフェに座って地中海の風を感じながらゆっくりとした時間を過ごすのがおすすめだ。特にシディ・ブ・サイドのシンボル的なカフェ「カフェ・デ・ナット」は絶景スポットとして有名で、名物の松の実入りミントティーを片手にその風景を楽しむことができる。カフェの近くには街の名物スイーツ、バンベローニを出す店があるので、食べ歩きしながらこの美しい街を散歩してみよう。
チュニジアでは、地元の豊かな資源を活かしたタラソ&スパ施設が多数存在する。地中海の海水やミネラルを使用したトリートメントは、心身をリフレッシュさせる効果が高いと評判だ。温泉や泥パックなど、伝統的な療法も体験できるタラソ&スパでのひとときは、チュニジアならではの自然の恵みと贅沢なリラクゼーションを同時に味わえる、特別な時間になること間違いなし。半日~1日時間を取って、旅の疲れを癒してみよう。
チュニジア共和国
約16万3610平方キロメートル
約1246万人
チュニス
イスラム教スンニ派。ごく少数だが、その他ユダヤ教やイスラム教シーア派、キリスト教も。
公用語はアラビア語。フランス語も広く使われる。
日本からチュニジアへの直行便はないため、ドバイやイスタンブールなどでの乗り継ぎが一般的。フライト時間は乗り継ぎ時間を含め、約15〜18時間程度。
沿岸部は地中海性気候で、夏は暑くて雨が少なく、冬は比較的温暖だが雨が降る。夏でも朝晩は冷え込むことがある。また内陸部は大陸性気候で、日中は暖かく朝夕は冷える。訪れる際には時期に関わらず上着を持っておくと安心。
チュニジアでは、夏季と冬季で営業時間が異なることが多い。夏季は昼間の暑さを避けるため、昼休みが長く、営業時間が遅くなる傾向がある。
日本との時差は-8時間。チュニジアではサマータイムは実施されていないため、年間を通じてこの時差が適用される。
チュニジアの祝祭日はイスラム暦に基づくものが多い。
※★印はイスラム暦に基づく祝祭日で、日付が毎年変動する。正確な日付は当日近くにならないと発表されない。
チュニジアではチップは必須ではないが、感謝の気持ちとして渡すのが一般的だ。ホテルのポーターには1~2ディナール、ルームサービスやメイドには1ディナール程度、レストランでは料金の約10%が目安。4WDを1日チャーターする場合はドライバーに10〜20ディナール、ガイドには20ディナール程度を渡すとよい。もちろん、チップはあくまで任意であり、サービスに不満があれば渡さなくても構わない。
生水には十分注意すること。滞在中はミネラルウォーターを飲むことを推奨する。ペットボトルのミネラルウォーターは、スーパーマーケットや宿泊施設で手軽に購入可能で、価格は0.6〜1.5ディナール程度。
チュニジアでは、多くの商品やサービスに付加価値税(19%)が含まれている。特に観光業界では、料金に税金が含まれている場合が多い。
チュニジアの治安は比較的安定しているが、海辺のエリアではスリなどの軽犯罪が発生することがあるため、注意が必要だ。特に人混みや観光客が集まる場所では、貴重品をしっかり管理することが重要。日本大使館はチュニスにあり、万が一のトラブルの際には連絡を取ることができる。
チュニジアでのレンタカー利用には、25歳以上であることが求められる。また、レンタル時にクレジットカードの提示が必要となる場合が多い。トラブルを避けるためにも、事前に確認しておくことが望ましい。
チュニジアの度量衡は日本と同じメートル法を採用しており、長さはメートル、重さはグラム、液体はリットルで計量される。服のサイズ表記はヨーロッパと同じ。