オーストラリアの主要都市は?都市ごとの特徴や気候、観光スポットを解説

地球の歩き方編集室

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更新日
2025年11月6日
公開日
2025年11月6日
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オーストラリアには、個性豊かな都市が点在しています。国際都市シドニーをはじめ、文化の中心地メルボルン、オーストラリア第3の都市ブリスベン、自然豊かなパースなど、都市ごとに異なる魅力を楽しめます。この記事では、オーストラリアを代表する4つの都市の特徴と見どころを紹介します。オーストラリア旅行の計画を立てる際に、ぜひ参考にしてみてください。

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オーストラリアのおもな都市

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オーストラリアには、その土地の歴史や文化、自然を感じられる都市が点在しています。行政区分は6つの州と2つの準州に分けられ、そのなかに市や町などが存在します。オーストラリアの主要な都市は以下のとおりです。

都市名 州名
シドニー ニューサウスウェールズ州
メルボルン ビクトリア州
ブリスベン クイーンズランド州
パース 西オーストラリア州

オーストラリア最大の都市「シドニー」

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シドニーはオーストラリア最大の都市で、都会的な雰囲気と豊かな自然が調和する国際都市。シドニー湾に浮かぶオペラハウスと湾を挟んで南北に架かるハーバーブリッジは、町のシンボルとして親しまれています。また、町には歴史的なエリアや緑豊かな公園、少し足を延ばせばビーチや国立公園などがあり、見どころが点在しています。ショッピングエリアやグルメも充実し、多様な楽しみ方ができます。

シドニーの基本情報

都市名
シドニー
面積
約1万2368平方キロメートル
日本からの直行便
あり(約10時間)
日本との時差
+1時間(サマータイム期間中は+2時間)

シドニーの気候とベストシーズン

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シドニーは日本と正反対の四季が巡る温帯地域で、春が9~11月、夏が12~2月、秋が3~5月、冬が6~8月になります。夏は日差しが強く、気温が30度近くまで上がる日もあります。冬の冷え込みは比較的落ち着いており、氷点下になることはほとんどありません。

シドニー観光のベストシーズンは春から秋。さわやかな気候で、屋外での観光に適しています。

シドニーの空港と市内へのアクセス方法

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シドニー近郊にはシドニー国際空港があります。日本から直行便が運航しており、所要時間は約10時間。

シドニー国際空港からシドニー市内までは、電車やシャトルバス、タクシーなどで移動可能です。

シドニーのおすすめ観光スポット

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シドニー・オペラハウス

シドニー・オペラハウスは、世界文化遺産にも登録されているシドニーを象徴する建造物。ヨットの帆をイメージしたユニークな外観が特徴で、内部ではオペラやバレエ、コンサートなど多彩な公演が行われています。シドニー湾を望む絶好のロケーションも魅力で、昼と夜で異なる美しさを楽しめます。

シドニー・ハーバーブリッジ

シドニー・ハーバーブリッジはシドニー湾を挟んで南北に架かる橋で、シドニー・オペラハウスと並ぶ町のランドマーク。橋からはシドニー湾や町並みを一望でき、特に夕暮れ時や夜景は格別の美しさです。巨大なアーチを登りながら絶景を楽しめるツアーも人気を集めています。

クイーン・ビクトリア・ビルディング

クイーン・ビクトリア・ビルディングは、1898年に建てられたビクトリア様式の建物で、ステンドグラスや吹き抜け天井などが美しいショッピングモール。館内にはブティックやギフトショップなど多彩な店舗が並び、ショッピングを楽しめます。北側にある世界最大のつり時計も必見!

文化の中心地「メルボルン」

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メルボルンは、南東部に位置するオーストラリア第2の都市。近代建築と歴史的建築物が調和した町には、洗練されたカフェやレストランが立ち並び、オーストラリアのカフェ文化を体験できます。また、アートやファッションなどの文化の中心地でもあり、さまざまなフェスティバルが開催されるなど、活気にあふれています。ペンギンが生息するフィリップ島や景勝地グレートオーシャンロードといった郊外の観光スポットへの拠点としても便利。

メルボルンの基本情報

都市名
メルボルン
面積
約9993平方キロメートル
日本からの直行便
あり(約10時間30分)
日本との時差
+1時間(サマータイム期間中は+2時間)

メルボルンの気候とベストシーズン

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メルボルンは日本と正反対の四季が巡る温帯地域で、春が9~11月、夏が12~2月、秋が3~5月、冬が6~8月になります。夏は日差しが強く、気温が30度近くまで上がる日もあります。冬は冷え込むため、コートやジャケットなどの防寒着が必要です。また、メルボルンは1日に四季があると表現されるほど気温の変化が激しいのが特徴。寒暖差に対応できるよう、羽織るものを持ち歩くとよいでしょう。

メルボルン観光のベストシーズンは春と秋。さわやかな気候で、屋外での観光に適しています。

メルボルンの空港と市内へのアクセス方法

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メルボルン近郊にはメルボルン国際空港があります。日本から直行便が運航しており、所要時間は約10時間30分。

メルボルン国際空港からメルボルン市内までは、シャトルバスやタクシーで移動可能です。

メルボルンのおすすめ観光スポット

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フェデレーションスクエア

フェデレーションスクエアは、メルボルンのシンボルであるフリンダーズ・ストリート駅の前にある広場で、斬新で個性的なデザインの建築物が広場を囲んでいます。美術館やカフェ、レストランなどが集まっており、地元の人や観光客が集うにぎやかな雰囲気が魅力で、メルボルンの文化を体感できるスポットです。

ビクトリア州立図書館

ビクトリア州立図書館は、1854年に開館したオーストラリア初の公共図書館。4階分をつらぬく吹き抜けのラ・トローブ・リーディングルームの美しさから、「世界の美しい図書館」として注目を集めています。蔵書数は200万冊以上にのぼり、キャプテン・クックの手記など貴重な書籍が並びます。

セントポールズ大聖堂

セントポールズ大聖堂は、町の中心にそびえる壮麗な大聖堂。ビクトリア州を代表する英国国教会で、メルボルンの3大ゴシック建築のひとつとされています。重厚感のある外観はもちろん、内部の装飾やステンドグラスも美しく、訪れる人を魅了します。

オーストラリア第3の都市「ブリスベン」

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ブリスベンはオーストラリア第3の都市であり、温暖な気候と自然豊かな環境が魅力。町の中心を流れるブリスベン川沿いには、美しい建物やレストラン、ショップなどが並び、開放的な雰囲気を楽しめます。市内には広大な庭園もあり、町と自然が融合した景観も魅力です。また、近郊には人気リゾート地ゴールドコーストやサンシャインコーストなどがあり、日帰り旅行やアクティビティの拠点としても便利。

ブリスベンの基本情報

都市名
ブリスベン
面積
約1万5826平方キロメートル
日本からの直行便
あり(約9時間)
日本との時差
+1時間

ブリスベンの気候とベストシーズン

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ブリスベンは亜熱帯性気候に属し、1年を通じて温暖で過ごしやすいのが特徴。夏は、気温が30度前後まで上がり、降水量が最も多い季節となります。冬は平均気温10〜20度前後と、温暖で過ごしやすい日が続きます。

ブリスベン観光のベストシーズンは春と秋。穏やかな気温で、町歩きや屋外での観光に最適です。

ブリスベンの空港と市内へのアクセス方法

©︎iStock

ブリスベン近郊にはブリスベン国際空港があります。日本から直行便が運航しており、所要時間は約9時間

ブリスベン国際空港からブリスベン市内までは、バスや電車、タクシーなどでアクセスできます。 

ブリスベンのおすすめ観光スポット

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サウスバンク・パークランド

サウスバンク・パークランドは、1988年のエキスポ跡地を利用した公園で、市民の憩いの場として親しまれています。中心には人工ビーチのストリーツビーチがあり、都会にいながら水遊びやリゾート気分を楽しめると人気のスポット。レストランやフードコートなども充実しており、多くの人でにぎわいます。

ローンパイン・コアラサンクチュアリ

ローンパイン・コアラサンクチュアリは、シティ南西約11kmにある世界最大かつ最古のコアラ園。園内に飼育されているコアラの頭数は国内随一で、コアラを抱っこして記念撮影できるほか、カンガルーやウォンバットなどオーストラリア特有の動物とも出合えます。動物好きはもちろん、家族連れも楽しめるスポット。

ブリスベン博物館

ブリスベン博物館は、ブリスベン・シティホール内にある博物館。ブリスベンの歴史や多様性などをテーマにした展示が行われ、無料のツアーも開催されています。シティホール・ツアーで館内を巡ったり、シティホール時計台ツアーで高さ76mの展望台からブリスベンの美しい町並みを一望したりすることができます。

自然が豊かな「パース」

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パースは西オーストラリア州の州都であり、雄大な自然と近代的な都市の魅力が融合した町。インド洋に面した美しいビーチではサーフィンや散歩が楽しめ、透き通った海の景色が訪れる人を魅了します。市内中心部にはモダンな高層ビルが立ち並ぶ一方で、郊外にはワイナリーや自然の神秘を感じるピナクルズ、クウォッカが生息するロットネスト島などがあり、オーストラリアの大自然を間近に感じられるのも魅力です。

パースの基本情報

都市名
パース
面積
約5386平方キロメートル
日本からの直行便
あり(約10時間)
日本との時差
-1時間

パースの気候とベストシーズン

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パースは日本と正反対の四季をもつ温帯地域で、春が9~11月、夏が12~2月、秋が3~5月、冬が6~8月になります。夏は暑く乾燥しており、雨は少ない傾向です。冬の平均気温は8〜19度で、比較的降水量が増えます。

パース観光のベストシーズンは春と秋。過ごしやすい気温で、屋外での観光や町歩きに適しています。

パースの空港と市内へのアクセス方法

©︎iStock

パース近郊にはパース国際空港があります。日本から直行便が運航しており、所要時間は約10時間。

パース国際空港からパース市内までは、電車やタクシーなどで移動可能です。

パースのおすすめ観光スポット

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キングスパーク

キングスパークは、パース市内とスワン川を一望できる緑豊かな公園。市内から車で5分という立地ながら、多種多様な植物や野生動物が保護されています。遊歩道も整備され、散策やピクニックなどを楽しみながら癒やしのひとときを過ごせます。

サンセットコースト

サンセットコーストは、パース郊外の北に続くインド洋岸で、美しい夕日を見渡せることから、通称サンセットコーストと呼ばれています。白い砂浜や透明度の高い海が広がり、サーフィンやビーチ散策、ピクニックなどさまざまな過ごし方を楽しめます。

ベルタワー

ベルタワーは町のランドマークとして人気の観光スポット。ユニークなガラス張りのデザインが特徴で、内部にはロンドンのセントマーチン・イン・ザ・フィールド教会から寄贈された17個のベルが収められています。展望デッキからはスワン川や市街地を一望できます。

まとめ

この記事では、オーストラリアの主要4都市の特徴や見どころをご紹介しました。旅の目的に合わせて訪れる都市を選べば、オーストラリア旅行はより充実したものになるはずです。本記事を参考に、ぜひオーストラリア旅行を計画してみてはいかがでしょうか?

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