【2025年版】バルセロナ・エル・プラット空港からバルセロナ市内のアクセス方法4選！料金や所要時間を解説

バルセロナ・エル・プラット空港（BCN）は、バルセロナ中心部から南西約13kmに位置し、マドリード・バラハス空港に次ぐ、国内で2番目に大きな国際空港。日本からバルセロナ・エル・プラット空港への直行便は運航していないため、ヨーロッパや中東、アジアの都市で乗り継ぐルートが一般的です。

バルセロナ・エル・プラット空港には、ターミナル1（T1）とターミナル2（T2）のふたつのターミナルがあり、さらにT2はA、B、Cの3つのエリアに分かれています。T1にはイベリア航空をはじめとした世界各国のフルサービスの航空会社が発着し、T2にはおもにLCCの航空会社が発着。各ターミナル間は、無料のシャトルバスで移動可能です。空港内には、免税店やお土産ショップ、レストラン、カフェなどのお店があります。

アエロブス（Aerobús）と呼ばれる水色のシャトルバスが、バルセロナ・エル・プラット空港と市内中心のカタルーニャ広場（Plaça Catalunya）を結んでいます。ターミナル1から発車するA1、ターミナル2から発車するA2のふたつの路線がとおっています。スペイン広場やグラン・ビアなど、どちらの路線も市内の同じバス停を通過するので、到着するターミナルにあわせて利用しましょう。A1、A2どちらも、空港からカタルーニャ広場まで所要時間約30分です。

A1はターミナル1の地上階、A2はターミナル2地上階のエリアBもしくはCを出たところにバス乗り場があります。乗車券は乗り場に設置されている自動券売機で購入するか、運転手に現金またはクレジットカードで直接支払うことも可能です。

ターミナル1は地下鉄9号南線（L9-Sud）のアエロポルトT1駅（Aeroport T1）、ターミナル2は地下鉄9号南線のアエロポルトT2駅（Aeroport T2）に接続しており、終点のソーナ・ウニベルシタリア駅（Zona Universitària）まで所要時間30分ほどでアクセスできます。ソーナ・ウニベルシタリア駅で地下鉄3号線（L3）、カン・トリエス／ゴルナル駅（Can Tries/Gornal）でL10南線、トラッサ駅（Torrassa）でL1とL10南線、コイブラン駅（Collblanc）でL5とL10南線に乗り換えできます。

アエロポルトT1駅はターミナル1の1階、アエロポルトT2駅はターミナル2のエリアBから歩道橋を渡ったところにあります。エアポートチケット（片道5.70ユーロ）と呼ばれる乗車券を駅構内の自動券売機で購入し、乗車します。

スペイン鉄道（Renfe）の近郊線は、バルセロナを含むカタルーニャ州内を走行し、ロダリアス・バルセロナ（Rodalies Barcelona）と呼ばれます。ターミナル2はR2北線（R2 Nord）のアエロポルト駅（Aeroport）に接続しており、マサネ・マサネス駅（Maçanet-Massanes）までアクセスできます。途中、市内最大のターミナル駅であるサンツ駅（Sants）や観光の中心地であるパセジ・ダ・グラシア駅（Passeig de Gràcia）などに停車します。サンツ駅では地下鉄L3、L5線に、パセジ・ダ・グラシア駅では地下鉄L2、L3、L4線に乗り換えできます。

近郊線の乗り場であるアエロポルト駅は、ターミナル2のエリアBから歩道橋を渡ったところにあります。ターミナル1に到着した場合は、無料の空港シャトルバスでターミナル2へ移動しましょう。乗車券は、駅構内の自動券売機で購入できます。

荷物が多い場合や早朝・深夜に到着する場合などは、タクシーを利用してバルセロナ市内中心部までアクセスする方法もあります。タクシー乗り場は、ターミナル1の地上階、ターミナル2の到着ロビーを出たところにあります。バルセロナのタクシーは、黒の車体に黄色のドアとトランクが特徴です。

バルセロナ・エル・プラット空港からバルセロナ市内間の料金は、メーター制で約30～40ユーロで、これに空港送迎料4.50ユーロが加算されます。市内までの所要時間は約30分。

スペインのバルセロナ・エル・プラット空港からバルセロナ市内への移動には、さまざまなアクセス方法があります。この記事で紹介した行き方を参考に、メリット・デメリットを確認しながら、自分に合ったスムーズな移動手段を見つけてみてください。