韓国の首都はどこ?ソウルの基本情報や人気観光スポットを紹介

地球の歩き方編集室

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更新日
2025年8月1日
公開日
2025年8月1日
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韓国の首都であるソウル。この記事ではソウルの基本情報から市内の交通手段、主要観光スポットまで、ソウルについて詳しく解説します。本記事をソウル旅行の参考にして、充実した時間を過ごしてください。

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韓国の首都・ソウルの基本情報

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ソウルの場所

ソウルは韓国の北西部に位置する、韓国の首都。周囲を山々に囲まれた盆地、防御に適した場所として古代から都として栄えてきました。ソウル市内には漢江(ハンガン)という大きな川が東西に流れ、漢江を挟んで江北(カンブク)と江南(カンナム)に分かれています。

ソウルの歴史

ソウルの歴史は古く、紀元前18年に百済が建国し、「慰礼城(ウィレソン)」を都としたことに始まります。朝鮮王朝時代の1394年になると「漢陽(ハニャン)」として首都に定められ、王宮、宗廟、城郭などが整備されました。1910~1945年頃には「京城(キョンソン)」に改称され、都市インフラが整備。朝鮮解放後に「ソウル」となり、韓国の首都として急速に発展。現在ではアジア屈指の経済・文化都市となっています。

ソウルの特徴

ソウルは伝統と現代が融合する都市。世界遺産や伝統的な宮殿、歴史的建造物が点在し、朝鮮王朝の歴史と文化が残る一方で、高層ビルや近代的な商業施設が建ち並び、最先端のファッションやトレンドを楽しむことができます。公園や夜景スポットも多く、自然との調和も魅力のひとつ。市場や屋台で味わえる韓国グルメも豊富で、ショッピングやポップカルチャー、グルメ、歴史散策が一度に楽しめる町です。

ソウルの治安

ソウルの治安は比較的よいとされていますが、スリや置き引きなどには注意が必要です。繁華街や人の多い観光スポットなどでは、バッグをしっかりと持ち、深夜のひとり歩きなどはしないようにしましょう。また、韓国では車は右側通行で左ハンドルと日本と反対であるため、道を渡るときは注意。

ソウルと日本の時差

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日本とソウルは時差がないため、時差を気にすることなく過ごすことができます。韓国国内の時差もないので、国内の移動時に時差を気にする必要はありません。なお、韓国ではサマータイムを実施しておらず、1年を通して時差が変わることはありません。

ソウルの気候

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ソウルは日本同様に四季がはっきりとしており、梅雨もあります。春は温暖な日が多く、4月に入るとお花見が楽しめます。秋はさわやかに晴れ、紅葉も見られます。ソウルは新潟市とほぼ同じ緯度で、日本にいるときとほとんど同じ服装で過ごすことができますが、冬の冷え込みは厳しいのでしっかりした防寒対策が必要です。

春(3~5月)
寒さが残る3月から徐々に暖かくなり、5月にはさわやかな春の陽気に。朝晩は冷え込むため、防寒対策が必要
夏(6~9月)
高温多湿で蒸し暑い。6月後半~7月頃に梅雨入りし、雨量が増える
秋(10~11月)
過ごしやすい気候になり、11月に入ると気温が下がり、朝晩は冷え込む
冬(12~2月)
冷え込みが厳しく、最低気温がマイナス10度を下回る日も。雪が降ることも多く、防寒具は必須

ソウルの空港と市内へのアクセス方法

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ソウルには、以下ふたつの空港があり、どちらの空港にも日本から直行便が運航しています。

日本からソウルへの直行便は、日本の主要都市から運航されており、所要時間は約1時間30分~3時間。仁川国際空港からソウル市内までは、リムジンバスや空港鉄道、タクシーで移動可能です。金浦国際空港からソウル市内までは、地下鉄や空港鉄道のほか、市バスやタクシーでアクセスできます。

ソウル市内の交通情報

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ソウル市内の移動手段は、おもに地下鉄、タクシー、バスがあります。

地下鉄

地下鉄は人気エリアや主要な観光地へのアクセスがよく、乗り方も簡単で便利な交通手段です。ソウル市内は1~9号線などが走り、それぞれ色分けされているうえ、各駅には番号が付いているため、ハングルが読めなくても不便はほとんどないでしょう。また、最近では日本語表記や日本語アナウンスがある駅や路線も増えています。

乗車券として1回用交通カード、またはT-moneyなどの交通系ICカードを購入。チャージ式ICカードは公共交通機関だけでなく、タクシーや加盟店での支払いに利用できて便利です。

タクシー・配車サービス

ソウル市内のタクシーは「模範タクシー」や「一般タクシー」など、いくつかの種類があります。

  • 模範タクシー:一般タクシーより料金が割高ですが、日本語を話せるドライバーが多く、サービスも良質とされています。車体に「FREE INTERPRETATION(無料通訳)」のステッカーが貼られたタクシーでは、携帯電話を使った通訳サービスが無料で受けられます。初乗り7000ウォン(3km)。
  • 一般タクシー:模範タクシーとの差が感じられないほど、以前と比べてサービスが向上しています。乗車時には必ずメーターが付いているかを確認し、走行したらメーターが作動しているかもチェックしましょう。メーターがないタクシーは正規ではないため、乗車しないよう注意。初乗り4800ウォン(1.6km)。

そのほか、外国人観光客向けに語学堪能なドライバーが運転する「インターナショナルタクシー」や8人まで乗車できる「大型タクシー」などがあります。韓国の配車アプリ「カカオタクシー」を利用する方法などもあります。

バス

ソウル市内を走るバスの路線は循環、幹線、支線、広域に分けられ、それぞれ車体も色分けされています。バスは前方の扉から乗車し、降車の際はブザーを鳴らして後方の扉から降ります。運賃は、現金もしくは交通系ICカードで支払いができます。

  • グリーン循環バス:ソウル中心部を走行する黄緑色のバス。ソウル駅、明洞、景福宮、東大門、Nソウルタワーなどを循環する4路線を運行
  • 幹線(ブルー)バス:長距離を走行する青色のバスで、バス番号は3桁。幹線道路を走り、ソウル中心部と郊外を結ぶ
  • 支線(グリーン)バス:緑色のバスで、バス番号は4桁。幹線バスの停留所と地下鉄の駅の間などを結ぶ
  • 広域(レッド)バス:赤色のバスで、バス番号は4桁。ソウルと近郊の都市を急行で結ぶ

23時台~翌5時頃は、オルペミと呼ばれる深夜バスも走行しています。東大門駅や乙支路入口駅、ソウル駅を結ぶN30や、聖水駅や弘大入口駅などを繋ぐN73をはじめとした10以上の路線があり、深夜の移動に便利です。

ソウルのおすすめ観光スポット

景福宮(キョンボックン)

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景福宮は、朝鮮王朝の正宮として1395年に建てられた歴史ある宮殿。広大な敷地にそびえる華やかな建築物が魅力で、正門の光化門や美しい池にたたずむ慶会楼(キョンフェル)など見どころが豊富。韓服を着て散策や写真撮影を楽しむ観光客も多く、伝統と現代が調和するソウルを象徴する人気スポットです。

景福宮(Gyeongbokgung Palace)

詳細をみる
住所
161 Sajik-ro, Jongno-gu, Seoul
電話番号
(02)3700-3900

明洞(ミョンドン)

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ソウルでショッピングを楽しむなら、明洞は外せません! 明洞はソウルきっての繁華街で、最新のファッションやコスメなど、韓国のトレンドが一堂に会するエリア。食べ歩きも楽しい場所で、トッポッキやホットクなどの韓国の屋台料理を味わうのもおすすめです。

明洞の詳細情報

住所
Myeong-dong, Jung-gu, Seoul
営業時間
店舗による
公式ページ
https://www.visitseoul.net

北村韓屋村(プッチョンハノクマウル)

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北村韓屋村は、ソウルの中心にありながら伝統家屋「韓屋(ハノク)」が残る景観が美しいエリア。石畳の坂道や瓦屋根の家々が連なり、まるでタイムスリップしたかのような雰囲気を味わえます。カフェやギャラリーも点在し、歩いているだけで楽しむことができます。

北村韓屋村の詳細情報

住所
Gyedong-gil, Jongno-gu, Seoul
訪問可能時間
24時間(17:00~翌10:00は旅行者の立ち入り禁止エリアあり)
公式ページ
http://hanok.seoul.go.kr

まとめ

韓国の首都・ソウルの基本情報から人気観光スポットまで、ソウルの特徴や魅力をご紹介しました。この記事を参考に、ぜひソウル旅行を計画してみてはいかがでしょうか?

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