イギリスの首都はどこ?ロンドンの基本情報や人気観光スポットを紹介

地球の歩き方編集室

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更新日
2025年12月11日
公開日
2025年12月11日
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イギリスの首都であるロンドン。この記事ではロンドンの基本情報から市内の交通手段、主要観光スポットまで、ロンドンについて詳しく解説します。本記事をロンドン旅行の参考にして、充実した時間を過ごしてください。

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イギリスの首都・ロンドンの基本情報

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ロンドンの場所

ロンドンはイギリスの南東部に位置する首都で、テムズ川沿いに広がる大都市。海から約60km内陸にあり、川の流れを利用して古くから交易が栄えていました。ロンドンは地理的にもヨーロッパ各国との交通の要所となっており、鉄道や空路のネットワークが充実しています。

ロンドンの歴史

ロンドンの歴史は約2000年前のローマ時代に遡ります。紀元43年頃、ローマ人がテムズ川沿いにロンディニウムと呼ばれる都市を築き、交易と軍事の拠点としました。中世にはイングランド王国の中心地として発展し、ウェストミンスター宮殿などの歴史的建造物が建てられました。産業革命期には商業と工業の中心地となり、世界的な都市へと成長。今日では政治、文化、経済の重要な拠点として世界的に知られています。

ロンドンの特徴

ロンドンは2000年近い歴史と現代文化が融合した多彩な都市。世界的に有名な博物館や美術館、歴史的建造物が数多く点在し、バッキンガム宮殿やビッグ・ベンなどの象徴的な名所も魅力です。観光はもちろん、ショッピングや観劇、スポーツ観戦などのさまざまな過ごし方を楽しめます。また、広大な公園やテムズ川沿いの美しい景観などの自然も満喫できます。

ロンドンの治安

大都市であるロンドンでは、旅行者を狙ったスリや置き引き、ひったくりなどが多数報告されています。ピカデリー・サーカス、オックスフォード・ストリート、リージェント・ストリートなどのショッピングエリアをはじめ、バッキンガム宮殿や大英博物館などの観光スポット、公共交通機関では特に注意が必要。バッグのファスナーを必ず閉める、見ず知らずの人に声をかけられても安易に応じないなど、基本的な安全対策を徹底しましょう。

ロンドンと日本の時差

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日本とロンドンの標準時の時差は9時間で、ロンドンが日本よりも9時間遅れています。イギリス国内での時差は存在しないため、国内の移動時に時差を気にする必要はありません。なお、イギリスではサマータイムを実施しており、実施期間は毎年3月最終日曜日の午前1時~10月最終日曜日の午前2時まで、実施中は日本との時差が8時間になります。

ロンドンの気候

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ロンドンは北海道よりも緯度が高いものの、暖流と偏西風の影響で北海道ほど寒くはありません。それでも真冬には厚手のコートが必須。夏は猛暑の年もありますが、空気が乾燥しており少し冷え込むこともあるため、カーディガンやショールなどの羽織りものがあるとよいでしょう。年間を通して雨が降りやすく、折りたたみ傘があると便利。

春(3〜5月)
少しずつ暖かくなるが、朝晩は冷え込む。天気が変わりやすいため、薄手のコートや折りたたみ傘があると安心
夏(6〜8月)
比較的涼しく、湿度も控えめで過ごしやすい。平均20~25℃だが、最近は30℃を超える暑い日もあるので、日差し対策を忘れずに
秋(9〜11月)
徐々に気温が下がり、空気がひんやりとしてくる。天候が変わりやすく、曇りや雨の日も多いため、軽い防寒具と傘の持参がおすすめ
冬(12〜2月)
平均気温は5度前後と寒さが穏やかで、氷点下になる日は少ない。曇りや霧、雨の日が多いため、防寒・防水対策は必須

ロンドンの空港と市内へのアクセス方法

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ロンドン周辺には以下5つの空港があり、ヒースロー空港のみ日本から直行便が運航しています。

日本からロンドンへの所要時間は、直行便を利用すると約15時間かかります。乗り継ぎ便の場合、ヨーロッパ経由では約18~24時間、アジア経由(中国や韓国など)だと約16~20時間、中近東経由(ドバイやドーハ経由)は約17~22時間ほどの所要時間となります。ヒースロー空港からロンドン市内までは、地下鉄や鉄道をはじめ、バスやタクシーなどで移動可能です。

ロンドン市内の交通情報

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ロンドン市内の移動手段は、おもに地下鉄やバス、タクシーがあります。

地下鉄

チューブ(Tube)の名称で親しまれているロンドンの地下鉄は、全12路線、300近くの駅があり、ロンドンの地下に縦横無尽に張り巡らされています。地下鉄の駅は1~9のゾーンに分かれており、ロンドン中心部がゾーン1、中心から離れるに従ってゾーン2、ゾーン3と数字が大きくなっていきます。いくつのゾーン(料金区分)にまたがって乗車するかによって、運賃が異なります。

乗車券は、駅の自動券売機でオイスターカードと呼ばれるチャージ式ICカードを購入し、チャージして利用するか、非接触型クレジットカードをかざして改札に入場することもできます。1日用、7日用、1ヵ月用などに分かれたトラベルカードという乗車券もあります。

公式ページ
https://tfl.gov.uk/

バス

ロンドンの象徴ともいえる、赤い2階建てのバス。全部で600を超える路線があるため、定番のGoogleマップシティマッパー(Citymapper)というアプリを使って、目的地までの路線やルートを確認しましょう。

運賃の支払いに現金は使用できないため、オイスターカード、トラベルカード、非接触型クレジットカードのいずれかを利用。乗りたいバスが来たら手を真横に出して合図をして乗車し、目的地が近づいたら車内のボタンを押して、中ほどか後ろの扉から降車します。

公式ページ
https://tfl.gov.uk/
便利なアプリ
Googleマップ:Apple StoreGoogle Playでダウンロードが可能
シティマッパー:Apple StoreGoogle Playでダウンロードが可能

タクシー

ロンドンのタクシーには、黒塗りのブラックキャブと呼ばれる流しのメータータクシーとミニキャブと呼ばれる予約制タクシーの2種類があります。なお、ロンドン市内では配車サービスのUberを使用することもできますが、ドライバーはブラックキャブのようなプロではないため、安全に配慮して利用するようにしましょう。Uberの詳しい情報や使い方は、Uberの登録・利用方法を参考にしてみてください。

ロンドンのおすすめ観光スポット

国会議事堂

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国会議事堂(正式名ウェストミンスター宮殿)は、ゴシック様式の壮麗な建築が魅力で、ビッグ・ベンの名で親しまれる時計塔がシンボル。テムズ川沿いにそびえるその姿は、ロンドンを代表する景観のひとつです。内部の見学ツアーでは、歴史ある議場や美しい装飾が施されたホールを間近で見ることができます。

イギリス国会議事堂 (ビッグ・ベン)

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住所
Palace of Westminster, Westminster, London SW1A 0AA
URL
https://www.parliament.uk/bigben/

大英博物館

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大英博物館は、古今東西の文化遺産を集めた世界屈指の博物館。ロゼッタ・ストーンやエジプトのミイラ、ギリシャのパルテノン神殿の彫刻など、貴重な展示物が無料で見学できます。荘厳な建物や内部のグレートコートも見どころで、世界の歴史と文化を一度に体験できる魅力的なスポットです。展示数が多く、何度訪れても新たな発見があります。

大英博物館

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住所
The British Museum, Great Russell St, London WC1B 3DG
URL
https://www.britishmuseum.org/

バッキンガム宮殿

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バッキンガム宮殿は、1703年にバッキンガム公の私邸として建てられたロンドンの象徴的な建物。荘厳な建物と広大な前庭が印象的で、特に有名なのが「衛兵交代式」。赤い制服の衛兵たちが行進する様子をひと目見ようと、多くの観光客が訪れます。夏には宮殿内部の一部が一般公開され、豪華な王室の部屋や美術品を見学できます。

バッキンガム宮殿

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住所
Buckingham Palace Rd.,SW1A 1AA
URL
https://www.rct.uk/visit/buckingham-palace

まとめ

イギリスの首都・ロンドンの基本情報から人気観光スポットまで、ロンドンの特徴や魅力をご紹介しました。この記事を参考に、ぜひロンドン旅行を計画してみてはいかがでしょうか?

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