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地球の歩き方では、自治体・企業・団体の皆さまが抱える観光・地域振興に関する課題に対し、企画立案から調査、コンテンツ制作、プロモーションまで幅広く支援しています。
観光資源の磨き上げやパンフレット・ウェブコンテンツ制作、セミナー・ワークショップの実施、受け入れ環境整備、インバウンド向けプロモーションなど、目的やターゲットに応じた施策を設計。旅の情報発信で培ってきた編集力とネットワークを活かし、地域の魅力を伝え、次の誘客につながる取り組みをサポートします。
これまでに実施した受託事業の事例の一部をご紹介します。
屋久島・奄美大島・徳之島の自然と文化を未来へつなぐ、レスポンシブルツーリズム推進事業
屋久島・奄美大島・徳之島の鹿児島県内3島を舞台に、旅行者にも地域や自然環境に配慮した行動を促す「レスポンシブルツーリズム(責任ある観光)」を軸としたマーケティング・プロモーションを実施しました。
2021年7月に奄美大島・徳之島が世界自然遺産に登録されたことをきっかけに、観光客の増加による固有の生態系への影響が懸念されていました。
そこで、同じく世界自然遺産であり、豊かな自然を有する屋久島も含め、3島共通のテーマとして「地域の宝を守りながら旅を楽しむ」観光のあり方を発信しました。
事業では、各島の観光地の現状を視察し、観光事業者や行政担当者との意見交換を実施。その内容をもとに、レスポンシブルツーリズムの先進事例を学ぶセミナーや、島に50年後も残したい「宝」を考えるワークショップを開催しました。
参加者同士で意見を交わしながら、各島ならではの資源を活かした体験コンテンツやモデルコースのアイデアを深めました。
ワークショップで話し合われた内容をもとに、日本語・英語でのWeb記事やパンフレットを制作。地球の歩き方ウェブやGOOD LUCK TRIPでの情報発信に加え、オンラインセミナー、インフルエンサーによるSNS発信、HISエコツアーデスクでの旅行商品造成・販売など、多面的なプロモーションを展開しました。
地域、旅行者、観光事業者がともに自然や文化を守りながら旅の価値を高めていくことを目指した、持続可能な観光推進の事業です。
「特別な場所」と「その道を究めた一流の人物」を組み合わせた、欧米豪向け文化観光プロジェクト
関西2府8県を舞台に、欧米豪のET層・SIT層に向けた高品質な文化観光ツアーを造成しました。
本事業では、関西各地に息づく歴史・文化資源を活用し、「特別な場所」と「その道を究めた一流の人物」による特別文化体験を軸にツアーを設計。量から質への転換を見据え、文化観光を通じて生み出した利益を、文化保全へつなげる好循環の創出を目指しました。
関西地域には、世界に誇る文化観光資源が数多く存在しています。一方で、それらの価値を十分に活かした高品質な文化観光ツアーは当時まだ限られており、特に欧米豪の旅行者に向けた付加価値の高い体験づくりが課題となっていました。
コロナ禍を経て、観光のあり方が「量」から「質」へと見直されるなか、地域の文化資源を深く味わえるツアーを造成し、文化の継承や保全にもつながる仕組みづくりを目的に取り組みました。
各自治体等と連携し、ターゲット層に響く関西各地域ならではの特別文化体験を収集。有識者とともに現地視察を行い、ツアー造成に向けた協力者との折衝を重ねながら、各地域の特色を活かしたベース案を作成しました。
さらに、造成に関わった有識者とは別の有識者グループによるモニターツアーを実施。第三者の視点から体験内容や導線、訴求ポイントを検証し、ツアー内容の磨き上げを行いました。
磨き上げを経て確定したツアー内容は、Web掲載用の記事として制作。現地取材を行い、臨場感のある写真を活用しながら、各ツアーの魅力が伝わる記事を複数展開しました。
また、特別文化体験にフォーカスした映像も制作。実際のツアーと同様に、通常非公開の場所を含む「特別な場所」で、人間国宝をはじめとする一流の人物に出演いただき、ターゲット層が体験内容を具体的にイメージできる映像として発信しました。
造成したツアーは、欧米豪のターゲット層にネットワークを持つ旅行会社を通じて販売しました。
関西2府8県において、各府県1ツアー、合計10ツアーを造成し、販売を開始しました。
また、同ツアーを紹介する動画は、大きな反響を得て合計5.7万回以上の視聴を記録。Webサイトと動画を日本語・英語で展開し、国内外へ向けて関西の特別文化体験の魅力を発信しました。
地域に受け継がれてきた文化の価値を、旅行者に届く特別な体験として磨き上げ、文化観光の高付加価値化と文化保全の循環づくりを目指した事業です。
「特別文化体験」動画サイト 日本語版 英語版
「特別文化体験」ウェブサイト 日本語版 英語版
八ッ場地域を対象に、地域の観光資源を整理し、地域関係者が主体的に情報発信を行うための基盤づくりを実施しました。
八ッ場ダムの完成により新たな観光資源が生まれた一方で、地域の魅力の整理や、観光客・訪日外国人旅行者へ向けた情報発信の強化が課題となっていました。
地域の魅力の見つけ方や観光情報の発信方法をテーマにした講演を実施し、地域資源の言語化やターゲットの考え方を共有しました。
さらに、地域事業者や関係者とのワークショップを行い、二次交通を活用した周遊方法や地元の人がおすすめするスポットなどを検討。その内容をもとに、観光パンフレット『八ッ場ダムの歩き方』に新たな特集誌面を制作し、既存パンフレットに追加して増刷・配布しました。
インバウンド向けには、訪日外国人旅行者への情報発信に関する講演とグループディスカッションを実施。「八ッ場ダム周辺で楽しめる特別体験」をテーマに、イベント、アクティビティ、体験、グルメ、自然・景観などの観光資源を整理しました。
その内容をもとに、GOOD LUCK TRIPで八ッ場ダムエリアの特別体験を紹介する記事を日本語・英語・繁体字・簡体字の4言語で公開。群馬観光や草津温泉など閲覧数の多い既存記事からも誘導を行い、八ッ場地域の観光振興に向けた情報発信基盤づくりにつなげました。