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見どころはサクソンの王女フライズワイドが眠るすてきな大聖堂。8 世紀に彼女がここに修道院を建てたことが考古学的に裏づけられている。あでやかに並ぶステンドグラスにうっとり。高い天井に、丹念に作られた模様は、さざ波が震えるような優雅な調べを奏でている。
中庭を抜けた別棟のグレート・ホールには有名人のポートレートが並んでいる。そのうちのひとつは、このカレッジで数学の講師をしていたルイス・キャロル。彼は学長の娘アリス・リデルのためにおとぎ話『不思議の国のアリス』を書いた。また、ハリー・ポッター・シリーズの映画で、魔法魔術学校の新入生歓迎会やハロウィーンが祝われた大広間は、このホールが参考にされた。
表の塔がトム・タワー。ロンドンの名建築でおなじみクリストファーレンren の作品。彼自身も何を隠そうオックスフォード出身。中にグレートベルという6t もある鐘がつるされていて、その昔この鐘を合図にカレッジの門は全部閉められた。遅く帰ってくる学生からは罰金を取ったという。創設時101名の学生がいたことから、毎夜9 時5 分に立て続けに101回の鐘が鳴らされる。