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モントレーベイ水族館の一番の見所が、巨大ケルプ(昆布の仲間)30メートルの長さにまで成長するのだそうですよ。 上からは太陽光が差し込んで、海の中にいるような錯覚を覚えました‥。
サンフランシスコから車で2時間ちょっとセントラルコーストのモントレーの町は、カリフォルニア最古の庁舎がある町。 イワシの缶詰工場跡地にモントレーベイ水族館が1984年オープン。 海洋学の分野の教育・研究機関としては世界屈指、国内最大の海洋保護区のモントレー湾周辺の海洋動植物の調査、展示して海洋環境について考えを深めようと言うテーマの水族館です。
>>> 3年ほど前に、リハビリを兼ねて数日間滞在した時訪れたのでしたが、私の思う水族館との違いに驚かされた場所です。 >>>
ここには、イルカやアシカのショーはありません。 水族館としてできる限り実際の環境に近い状態で、浅瀬の生き物から沖合に生息する生き物まで約200の飼育展示を観てもらい、実際に触る事もできる岩礁の生き物についてボランティアの方が、子供にも分かるよに説明してくれ、思わず聞き入ってしまいました。
ラッコやペンギンの "餌付け" あります。 係の方は、説明しながら鮮度抜群の小魚を直接あげる "ショータイム?" 短い手足を一生懸命動かし、何とか岩場に上がりお姉さんの傍に寄ってくる様子を微笑ましく眺めているのはお客さん。 エサ係さんの目つきは鋭い。 それは、ラッコやペンギンを陸地にあげる事で、身体の傷、病気の徴候を検診しているのだそうです。 エサをあげるお姉さんじゃなくて、獣医さん!
各所にそれぞれ、デモンストレーションがあり、その時は、太平洋沿岸に生息している海鳥の紹介でした。 モデルの鳥さんも登場し、「羽を広げると2mくらいこんな大きな羽なんですねぇ〜」と、お姉さんは得意そうにモデルの羽を広げてみせる。 ふむふむ聞いていましたが、急に声のトーンが下がり 「でも、この鳥さんが、海岸で死んでいるのを見つけました。 可哀想だったけど、お腹を切ってみてみました。」 参加した子供達が一瞬押し黙り、「Oh, No〜」と両手をほっぺに当てる子、大人に寄り添う子もいました。
お姉さんは静かに、こう言いました。 「お腹から出てきた物は、ペットボトル、ビニール袋でした。」 と空のボトルと袋をサッと取り出す。 「No Way !!!」 と子供達。
子供達には衝撃的な話ですが、ここからは、"どうして、何故お腹からペットボトルが出てきたのか?" 子供達とディスカッション☆ 一生懸命発言する子供達は、ラッコより可愛いくみえました。 こうして考える訓練、発言する力を養うんだ。 そして、環境問題や動植物の保護の大切さの啓蒙活動 を行っています。 水族館は、お魚を見るけではなく勉強するも場所だったのだと再認識した瞬間でした。 子供向けコーナーも充実してます体験を通じて "海" を知るよい機会です。
でも、英語だから子供は、楽しめないんじゃないの? と心配する親御さんの気持ちよ〜く分かりますが、子供は子供の感覚で大人が心配するほどでもないようで、少々言葉が通じなくても上手くやってましたよ。 スペイン語の子供、中国語の子供一緒にヒトデを触ってました。 子供の順応性ってスゴい! ママ&パパ、我が子の意外な一面発見できるかも? 次の展示を見る前に大人が 「終わったら手をきれいにしましょうね。」 と声をかけ "手洗い励行" の基本的生活習慣。
海洋生態系の保全活動として、漁場での乱獲、混獲の写真・案内もありました。 確かその後、"Sustainable Seafood"(持続可能なシーフード) としてホールフーズマーケットは、この水族館と提携し 『シーフード格付けプログラム』 を発表しています。 魚食人には衝撃的で、個人的には、「オー、ノー!」 と言いたかったです。
Monterey Bay Aquarium
886 Cannery Row
Monterey, CA 93940
831-648-4800
毎日10時〜18時(冬期〜5時)
クリスマスはお休み。
料金大人$34.95 3歳〜12歳$21.95
www.mbayaq.org
*みてまわるのに3時間くらいかかります*
>>> 身体のリハビリ、脳みそは活性化した場所でした。 >>>
(8月のお題:動物園・水族館)