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仕事柄、曜日の感覚があまりなく、周囲の様子で曜日が分かる事があります。 駐車場の混みぐあい、新聞の厚さ、ファーマーズマーケット開催日もそうです。
市内には、年間通じて行われる朝市が9カ所あります。 家からの散歩コース内で2カ所。 フェリープラザとシビックセンターです。
近郊農家の方達が、丹誠込めて生産した野菜、果物、乳製品、お花、オリーブオイル。 お肉に魚。 またパン、スパイス、調味料、デリ。 形は不揃い、超特大から極小サイズ、色もカラフルで濃い感じ。 青い匂い、甘い匂い、香ばしい匂い。 ファーマーズマーケットの醍醐味。
でもこの2カ所、極端すぎて面白い。
『フェリープラザ』 船の発着所、ベイブリッジも見えて、ビル内のモールは、食をコンセプトにしたお店ばかり。 ”食のブティックモール” かなりブランド化しています。 地元買い物客からレストランシェフ、カリフォルニア料理の母もふらりと立ち寄ります。 自称食通・グルメ、カリスマ主婦の社交場。 環境問題から2年ほど前からプラスティック袋は一切なし。 袋が必要な人は、25セントで植物素材の袋を購入。 最近はブラウンバック(紙の袋)を用意している農家の方もいます。 観光客、視察関係者、取材カメラを持ったスタッフさんもよく見かけます。
ショッピングバックもウイリアムズソノマ、ディーンデルカのお高めブランド。 定番のホールフーズ、トレーダージョーズのエコバック。 魚河岸風バック。 バックを見ているだけでも流行とスティタスを感じます。 ”セレブな朝市”
一方、『シビックセンター』は、思いっきり ”庶民派朝市” プラスティック袋、ズタ袋でお父さんお母さんが、挨拶がてらお互い買った物をチェック。 これが買いだ、あっちが安いと情報交換、井戸端会議。
値段も激安。 ほとんど1ドル、一袋でも目方でも1ドル、三本1ドルとか暗算可能。 フェリープラザの何セントまでの計算に比べたら大雑把。 白人、メキシコ系、インド系、アラブ系、アジア系と人種のるつぼ。 観光客風の人はあまり見かけない。 生活の匂いがプンプンします。
サンフランシスコは、ニューヨークと並ぶアメリカのグルメ都市です。 しかも、海が近いし畑も近い。 「無い食材をわざわざ『空輸』しなくても、季節になったら食べられるんだから、チョット待っていなさいよ。」 セレブも庶民も地元民、”食” に対する考え方は、そこにあります。
不格好果物万歳! 泥付き野菜万歳! 私達は、健康な食べ物を求めています。
フェリープラザ(フェリービル)→ 土曜日8時〜2時。
シビックセンター(国連プラザ)→ 日曜日7時〜5時。
それぞれ、平日にも開催していますが、お薦め開催日です。