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先月末は、知り合いの引越しの手伝いで力仕事が得意な私はかなり大忙しだった。
少し早いけどこれから卒業シーズンに向けアメリカ国内は移動の季節、つまり引越しシーズンになる。 今回は、引越しの際に家財道具一旦保管しておいた荷物を廃棄処分することになり、その時にお世話になった "ジャンク屋さん" 日本では廃品回収屋さんの事。
保管されていたのが、南カリフォルニアの本拠がありベイエリアにもあちこちにある 『パブリック・ストレージ(Public Stroage)』 そして回収に来てくれたのが、カナダ・バンクーバーに本社のある 『ゴット・ジャンク(Got Junk?)』 という回収業者。
ガラージ(倉庫)なのでもちろん窓は全くない。
蛍光灯の光が白々して全く温かみのない空間。
みんな何を入れてるのだろうか?見たいような怖いような?
申し込みはネットか電話で日時と引き取り場所、箱や荷物の量で作業員人数とおおよその見積。当日は到着30分ほど前に到着時間の連絡が入り、荷物・箱の数や量を確かめ予算を計算してOKなら作業開始、30分で終わると言う。 日本を代表し世界中を走っているいすゞのトラックの荷台「長さ10ft(3m)×幅6ft(1.8m)×高さ5ft(1.5m)」が基準。 ミニマムチャージが159ドルで荷台の1/8〜Fullと値段が変わり目一杯で776ドル。 マットレス10ドル、タイヤは8ドル、冷蔵庫は20ドル、テレビコンピューターモニターは20ドルとサーチャージが必要ななものもある。
大小のカートもトラックに設置されてた
来てくれたのがスティーブ&ブライアント。 「よっしゃ〜今から30分内で終わらせるよ〜レッツゴー!!」と言うノリ、私が1個しか持てない箱でも2つくらい持ってカートに山住みにしてせっせと運ぶ、次々荷台に吸い込まれていく様子が清々しいけど、あんなに苦労して運び込んだ荷物がジャンク(廃品)になるって最初からこんなに物を持たなければいいのに "人の物欲" も感じた。
(多分)こんなもの運べるかぃ〜!とかウッソ何コレ信じられない!と怒り心頭のあまりつい吐き出してしまう"Fワード(英語の汚い言葉)" 一切なかった。 これはとても感動した。 あくまでビジネスライクで最後まで元気よくきっちり終了。
ブライアント君が思わず「おばあちゃんこれ持ってた」って懐かしそうにパチパチとタイプしていたビンテージタイプライター実はまだ十分使える物だった。
きっちり30分で作業終了。
バイバイタイプライターって聞こえてきそうな背中だった。
日本のブログに載るなら写りたい!!と出演希望のスティーブ君。
トラックには『The World's Largest JUNK REMOVAL Service』と記されている。
仕事に対しての姿勢、速さ、丁寧さ、まさに "職人技・匠" だった、ゴットジャンク。 必要最小限度のシンプルな生活したいけど、もしジャンク出てきたらお願いしようと思った。 そして自分がジャンクと言われないようしっかり生きていこうと思った。
廃品回収業者さんとの短いふれあい(?)から保管品とゴミ廃品の境目って何だろうとちょっと考えさせらた小一時間だった。
ソファーでもテーブルでも来てくれると言う、引越しの時に覚えておくといいかもしれませんね。
【ゴット・ジャンク?(Got Junk?)】
WEB:http://www.1800gotjunk.com/us_en
電話:1-800-468-5865
【パブリックストレージ(Public Strage)】
WEB:https://www.publicstorage.com
電話:1-800-688-8057