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日照時間が長くなり屋外が心地よい季節になると、彼方此方でいろいろなテーマを掲げたお祭りやパーティーが催される。先日、知り合いのワイナリーで Festa フェスタ(パーティー)をするとの報告を受け、ふたつ返事で参加受諾!
前回紹介した
ピエモンテの葡萄畑の景観が世界遺産に認定された地区での、まさしく葡萄畑に囲まれて過ごす風情あふれる夕べ。
場所はアスティ市内から車で約20分。カラフルな CIABOT チャボット(葡萄栽培家が所有する畑内にある小屋のこと。)が可愛いワイナリーにて気心のしれた友人や家族とイタリアの代名詞 長テーブルにて団らんのひとときを過ごす。この地で生みだされる産物を、そしてその原料となるぶどうを眺めながらいただくワインは極上の贅沢である。
今年は例年より気温の変化がみられたアスティ県 モンフェッラート地区。
春先以外にも激しい雷雨が何度かあったので心配された葡萄だが苦難を乗り越え元気に育っている様子。
実際、私も暇さえあればワインの師匠のもとで畑仕事を勉強させていただいている。
"もうヴァカンスに行ってきたの?"と言われるくらいいい具合に日焼けしているのはそのおかげ。
畑での仕事は決して容易ではない。だが、大都市で育った私にとって、澄んだ空気、何とも言えない爽やかな香り、
そしてどこまでも続く青く広い空。ブドウ畑で過ごす時間は、かけがえのないものとなっている。
実際に、1本のワインができるまでの工程を肌で学び、気がつけば5年の月日が流れた。
歳をとるわけだ!ワインへの愛情が倍増しているのは言うまでもない。最近は、もしかしたらワインを飲むより
その成長を見守る方が好きかも?なんて思うようにもなってきているから面白い。
そんなことに想いを馳せながら、ピエモンテ州の土着品種である CORTESE (コルテーゼ)種のブドウ畑に囲まれて
いただくコルテーゼ 100%の白ワイン。夢見心地な初夏の夜。
さぁ! 次のご旅行は、世界遺産にも認定されているピエモンテ州のワイナリー巡りなんていかがですか?
【データ】
ソムリエと巡るワイナリー訪問