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バークレーボウル入り口には、野菜・果物がお風呂くらいの大きさの段ボール箱に入って売られていて、取り出すのに体を箱の中に入っちゃいそうなくらい腰を曲げなきゃいけない事もある。
かなりのスペースを占めてる"ご自慢の青果売り場"
最近のスーパーは食べ物の色が綺麗に見えるような色のライトを使っているけど、昔からの蛍光灯。 市場的な雰囲気が今も漂う。
サンフランシスコ・ベイエリアは、食品・飲食店・農業関係の視察で訪れる方も多い、ハイエンドなレストランを中心に回る、あるいは徹底してスーパーを巡る、またかなり専門的な分野から総合的に把握したいというクライアントさんもいる。 スーパー食材店を巡るので必ず行きたい所に入るのがこのバークレーボウル。 行ってみると食べ物に興味のある方なら1日でもいられそうなほどだ。
アタシは、珍しい食材(珍野菜・果物)見つけるのが好きなんで、たまにはどうしていいか分からないようなものも買っちゃったりする。
『ODORIKO TOMATOES(オドリコトマト)』は、数年前まで、フェリープラザのファーマーズマーケットで売られていた、その後全く見かけなかったの久しぶりに買ってみた。 少し皮が固いけど、酸味の効いた食べた感じはサッパリとしたトマト。
『チャイニーズアーティチョーク(Chinese Artichoke)』と『ガランガ(Galanga)』 どっちも初めて見た野菜だ。
隣にいた兄ちゃんが「ガランガは、トムヤムクンとかに入れるジンジャーみたいなもんだ、ジャンジャーより風味があるから俺は時々使ってるぜ〜」と講釈してくれたので生姜の仲間なら冷蔵庫の保管も聞くだろうと小さい塊を袋に入れた。 じゃ、隣のクリオネみたいなのは?と聞いたところ、立ち去ってしまった。
『シトロン(citron)』は名前からしてどうにかなるだろうと一個買ってみた。
シトロン(citron)切ってみた
予測に反して果肉部分が全く無い。 タネと白いフワフワだけ、香りも思ったほどなく途方にくれた。
とりあえず、いっとき流行った、塩レモンならぬ "塩シトロン" にした。 基本の塩レモンの作り方、重さの10%以上のお塩 をガラス瓶に入れ蓋を閉め、軽くふって水気が出るまで待つ⇨ 初めてなんでどうなるか日々の観察が始まる。
ガランガ(Galanga)
調べてみたところ、インドネシア、タイランド、アジア系スパイスとして使われるらしい。 タイのグリーンカレー、トムヤムクン、マッサマンカレーにはよく使われる食材のようで、兄ちゃんの言ってる事はあたってたけど "生姜とは似て非なるもの" 生姜の代用にすることはないらしい。 予想通り冷蔵庫にしばらくいてもらう事になった。
チャイニーズアーティチョーク(Chinese Artichoke)
ポンド(lb)あたり、$23.50もしたんでビビってちょっとしか買わなかった。 クリオネ… チャイニーズアーティチョークは、白人のレジのお姉ちゃんも食べ方を知らなかった「同僚の中国人の子は喜んで買って行くんだけど、今日その子休みなの、悪いんだけどグーグル(Google)に聞いてくなないかしら」と切り返してきたので、調べてみたら。
いやぁ〜〜ん、元旦でお見かけしてました。 御節の右下、赤いクルクルっと小ちゃいのが、チャイニーズアーティチョーク "チョロギ" だった。
梅酢で漬けた御節の定番らしいのでちょっと作り方をご紹介。
チョロギは根菜なので水から茹で始め、沸騰したら5分くらい茹でる。
茹で上がったチョロギと梅酢
熱いうちにziplocに入れて冷蔵庫で3〜4日くらいで完成。
次回はお正月前に買って来よっ。
他には蒸して食べる、素揚げにしても美味しいみたい。
可愛い殻付きひよこ豆(Chickpea)
皮付きひよこ豆も少し珍しかったので買ってみた。
重さはないので結構たっぷり買って大丈夫。
ちょっと手間だけど一個ずつ剥いて、剥き終わったらお塩で軽く揉んでおく。
もうお分かりですね、ひよこ豆ご飯。
グリーンピースより存在感あり、少しホクホクした食感。
塩茹でしただけでも美味しいね。
カリフォルニアは日本より広いそしていろんな気候があって、それに合わせて多種多様な野菜・果物が収穫できる。 そして海に面してるからシーフードも豊富、更にゴールデンゲートブリッジの北側は牧場もあって乳製品、お肉も賄える。 本当にここは食の宝庫なのだ。