
ポンペイ遺跡を歩く。2000年前の町並みと現代が共存する旅
2024.8.20
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Ciao a tutti!皆さん、こんにちは!
10月になり早くも10日が過ぎました!
先日、主人とナポリ郊外のポンペイへランチに行ってきました。
と、その前に、10月7日、ローマ法王フランチェスコは、バチカンで行われた日曜正午の集いで、この日はロザリオの聖母の祝日であることを指摘されました。ちょうど10月1日にポンペイのロザリオの聖母の巡礼聖堂を見学してきましたので今回ご紹介します。
こちらがポンペイのロザリオの聖母の巡礼聖堂のとなりにあります鐘楼
ポンペイのロザリオの聖母の巡礼聖堂
こちらの看板には簡単にポンペイのロザリオの聖母の巡礼聖堂内の説明が書いてあります
ここからポンペイのロザリオの聖母の巡礼聖堂(バジリカ)に入っていきます
やはりローマ法王が南イタリアを訪問するときには必ずここに寄りますので、内装も大変豪華です。
天井部分
かなり改装していました
後ろにパイプオルガンもあり、はっと息も飲む厳かなバジリカでした。
かつてローマ法王・ジョヴァンニ・パオロセコンドが1979年、イタリア、ポンペイのロザリオの聖母聖堂およびナポリへ巡礼されたことでも有名です、その後べネデット法王、フランチェスコ法王も巡礼されました。
ロザリオの聖母大聖堂は、バルトロ・ロンゴ(1841年~1926年)という一人の人物の信仰心によって建設したものです。
裕福なカトリックの家に生まれ幼いころはカトリックを信じ、ナポリ大学へ入学後から反カトリックになり、当時ナポリは恐ろしい霊的危機の下にあったため、彼も影響を受けてしまいました。しかしながら、ドミニコ会の聖なる司祭アルベルト・ラデンテ師が彼にカトリック信仰を取り戻すのを助け、ロザリオの信心を大切にするよう励ましました。
バルトロは奇跡のような回心をし、仕事でポンペイを訪ねた時、村人の貧しい暮らしや子供たちの学校もないことにショックを受けここで奉仕することを心に誓い、ロザリオの信仰を人々に奨め、巡礼聖堂と福祉施設の建設に力を注ぎました。1891年に大聖堂はついに完成し、毎年多くの巡礼者が訪れる祈りの場となっています。
火山の大噴火で消滅したポンペイですが、長い時代を経て現在ここは聖地となっています。バルトロは、不屈の精神で生涯をロザリオ信仰を広め大聖堂を献げたとして、死後は福者となりました。
ちなみに、ロザリオとは、カトリック教会において聖母マリアへの祈り<アヴェ・マリア>を繰り返し唱える際に用いる数珠状の祈りの用具でもあります。
また<ロザリオの祈り>とは、カトリック教会における伝統的な祈りで<アヴェ・マリア>を繰り返し唱えながら福音書に記されているイエス・キリストの主な出来事を黙想していく祈りです。いかがでしたでしょうか!?ポンペイの遺跡も有名ですが、カトリック信者でない人でもぜひこのポンペイ・ロザリオの聖母の巡礼聖堂へ見学に行ってみませんか!?
ピッパ