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カリフォルニア、特にナパバレーのワインは樽の香りがしっかりあって、どっしりしていてジャムの様な凝縮された甘味を感じられる… フルボディ〜で頑丈なそしてアルコール度数も高めで… またとっても人の手がかかったタイプのワインが多い(と思う) パワフルで美味ぁ〜いいぃってファンは多い。
しかし、『Hyde du Villaine(ハイド・ドゥ・ヴィレーヌ)』は、その真逆を行くようなスタイルだ。
通りからは小さい看板があるだけで砂利道。 この先にティスティングする場所があるのかと思うほどで作業小屋のような建物が、カリフォルニアの "ロマネ・コンティ(Romanee-Conti)" と言われている『HdV(Hyde du Villaineハイド・ドゥ・ヴィレーヌ)』
何故 "ロマネ・コンティ(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティDRC)" と言われるか? DRCの醸造責任者(共同経営者)のオペール・ド・ヴィレーヌ氏とハイド家の所有しているハイドビンヤード(ブドウ畑)の経営者ラリー・ハイド氏のコラボでできた2000年に立ち上げたワイナリーだ。 ハイド畑はナパバレー/カーネロス地区にあり有名ワイナリーにブドウを卸してる。 畑は、カーネロスという場所はサンパブロ湾に近い場所、ナパバレーの入り口あたりに位置するので霧が発生しやすいのと若干海風も吹くのでナパ地中心地よりも数度温度が低い→要はちょっと寒い。 土は昔々川底だったんで粘土質っぽくて砂礫(されき)も含まれてて保水効果がある土壌(テロワール)→要はいい土。 土壌と気候がフランス・ブルゴーニュで栽培されてるブドウにとってもいい条件なのだ。
お天道様(気候)と大地(土壌)の産物
ワインと言えども農産物に聞こえてくるではありませんか
そしてロマネ・コンティってのが、フランスブルゴーニュ地方ブォーヌ・ロマネ村にある約1.8ヘクタールくらい小ちゃな畑、そこでできる特級格付けのピノ・ノアール(赤ワイン) 小ちゃな畑は土が同じなのでその特徴がよく分かる、気候が合っていて土もよければ当然美味いもんができる。 日本のおコメの生産農家の方も同じ事を言っていた。 生産数が少ないから需要と供給のバランスでどうしても価値(値段)が上がる。
ナパのワインからフランスブルゴーニュまで話が飛んでしまったけど、ナパにしては異端児的なワインで、土壌を生かしたワインを作ってる。 お天道様と大地からの授かりものをブルゴーニュで培った醸造方法で作られたワイン。
ナパの大御所の"オーパスワン (Opus One)" は、フランス5大シャトーのひとつシャトームートン(Chateau Moton Rothchild)とのコラボで"ボルドースタイル"に対してHdVのコラボは "ブルゴーニュスタイル" 中々興味深い関係だ。
*白;シャルドネ2種類
*赤:ピノ・ノアール2種類(ハイドビンヤード/ソノママウンテン)
*赤:シラー
*赤:ボルドーブレンド(カベルネソーベニオン53%/メルロー47%)
*赤:カベルネソーベニオン100%
ソノママウンテンのピノ・ノアールとカベルネソーベニオン100%は、リストには載っていなかったものを裏から出してきてくれた、醸造所の片隅にロゼのボトルも見えたそうだ。
今回ナパバレー訪問5回目という方も一緒だった。 普段はパワフルな赤ワインを飲んでるって事だけど、美味い美味いとベタ誉めでピノ・ノアールの底力を知ってしまったようだしカベルネソーベニオン100%のコスパにも驚いてた。
コンクリートの樽で熟成させるとステンレス製タンクより柔らかで自然なミネラル感が際立つようになる。 形が卵型なので『コンクリエッグ』と呼んでる^ ^ ここにはステンレスタンク大樽熟成用の樽と必要最小限の道具しかない(ほどこじんまり)
本日購入ワイン↓↓
左から、
2014年 Ysabel Sonoma Mountain Pinot Noir ($110)
2015年 Carneros Hyde Vineyard Chardonney($70)
2014年 Oakville Vine Hill Ranch Cabernet Sauvignion($195)
また、清水の舞台から転がり落ちた… でも絶対いい!!!
【Hyde du Villaine】
住所:588 Trancas ST Napa, CA 94558
電話番号:707-251-9121
テイスティング:一人$75 要予約 予約時にクレジットカード必要
URL:https://www.hdvwines.com