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▲ピア33
8月17日(月曜日)アルカトラズ島ツアーが再開しました。
前日の稲妻やら急な雨やら奇妙な天気だったのですが、曇り空ながらさほど寒くなく。
再開初日のディツアーは、報道関係の方を始め運営会社のホーンブロアー(Hornblower)の方達も朝から準備に追われていたようでした。
注意:現在はディツアーのみ催行です
▲検温
事前にサイトから予約(こちら)、タッチレス推奨でスマホに確認書が送られて(ペーパーチケットでも大丈夫ですよ)
▲デッキにも6フィート
再開初日なので、"ソーシャルディスタンス"スティッカーを計測しながら貼り付けて微笑ましいです。
その他船の上の安全対策はこちら
▲6フィート
振り返ったら、アラ!
12:00出発、定員150人(通常半分以下)で島に向かって出港!
▲上陸
乗船時間15分ほどで島に上陸。
懐かしいビルディング64
注意:現在、"セルハウスツアー(刑務所内見学ツアー)"は行われていません。このアルカトラズ島ツアーは屋外(Out Door)やトレイルとなります
▲衛兵小屋の大砲
刑務所ツアーがないのが分かると、普段スルーしてしまう場所もゆっくり見学。衛兵小屋(Guardhouse)もちっちゃい大砲あったっけ?という感じでしたが、1857年にできたこの建物、実は、アルカトラズ島で最古のビル。ここで上陸してきた敵の侵入を阻止する。
そもそも、軍事施設だったのは有名な話ですが、その後連邦刑務所、その後先住民に占拠、現在は世界で最も人気の(元)刑務所で入所したくてもキャンセル待ちというユニークな場所です。
▲刑務所クラブハウス
1970年に火事で焼けてしまいましたが、それまでの60年間、軍人さん達の食糧、日曜雑貨の調達、郵便受け渡し(PX)の場所だった建物。ボーリング場でもあったのでレーンぽいのが分かりますよ。
▲モデル産業ビル
"モデル産業ビル(Model Industries Building)"は、行けませんが、資材置き場で使ってるようですね。また時々イベントをやる"新産業ビル(New Industries Building )"は、屋内展示となるのでドアは閉まっていました。
▲カモメの産卵期
"グランドパレード(Grand Parade)"は、毎年カモメの産卵時期になると立ち入り禁止になる場所です。周囲を海に囲まれている真水がないので、アルカトラズ島には大きな動物は生息していません。そして潮溜りには鳥の捕食ようの海洋動物がいるので、この島は鵜や鷺、ウミネコ等の海鳥にとってはまさにサンクチャクチュアリーです。西洋カモメはいたるところで見ることできますし、海鳥の生息調査は毎年行われていています。
▲グランドパレードエリア
ここ以外にも『Area Closed』と表示されているところ『Keep Out』の黄色いテープがありますが、『立ち入り禁止区域』です。
▲お庭
『ザ・ロック(岩)』というにニックネームがつくだけあって、アルカトラズ島は、岩だらけでしたが、陸軍時代に大砲の周りに盛り土をする目的でエンゼルアイランド(Angel Island)から土を持ってきました。そこにいろんな種が混ざっていて植物も少しずつ増え始め、刑務所の職員やその家族が手入れをするようになり、色んなところにガーデンがあります。
*写真右上に煙が写っていました*
▲刑務所長邸
歴代4人の刑務所長が住んでいた邸宅は、1920年代に建てられたミッション・リバイバル様式(Mission Revival Architecture)だったのですが、これも1970年の火災で焼けてしまいました。今は鬱蒼としたグリーンの覆われています。
▲まるで生き物みたいなグリーン
所長邸の窓からはサンフランシスコの街とサンフランシスコ湾が一望できた一等地!
▲ベストショットポイント
所長邸の先が誰しも記念写真を撮る場所なんです。いつも誰かが写真撮ってるんですが、タイミングを見計って記念にどうぞ、セルフィーの場合は後ろに落っこちないように注意してくださいね。
▲小径
所長邸からサンフランシスコ側の小径を歩いていくと、ちょうどイングリッシュガーデンの植え替えをしていましたので、その先に進むと、突き当たりに階段があります。
▲急な階段
すれ違いができない細く急な階段を登ります。皆さん必ず手すりをつかむのでサニタイザーが常備。至るところにハンドサニタイザーが用意してあり、パークレンジャーが補充して回っています。
▲レクリエーション広場
ここは、セルハウスツアーでも立ち寄ることができる"レクリエーション広場(Recreation Yard)"です。奥には刑務所の入り口があるので、行ってみてください。窓越しにでも中の刑務所内を見ることができます(苦笑)
▲隙間から覗く
ちっちゃい小窓があり、そこから覗くと誰もいない刑務所が見えます。この刑務所は、外壁に直接接しないように監房が設計されているのも特徴です。
▲島から望むゴールデンゲートブリッジ
歩いてみると、下船してから、監視塔の坂道を登りアドミニストレーションビルから島の北側の"ペルシャ絨毯(Persian Carpet)"の脇を通り、レクリエーション広場まできて折り返しのようなコースが、スタンダードで最も楽しめる周り方です。いつもは、目玉となる"セルハウスツアー(Cell House Audio Tour)"をゆっくり楽しみたいのでほとんど気にも止めない場所、年に何度か訪れる機会のある私でさえ今回は発見がありました。またサンフランシスコは、Fort(砦)。軍事拠点でもあった歴史があり、位置的にアルカトラズ島は、フォートベーカー・フォートポイントと並ぶ、"第三のフォート"だった事がよく分かりました。
セルハウスツアーが未だ再開してない分、楽しみは少ないのですが、アルカトラズ島の歴史、またサンフランシスコという都市の歴史を振り返る良い機会となりました。島内の歴史とかいつか紹介していきたいと思いますが、アルカトラズ島ツアーが完全復活したら、通常2時間ほどのツアー時間が少し長くなりそうな気がします。新しいツアーのインフォメーションには2時間半〜3時間がツアー時間の目安とありましたが、やはり3時間かかっています。最終のフェリーで戻ってくればよいので何時間いてもOKです。
アルカトラズ島の別の表情が見えたツアーでした。
まだまだ混迷が続く現状ですが、一方では少しずつ経済活動も始まっています。
1日も早く日常の生活に戻れるようなりますように…
【Alcatraz Official Siteとスケジュール】
URL:https://www.alcatrazcruises.com
〜11月1日スケジュール
ピア33出発:11:00・12:00・13:00・14:00・15:00
アルカトラズ島出発:11:20・12:20・13:25・14:25・15:25・16:25・17:40
11月2日〜12月31日スケジュール
ピア33出発:10:00・11:00・12:00・13:00・14:00
アルカトラズ島出発:10:20・11:20・12:25・13:25・14:25・15:25・16:40