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まるでグーグルアース空から見るサンフランシスコベイエリア

美丸(Mimaru)

美丸(Mimaru)

アメリカ・カリフォルニア州特派員

更新日
2020年10月31日
公開日
2020年10月31日
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▲もうすぐ出発

これ以上ないほどの秋晴れの某日、飛行機に乗りました!

今回はまるで"グーグルアース(Google Earth)"みたいなベイエリアの地上の様子を紹介します。

*機内の占有率は3割ほど、3席×3席で真ん中にお客さんはいませんでした*

▲離陸直後

離陸からほどなく、見えてきたのは、サンブルーノ・マウンテン(San Bruno Mountain State & County Park)です。向こう側に見えるのが太平洋です。

"再度"再開発著しいサウス・サンフランシスコ(South San Francisco)のビジネス地区が右下に見えます。

▲通ってきた

湾の隣の道路は101号線(US101/通称ワン・オー・ワン)。いままでたいして気にせずにいたちっちゃい沼地は、ブリスベーン・ラグーン(Brisbane Lagoon)っていうそうです。空港から車でサンフランシスコ市街地に向かうときに通りますから、知っている方も多いと思います。

▲緩く旋回した

SFO上空を旋回して、左下の緑はサンブルーノ・マウンテンの西側、その上に見える薄緑色は、コルマ(Coloma)の墓地。一本太い道路は、280号線(通称ツゥーエイティー/Junipero Serra Freeway)、二股に分かれているあたりからディリーシティー(Daly City)です。280号線の右側にレイク・マーセッドゴルフ場(Lake Maced GC)太平洋の縁ギリギリには薄い霧がありますが、パシフィカ(Pacifica)のあたりです。

▲アンドレアス湖

右下にちょろっと見えるのは太平洋で、中央に見えている光り輝く細長い部分は、アンドレアス湖(San Andreas Lake)は、断層によってできた湖で、クリスタルスプリング貯水池(Upper& Lower Crystal Springs Reservoir)周辺には緑に囲まれた美しいエリアです。

▲サンフランシスコ空港

今回のキャプテンはサービス精神旺盛な方? こんなにはっきりSFOが見えるのは珍しいです。

ターミナルがSFOの地図と一緒(当たり前か)で滑走路は4本うっすら見える橋はサンマテオ橋ですね。

▲地図のよう

半島の先っちょに位置するサンフランシスコです。大きなサンフランシスコの地図を見ているようで保存版な1枚の写真。

ベイエリアの位置関係を説明する時に、右手でアルファベットのCを作ってもらって親指の爪部分がサンフランシスコ、親指と人差し指の間にゴールデンゲートブリッジがあるというとだいたいイメージができるようです。親指の第一関節あたりからシリコンバレー地区になるわけですね。

▲サンマテオ橋

右手のC の親指第一関節から人差し指のつけ根あたりに伸びているのが、長さ約11kmのサンマテオ橋(正式名称:San Mateo – Haywrad Bridge)カリフォルニアで最も長い橋です。サンフランシスコ湾を挟んで運河の町フォスターシティー(Foster City)とヘイワード(Hayward)をつないでいます。

▲塩田

サンマテオ橋のもうひとつ南側にあるのが、メンロパーク(Melo Park)とフリーモント(Fremont)を結ぶ長さ2.6kmのダンバートン橋(Dumbarton Bridge)。その脇に色が変わって見えるのが、サンフランシスコ湾塩田(San Francisco bay Salt Ponds)で、サンフランシスコ湾沿岸で6700haの広さがあります。微生物やブラインシュリンプがこの色を出しています。かつては先住民族の人たちが保存食用に塩を使っていましたが、1850年以降は数社の製塩業者で生産され、最終的に"カーギルソルト(Cargrill Salt)社"のみとなっています。近年は湿原の保全対策も行っていてサウスベイ塩田修復プロジェクトが組まれています。野性の動植物、海洋動物の楽園になる日も来るでしょう。

日本からサンフランシスコ空港に着陸時に見える塩田は角度的にもう少し北側にある塩田でようですが、機会があったらぜひ見てみてください。位置は、ニューアーク(Newark)この日はパンプキンカラーでしたが、濃いピンク色に見えるときもあるそうで、鮮やかすぎてびっくりしますよ。

▲平地と山

すぐに、サンタクルーズ山脈(Santa Cruriz Moutains)が見え始めました。手前が、カラベラス貯水池(Calaveras Reservoir)奥が、サンアントニオ貯水池(San Antonio Reservoir)。

▲山々

水溜りのような貯水池らしきものがけっこうたくさんあるのがわかります。また先ほどのアンドレアス湖には、1906年、1989年の大地震の震源となったサンアンドレアス断層(San Andreas Fauit)が、そしてじわじわ動いていてときどき大きく動く珍しいタイプの断層ヘイワード断層(Hayward Fault)が、このあたりに走っています。上空から見ると直線のように見えどころがあってそこが断層部分とわかりますよ。

夏は霧、そしてコロナ前までは、空気の汚れでサンフランシスコ空港上空からはっきりと地上を見るのが難しくなっていたのですが、霧の季節も過ぎ、大きな山火事もなく、コロナで交通量も減り、皮肉なことにこの日飛行機の窓から見えるサンフランシスコ・ベイエリアの景色は、いままでで最もきれいでした。

安心してサンフランシスコにいらっしゃれる日がきたらぜひこの地上の様子をご覧くださいね。

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