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トンガ沖の海底火山の噴火による津波警報が出ていたのを全く知らずにいたのですが、同僚から1~2フィート(30~60cm)の津波が来るから海辺に行ってはいけないと注意するよう連絡をもらいました。この写真は、土曜日8:00に撮影したものです。水面は当初穏やかでしたが、10分後ゆらゆらと海面が盛り上がるように揺らぎ始めました。何だ何だと、じーっとうねりを見ていたらめまいがしてきました。写真を撮れなかったのが悔しい…
海岸線にはコーストガードや警察が海に近寄らないよう、市民に注意を呼びかけていました。幸いなことにフェリービル周辺は海面がゆらゆらした程度でしたが、ゴールデンゲートブリッジ北側のマリンカウンティーではボートが転覆したり、空港近くのサンマテオカウンティーでは、釣りをしていた人が波にのまれ病院に搬送されました。この方達は命に別状はなく、治療を受けただけだったのでよかったです。(津波の情報は知らなかったようです)
アメリカ津波警報システム(サイト)
サンフランシスコには、"津波避難ルート(TSUNAMI EVACUATION ROUTE)"の表示が海沿いの道路に設置されています。2011年東日本大震災の時は気にしていたのですが、津波警報が出た土曜日に避難ルートを再確認しました。下に矢印"⇨"があります、逃げる方向です。高い場所に避難するのが当たり前だと頭では理解していても、いざというときパニックになった時の目視用です。
▲チャイナタウン方向
エンバカデロや金融街辺りは平地で、矢印の方向はチャイナタウンから上り坂になってノブヒルになります。津波の発生に遭遇したくありませんが、ダウンタウン滞在中に津波で避難しなければならなくなった時は、チャイナタウン・ノブヒルに駆け上がりましょう。
*津波で30~60センチといっても大したことのないように聞こえますが、波(Wave)ではなく、"surge(サージ)"海面の急速な上昇を指すそうです。