海外でのタクシーの呼び方、使い方
2022.12.20
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サローム(こんにちは)!
海外旅行したり滞在したりする際の大きな悩みの一つがタクシーの乗り方。ウズベキスタンでもタクシー乗車は外国人観光客の悩みの種でした。タシケントをはじめとする各都市では白タクが当たり前。つまり、自家用車があれば誰でもタクシー運転手になれたのです。道端でタクシーを呼ぶと正規の車ではない一般車が片っ端から停車し、運転手(といってもどこにでもいる普通のおじさんや若者ですが)と逐一料金交渉して連れて行ってもらうのが当たり前の光景で、タクシーといえばメーター乗車が一般的な日本人にとっては困惑する一方でした。
このように、慣れていない旅行者にとっては乗るたびに骨が折れる、とにかく大変!というのがこの国のタクシー事情でしたが、最近状況が一変。タクシー配車アプリが各都市に次々と登場し、ある種の苦行だったタクシー乗車が一気に楽になったのです。
中でも旅行者や駐在員におすすめなのが、「ヤンデックスタクシー(Yandex.Taxi)」。 Google Play、アップルストアとも"Yandex Go"というアプリ名で入っており、インストール後名前や998から始まるウズベキスタンでの電話番号を登録するとすぐに使えるようになります。
ヤンデックスタクシーをおすすめする理由は、なんといっても操作が簡単なこと。配車オーダーをすると車種や車体の色、ナンバープレート、そして地図上に車の位置が表示され、来た車と照らし合わせて乗車するだけ。Uberなどの日本のタクシーアプリと同じ感覚で操作できます。英語表記もあるのが嬉しいところ。
またクレジットカードを登録する必要も無く、現金支払いで問題ありません。降車時に運転手が提示する料金を払うだけでOK。乗車前にも料金が表示されるので安心です。
配車の種類は主にスタンダードとコンフォートの2つ。日本円にするとたった数十円の違いですが、コンフォートの方が車がよく、清潔感もあることが多いです。また概して運転マナーがいいとはいえないこの国ですが、コンフォートをオーダーすると安全運転で走ってくれる運転手にあたる確率も上がります。
ただスタンダードにしろコンフォートにしろ、やはり一般の自家用車で営業していることが多いので驚かないよう。。(笑)英語が話せる運転手も少ないです。
なおヤンデックスタクシーが何らかの事情で利用できない場合は、操作方法がほぼ同じの「マイタクシー(MyTaxi)」や「Taxi OK」という代替アプリもあります。
タシケント市内のタクシー料金相場は、よほどの長距離移動でなければ高くても2万スム台(2022年3月現在のレートで約200円台)。タシケントではメトロ路線がまだまだ少なく、またバスは混むことが多いため、格安で移動できるタクシーは市民の足として気軽に利用されています。なお需要が高い時間帯は、短距離でも料金が高めに設定されます。
つい先日には最大の観光都市サマルカンドでも利用できるようになり、ますます便利になりつつあるヤンデックスタクシー。タシケントやサマルカンドを観光する際は、ぜひ市内移動のお友として使いこなしてくださいね!
それではコルシュグンチャ・ハイル(また会う日まで)!
(2024年9月追記:ヤンデックスタクシーが利用できる都市が、最近どんどん増えています!現在タシケントとサマルカンドに加え、ブハラ、ヒヴァ・ウルゲンチ、ヌクス、フェルガナ・マルギラン、コーカンド、テルメズなど13都市で配車可能。旅行者がよく訪れる町の全てがカバーされたおかげで、どの都市でも市内移動に苦労することがほぼなくなりました。)