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皆さんは、初めて訪問する街で、目的地まで移動手段はどうしていますか?仕事や観光いろいろですが、私はなるべく公共交通機関を使いたいと思っています。理由は、時間はともかく安いこと。知らない場所なので地元の人に聞いたりしますが、それで街の人を知ることができます。旅行者同士だったら連帯感が生まれ、お互い助け合って、そこで思わぬ情報が得られたりするからです。今回は、コロラド州デンバーに行って、とっても気に入って、再訪したいと願い、そのための忘備録としてご紹介します。
今回もユナイテッド航空(UA)さんを利用しました。デンバー空港は、サンフランシスコ空港と同じくUAのハブなのでターミナルからバッゲージを受け取るターンテーブルまでとにかく混んでいました。アメリカ国内には一般客が利用できる空港が、5000以上あって、なんとデンバー国際空港(DEN)は、特に忙しい空港としても有名だったのです。サンフランシスコ空港(SFO)も忙しそうですが、どうもその比ではなかったようです。
初めてのデンバー空港は大きくてびっくりしましたが、ここからがサバイバル。やっぱり安く行けるRTD(Regional Transportation District)に挑戦です。デンバー中心部や近郊を結ぶ列車です。空港からユニオン駅まで、時間の心配がないように一日券を買おうと思いました。
さっそく、切符の購入。券売機はクレジットカードのみでした。この日は、券売機の1台に集中していて行列ができていました。聞けば他の3台は、カードの読み取りができなくなっているそうでした(苦笑)私もいっぱいいっぱいで写真を撮る余裕はありませんでした。買い方は、タッチスクリーンで「Purchase Tickets」から操作を始めていきます。午前中の便で到着したので、Day Pass(翌日02:59まで有効$10.50)を買いました。サンフランシスコ空港からパウエル駅までのバート(Bart)の値段とほぼ同じ。バートは一回券なのでその差に愕然としました。
駅の改札も、チケットの回収もありませんが、電車利用時は、チケットは自分で持っていてください。電車内で抜き打ちで検札をすることがあります。その際、有効なチケットを持っていないと、罰金(金額不明)を科せられます。
広大な平原を見るとアメリカだと感じます。座席が広くゆったりしているのもアメリカを感じます。大きいお兄ちゃんが荷物を棚に乗っけてくたり、お母さんみたいな人がどこに行きたいのか聞いてくれたり、バックパックのグループとお互い知っている情報は共有したりと、短い時間でしたが旅を感じました。
また、清潔なシートの列車は、旅を快適にしてくれました。
目的地のユニオン駅手前にコロラドロッキーズの本拠地クアーズフィールドが現れました。デンバーってプロスポーツも盛んでした!この日はNFLデンバーブロンコスのゲームが予定されていて、ジャージ姿の人もいました。小さなクォーターバック(QB)のラッセル・ウィルソンが沢山いました。
中の入った瞬間、息を飲むほど美しいユニオン駅舎内でした。イメージを崩さない補修技術とセンス。アメリカの鉄道時代の思い出と今のショップやカフェが見事に調和していました。ここは、アムトラックのカリフォルニア・ゼファー®︎の駅でもあって、この駅を見ると列車の旅もしてみたいと思います。
初めての私には、空港からRTDで小一時間の移動すらデンバーの旅です。すぐに気がついたのが、とにかく歩きやすい街ですね。スマホのマップがあればどこでも行ける昨今ですが、誰に何を聞いてもとにかく丁寧に教えてくれました。近くまで連れて行ってもらったり、なんだこの余裕は!と思うくらい街には”ゆとり”がありました。