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みなさま、サワディーカー。少し前に、記事「タイの乗り物まとめ!電車、トゥクトゥク、ソンテオの乗り方を紹介」でタイの乗り物について紹介しましたが、タイの移動手段の中で、首都バンコク在住の多くの日本人や旅行者になじみがある乗り物は、日本人地区と言われるエリアを走る高架鉄道(BTS:バンコクスカイトレイン)ではないでしょうか。道に迷った時など、アルファベット読みで、「ビーティーエス ユーティナイ=BTSはどこ?(駅名を入れる時は、ビーティーエスの後に付け加えましょう)」とたずねれば、BTSの駅への道のりを指さしで教えてもらいやすいので、便利なランドマーク的な存在でもあります。運賃が高いと言われることもありますが、遅延も少なく、運行本数も多く、涼しい乗り物で、近年BTSの路線がどんどん延伸され、バンコクの隣県へのアクセスもよくなり、期待される公共交通機関のひとつです。今回は、バンコク中心街からは少し離れますが、BTSの電車の車内や駅のプラットホームから見える、タイならではの象のモニュメントとその撮影スポットを紹介します。
目次
最初にご紹介するBTS(バンコクスカイトレイン)の車内から見える巨大な象は、バンコク都とサムットプラカーン県を結ぶスクンビット通りにそびえたつ「エラワンミュージアム」の銅製の象さんです。この象さんはヒンドゥー教の神の乗り物とされる「エラワン」で、3つの頭を持った象さんです。重さは250トン、高さは29mメートルあり、台座となっている建物の高さが14.60mメートルあり、巨大ゆえに、タイ・スワンナプーム国際空港からバンコク中心街へタクシー等で移動する時に道路から見えることもたまにありますが、BTS車内から観賞することができます。筆者は、プーチャオ駅(Pu Chao駅)からチャンエラワン駅(Chang Erawan駅)へ乗車中の時は一番先頭車両の一番前の窓と、逆方向のチャンエラワン駅からプーチャオ駅乗車中の時は一番後ろの一番後ろの窓には日よけがないことが多く、見やすいと思っています(が、他にもおすすめの車両の窓はあるかもしれません)。
プーチャオ駅からチャンエラワン駅へ向かう時には左手、逆方向のチャンエラワン駅からプーチャオ駅へ向かう時には右手に見えますので(ただし、チャンエラワン駅からプーチャオ駅への通過中右手の対向車線にすれ違う電車があれば見ることができません)、この区間を通過する機会があり、興味がありましたら、窓の外を意識してご覧になってみてくださいね。
博物館内部はピンクの内装にステンドグラスが見られ、象さんの内部には、エラワンミュージアムの創立者である華僑出身の財界人レック・ウィリヤパン氏所蔵の仏像や骨董品が展示されており、パワースポットやインスタ映えスポットとしても話題になったこともある場所ですので、興味のある方は合わせて訪問してみてください。開館時間は9:00-18:00で、入場料400バーツ、子ども200バーツです。タイの銀行カード等を提示し、タイ在住者であることを証明できれば、タイ人価格(大人250バーツ、子供125バーツ)になります。
電車車内からスマートフォンで撮影する場合は窓ガラスにくっつけるか、45度程の角度をつけるなど調整すると、余計なものが映り込みにくいと思います。デジタルカメラ(一眼レフやミラーレス)で撮影する際には、自分が電車に乗って動いていますので、被写体が動いている場合同様、ISO感度をオートにしているとぶれてしまうと思いますので、その点、ご注意ください。ピント合わせも必要になりますので、慣れていない方は、スマートフォンでの撮影が楽だと思います。
また、プーチャオ駅のプラットホームの端(チャンエラワン駅方面のほう)まで行くと、遠くに、象さんが見えます。感じ方が人それぞれかもしれませんが、棒の位置の関係で、チャンエラワン駅からプーチャオ駅に戻ってくる駅のプラットホームからの風景のほうがよい印象を受けました。いずれにしても、駅のプラットフォームなので、長居はできないと思いますが、200㎜以上ズームできるデジタルカメラや比較的新しいスマートフォンがあれば、象さんと電車がセットになった写真を大きく撮ることも可能です。撮影の際は、走ってくる電車などの邪魔にならないようお気をつけください。
ただし、駅内のプラットフォームの撮影場所にはタイの国旗が飾られており、旗がゆらゆらと動き、電車のすぐ右手のほうには大きな広告があり、日差しもそれなりにあるので、人も立って、象さんのモニュメントと一緒に記念撮影というのは難しい感じの場所です。
続いて紹介する象さんは、1997年に完成し、世界的にも取り上げられた建物「エレファントタワー」の象さんです。BTSに乗車しながら、パポンヨーティン24駅(Phahonyothin 24駅)とラチャヨーティン駅(Ratchayothin駅)の区間で見られるのかなと思いましたが、思いのほか大きな建物で、電車車内からは普通には眺められませんでした。google mapでみると、ラチャヨーティン駅からはわりと距離がありそうなので、小さくしか見えないだろうと思っていましたが、ラチャヨーティン駅のプラットフォームから見ても結構大きく見えました。
こちらのビルは、The Elephant BuildingやChang Buildingという名称で紹介されることもあり、中はオフィスや居住スペースの他、ショッピングプラザも入っているようですが、部外者は入場不可のようです。
ラチャヨーティン駅のプラットホームでは、エレファントタワーのサイズもちょうどよい感じで、人も立って写真も撮りやすいスペースがありました。画角的に、パポンヨーティン24駅方面からきてすぐ降りたラチャヨーティン駅のプラットホーム側のほうが写真は撮りやすいと思いました。なかなかこのエリアまでくる機会がないかもしれませんが、近くまで来る機会がありましたら、長居はおすすめしませんが、途中下車して、ささっと記念に写真を撮ってみるのもよいかもしれません。撮影の際は、身を乗り出したりしないよう、また、走ってくる電車などの邪魔にならないよう、くれぐれもお気をつけください。
筆者はまだ立ち寄らずですが、パポンヨーティン24駅のプラットホームからもエレファントタワーと記念撮影はできるようです。また、BTSとは無関係のスポットで、インスタグラムで得た情報(https://www.instagram.com/explore/locations/354071521399748/roof24-coffeebar/ 参照)によると、パポンヨーティン24駅下車徒歩約9分のところにあるカフェ「Roof 24 Coffee & Bar」の4階からも現在エレファントタワーが見えて、写真も撮りやすそうなので、興味のある方は合わせて行ってみてはいかがでしょうか。
以上、タイの電車BTS(バンコクスカイトレイン)の車内や駅のプラットホームから見える象さんを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。日本では、街中や観光地で象さんを目にすることはほとんどないと思いますが、タイでは地域によっては本物の象さんや象さんのモニュメントが見られ、タイを象徴する動物でもあります。では、皆様、サワディーカー。