151.【短信・ご注意】7/15～8/15の間にウズベキスタンに滞在される方へ・タシケント発着列車便の駅が変更&ウルゲンチ空港発着便振り替え

7/15から8/15の間にウズベキスタンに滞在し、列車でタシケントへ出入りされる方へ、重要なお知らせです。

この記事（104. 旅行者必見・ウズベキスタンの鉄道攻略法！高速列車アフラシアブ号から旅情あふれる夜行列車まで）の通り、ウズベキスタンの看板列車アフラシアブ号や特急列車シャルク号・ナサフ号など日中に走る長距離列車は、地下鉄に接続するタシケント駅（タシケント中央駅、タシケント北駅とも表記）を発着としています。
ただ、しばしば線路工事などの影響で全列車がタシケント南駅（ウズベク語で Janubiy vokzali ジャヌビー・ヴァグザーリ、ロシア語で Южный вокзал ユージヌィー・ヴァグザール）発着に変更となることがあります。今回も、7月15日から8月15日までの期間のみ、全列車がタシケント南駅発着となるとのお知らせが入りました。このタシケント南駅は普段、夜行寝台列車が発着している駅ですが、この1ヵ月間はタシケントを出発またはタシケントに到着する列車ほぼすべてがこの南駅を利用することになります。
なお、カザフスタンのアルマティ行きやロシアのノボシビルスク・サマラ・チェリャビンスク行き国際列車のみタシケント発着のまま。また近郊電車のホジャケント行きは、逆にタシケント南駅発着からタシケント駅発着となります。

日本に例えると東海道新幹線の全列車が東京駅ではなく品川駅発着になるような大ニュースですが、このお知らせがリリースされたのは措置が始まる直前（https://www.gazeta.uz/ru/2024/07/09/railway/）。何でも突発的に物事が起こるのはこの国の常ですが、特に今回の措置は多くの旅行者に周知が行き渡っていないと思われ、タシケント駅やタシケント南駅は混乱の場になることが予想されます。
タシケント南駅はタシケント駅ほどキャパシティの大きい駅ではなく、おそらくこの期間中はかなり混雑するでしょう。また乗車日直前に発着駅がタシケント駅に再変更される可能性もゼロではないので、この時期は出発1時間以上前に駅に到着することをおすすめします。このページ最下部にタシケント南駅の情報を掲載しましたので、ご参考にどうぞ。

万一、駅を間違えてしまった場合ですが、タシケント駅からタシケント南駅までタクシーで20分ほどかかります（夕方ラッシュ時は30分以上かかることも）。また63番バスが両駅の駅前を結んでいます。先述の通りタシケント駅は地下鉄が接続していますが、南駅のまわりには地下鉄駅はありません。この措置の期間中は駅を間違えた乗客のために臨時シャトルバスが出るというニュースもありますが、運転間隔や所要時間は今のところ不明です。

またタシケント駅に限らず、最近列車の発着時刻変更が多発しているようで、列車を乗り逃してしまったという話もちらほら聞きます。もし乗車予定の列車の時刻が変わっても、不親切なことにメールなどのお知らせは一切ありません。必ず発車予定時刻の30分前には駅に到着し、列車に早く乗り込むようにしてください。

また、7月20日から8月7日までの間にヒヴァ方面に行かれる方へも重要なお知らせがあります。

ヒヴァへの最寄り空港のウルゲンチ空港が改修工事に入るため、ウルゲンチ発着便はこの期間ヌクス空港発着に振り替えとなります。
ヒヴァやウルゲンチからヌクスへは車で約3時間の距離。該当便の航空券購入者には航空会社からお知らせのメールが入っているはずですが、もしこれを知らずにウルゲンチ空港へ行けば間違いなくフライトに間に合いません。ウルゲンチからタシケントへ、そしてそのまま帰国…という行程だったら、取り返しのつかないことになりかねません。

この期間はウズベキスタン航空がヌクス空港とウルゲンチ空港を結ぶ送迎バスを運行。ホームページで時刻表が公開されています（https://www.uzairways.com/en/press-center/news/important-message-passengers-flights-urgench）。ウルゲンチ空港発の送迎バスは、国内線出発時刻の5時間前、国際線出発時刻の6時間前に出るようです。またヒヴァへお急ぎの方は、旅行会社に依頼してヌクスからのタクシーを手配してもらうこともご検討ください。

楽しいはずのウズベキスタン旅行で思わぬ落とし穴にはまらないように、くれぐれもご注意ください。