補習工事中ロバートモンダビワイナリーの今（ナパバレー・カリフォルニア）

今、ひょんなことから臨時でガイドブック作成の手伝いをしています。ベイエリア９つのカウンティーの基本的情報から地元じゃないと分からないよ！ なんて情報集めをしています。そのなかの情報で、昨年8月からロバート・モンダビワイナリーが、一大補修工事をしているのは知っていたのですが、実は実際に工事現場を見たことがまだなくて、ガイドブックで紹介しているもの正直気になっていました。そんなおり、ナパバレーのセント・ヘレナでワインティスティングイベントがあり、途中オークビルを通過。まさに「百聞は一見に如かず」で現場を見ることができました。そして、ワインイベントのお話も少し、いざという時用に保存ワインの紹介もあり。

サンフランシスコから車で1時間ちょっと、奥行き約42kmのナパバレーの中心部オークビル（Oakville）。ここはアメリカ、今やワールドワイドクラスのワイン産地です。国道29号線沿いには、有名どころ見たことのあるワイナリーがずらっと並んでいて、「ワイン街道」ともいわれています（ワイン好きしかいってないかも。笑）。今回の目的地セント・ヘレナ（Saint Helena）の途中に、噂の補習工事中のロバートモンダビワイナリーがあります。

ワインラベルにも使われている美しいスパニッシュスタイルの建物が見えました。

と思っていたら、「Reopen 2025」の案内付きのシートが敷地を取り囲むように張られていて様子は見えず、景観の問題もあるのでたいがいの工事現場では今当たり前なので納得。ゲートは閉まり関係車両以外は入れなくなっていて、仮設トイレもたくさん見え関係者の多さが分かります。カバーで覆われた醸造用のタンクも見えました。本当に大がかりな補修工事です。しかし、2025年には素敵なワイナリーになるわけですから、ちょっと待ってましょう。

ではテイスティングはどうすればいいのか？ です。現在ナパのダウンタウンにこれまたゴージャスなテイスティングルームがあります。そちらはまだ行ったことがないのですが、行ってみる価値は十分あります。食事とのペアリングもでき、バラエティーに富んだ内容になっています。歴史的なナパの町歩きとワインテイスティングが一緒にできるなんて、短期間の旅だとお得感もあります。

そして、数あるワインクラブ中でもこのロバートモンダビのワインクラブは、一般売りしていないワインはもちろん。テイスティングルームでも飲めないユニークなワインばかり。ウイスキー樽で熟成させたカベルネ・ソーベニオンは、想像以上にウイスキーの香りがしました。これおすすめのワインクラブのひとつです。
ワインクラブ：https://robertmondaviwinery.com/ja/pages/wine-club

今回参加したのは、ナパを代表するワインメーカーさんが手がけるワインだけのテイスティングで、約20軒のワイナリーが参加していました。ラベルなら見たことあるってワインばかりでした。

今回は、購入目的ではありませんが、名だたるワインメーカーさんが挨拶がてらやってきていたり、ナパワインの関係者やプレミアムワインクラブメンバー向けだったようで、ほとんど皆さん顔見知りっぽかったです。そうじゃなくても、”超”がつくほどおいしいワインなのですから、気分も高揚、すぐ友達になれちゃいますね。気軽に飲めるワインではありませんが、機会があれば飲んでほしいなと思うブランドを２つ紹介します。

ワインショップやメンバーかでしか手に入らないのですが、ワインセラーには常備しておきたい1本です。

ダナエステイトは予約取りにくいようですが、テイスティングツアーもやっています。せっかくいいワインを購入するならじっくり味見して決めてくださいね。

畝の脇には菜の花が咲き乱れ、枝のチェックをしている作業風景が、ナパバレーに春がきたことを告げています。雨が多かった冬場でしたが、休んでいる時にたっぷり水分補給した葡萄の木々、今年もさらなるおいしい葡萄、おいしいワインができますように……。Cheers！