• Facebook でシェア
  • X でシェア
  • LINE でシェア

学生の街デービス・ダウンタウンのブルワリー3選+1

美丸(Mimaru)

美丸(Mimaru)

アメリカ・カリフォルニア州特派員

更新日
2024年10月8日
公開日
2024年10月8日
AD

ヒートウエーブ(熱波)が襲来しているベイエリアです。25℃を超えることがまずないサンフランシスコに住んでいると、知らずに身体に応えてきまして、フラフラしていたら「Heat stroke(熱中症)」か?と言われ、”ストローク(脳卒中)”の言葉に驚き、めまいがしました。極度な乾燥は、歩きながらジャーキーになっていきそうな感じもしています。さて、話は学園都市デービスのダウンタウンです。広大なUCのキャンパスと比べるとこじんまりとひっそりした印象を受けたのですが、そんな可愛いダウンタウンにあるブルワリーを紹介します。訪れたのが平日の午後。会社勤務の方はほとんどいない時間です。

平日の昼間にオープンしているブルワリーはほとんどなく、とりあえず行こうと思ったのが、「ユニバーシティ・オブ・ビール(University of Beer/UofB)」でした。30℃を超える日中パティオには誰もいません。中を覗くと逆に真っ暗。テレビが8台。カウンター席は10人ほど。乾き切った喉にはキンキンに冷えたピルスナーしかない!と言うことで勧められたのは、サクラメントのブルワリー「アーバン・ルート」のピルスナー(パイント7ドル)。薄い黄金色でレモンぽい風味でしたが、ドシっとダンクな感じ。あまりの美味しさに一気に飲んでしまい、写真を撮り忘れてしまいました。

2012年オープンここが一号店

ここは、2012年、当時20代のタイ人カップルがこのデービスで始めています。オーナーはファインダイニングでの経験のあるシェフで、フードメニューにも自信あり。400以上のブルワリーから調達してるクラフトビールは、ほぼ毎日更新しているそうです。ビールについて学んだスタッフが揃っており、どうりで好みを聞いてくるのか?とあとで知りました。ビールのディペンサーをとっかえひっかえ洗浄していた光景を見たのですが、正直アメリカではあまり見たことがなく、透明感のある濁りのない美味しさは、衛生管理がしっかりしているからこそ。

地元のイベントや学校、スポーツ行事にも積極的に後援し、地域に根差した活動をしています。現在はグレーターサクラメントエリアに7店舗あります。

ビールに精通している方はもちろん、ちょっと知りたいわと言う方にもおすすめです。
ビールのイメージを変えてくれるバーです(この日、日本語を忘れたくないと言うタイ人のスタッフがいまして、21歳以上の日本語スピーカー待ってるよ〜とメッセージを預かりました)。

【UniversutyofBeer】

住所
6153rdStDavis,CA95616
Tel
530-759-1990
オープン時間
12:00~0:00金土は〜1:00
URL
https://www.theuob.com/locations

UofBのエミさんが、行ってみたらと教えてくれたのが、「ダンロー(Dunloe)」午後2時からオープンです。かなりクーラーが効いていて寒いくらい。なので屋外で、「ローカル・ペールエール(10oz$5.50)」と「サンシャイン・ハイウエー(10oz$5.50)」をいただきました。近年、トロピカルでアルコール度数の高いヘイジーIPAが人気ですが、アルコールがキツく感じることもあります。その点ペールエールは柔らかく飲み口もスッキリしています。久しぶりに飲んだペールエールはとても優しい味わいでした。サンシャイン・ハイウエー(ウエストコーストIPA)は、お味見させてもらったら華やかでしたので、頼んでみました。ホップが効いててこれも爽やかな一杯でした。

オープンと同時なため誰もおらず…

ここは、お仕事終わってちょっと立ち寄り、みんなでわいわい友達作り、週末は家族連れで賑わいそうな空間です。私1人のためにクーラーはちょっともったいない気もしましたが、今から夕方の人たちへの準備でスイッチ入れておかないと返って電気代かかるって余計なこと考えながら次のブルワリーに行きました。

【DunloeBrewing】

住所
6103rdSt,Davis,CA95616
Tel
530-761-5464
オープン時間
毎日14:00〜22:00日月は〜20:00*閉店時間は変更の可能性あり
URL
https://dunloebrewing.com
3マイルブルワリーはお休みだった無念

残念ながら夕方4時からオープンで中に入れなかったけど、なぜ3マイルなのか不思議でした(アメリカの原発事故は同様の地名だったので、関係あるかとも思い調べてみたら)
*******
1867年、初期のカリフォルニアの町同様、人口500人くらいデービスビル(当時の名称)にも大酒飲みが溢れ返っていました。すでに9軒の酒場があり、教会や食堂、町内の公共施設の数よりたくさんあったそうです。禁酒法(1920〜1933年)が施行されるずっと前に、キリスト教婦人禁酒同盟デイビスビル支部は、町内の酒類販売を規制(禁止)しようと運動を起こし、1911年に、キャンパスから半径1マイル以内での酒類販売禁止を制定され、すぐに3マイルに広げられました。この禁止令は、当時できたばかりの農業大学(UCデービスの前身)の学生をお酒の害から守るためのものでもありました。1933年アメリカの禁酒法が廃止されてから、ほぼ50年後の1979 年までこの法律は有効でした。

今でもお酒に関しては、各地区で学校からの距離があると聞いています。私が住んでいたバークレーは、キャンパスから2マイル以内ではアルコール度数の高いハードリカーの販売許可がおりなかったです。

子供をお酒の害から守ろうとする親心…適正飲酒で楽しみましょうね!

【3MileBrewing】

住所
231GStSuite3,Davis,CA95616
Tel
530-564-4351
オープン時間
月〜木16:00〜22:00金〜日12:00〜22:00(日曜日は〜21:00)
URL
https://www.threemilebrewing.com
ビールショップに立ち寄る

デービスダウンタウンの最後の一軒は、ビールショップ「ザ・デービス・ビールショップ」。間口が狭く奥に長い京都みたいな間取りで、手前がバー、奥にボトルショップがありました。

磨き込まれた20ほどのディペンサーには(常連らしき方曰く)”珍しいビール”ばかりだと教えてくれました。平日の昼下がりにすでに7〜8人の男性客が超楽しそうに喋っていて、女っ気は全くなし、私が入店した瞬間振り返られたほど(苦笑)

ビールグラスも売られている

そんなお店なので、飾りっ気もなく必要なものしか置いていないお店で、紳士たちは自分たちの話で盛り上がり、逆に気兼ねなくビールが飲めそうでした。

ラベルを見るのが嫌になるほど種類が多かった陽が当たらない部屋に並んでいますが、冷蔵庫に入っているのもあるこの違い何?

選んでもらったのは時期的にドイツ「ウエイフェスティン・フェストビア」でオクトーバーフェストの季節のラガー。明るい黄金色で軽い感じそう、柔らかい苦味でリッチな感んじがしました。そして「マザー・アース・オクトーバフェスト」は、アンバーな金色で一杯めより甘く感じ、秋に飲むビールかなと思いました。東海岸ノースカロライナのブルワリーです。独・米飲み比べでした。

MotherEarthBrewingURL
https://www.motherearthbrewing.com
ゴールデンアンバー色はオクトーバーフェストっぽい

おつまみに小袋入りポテトチップス(2ドル)フードを提供しないバーでは、カウンターの脇に小袋入りナッツやチップスが売られていて2〜3ドルで買えます。また近所のお店からつまみを持ち込んでもOKな場合もあるので、サーバーさんに聞いてみましょう。

【TheDavisBeerShoppe】

住所
211GSt,Davis,CA
Tel
530-756-5212
オープン時間
毎日11:00〜23:00木〜金曜日は〜0:00日曜日は〜21:00
facebook
https://www.facebook.com/TheDavisBeerShoppe/

学生の街、デービスの日中、ダウンタウンは本当に静かでした。働く人の多くは、大学職員、教育、官庁、病院関係です。今回3軒(+1軒)でビールを飲みながら地元の方ともほろ酔い話しもしてみて、住んでいる人たちの意識の高さがうかがえました。緑も多くとても綺麗な街でした。また、飲みに来ますねぇ、Cheers!

トップへ戻る

TOP