【北カリフォルニア】オフショア地震と津波・エンバカデロ界隈の画像

地震発生・Tsunami警戒を知ったのは、11時少し前のスマホ緊急アラームでした。まったくもって気味の悪い音でした。地元テレビ局は緊急放送となり、11時10分頃放送を中断し、アラメダ、コントラ・コスタ、マリン、ナパ、サンフランシスコ、サンマテオ、サンタクララ、ソノマに、Tsunami Warningのテロップが表示されました。

報道局は中継も交えて収集していて、今年の元旦の能登の地震の報道を思い出しました。が、日本のテレビ局の冷静な話し方と比べると、ベイエリアの放送局のアナウンサーは明らかに動揺して、声がうわずっていたり、咳払いが多くなったり、言い間違いが多かったりと相当な緊急性を感じました。2011年の地震と津波やメカニズムについても解説していました。

USGS （アメリカ地質調査研究所）：https://www.usgs.gov

地震の詳細は報道の域を脱しませんが、今回は発見がありました。有名な”太平洋プレート”と”北米プレート”の二大プレートが重なる北カリフォルニア沖合に、緩衝材の役割をしている「ゴルダプレート（Gorda Plate）」というのがありこの3つのプレートが接する場所を「メンドシーノ・トリプル・ジャンクション（Mendocino Triple Junction/MTJ）」と言うそうです。

そこら辺が今回の震源地。USGAの地震発生マップを見ているとそこらの余震の数が半端ない発生数。発生毎に丸印がどんどん付いていき、地球が動いてるのを感じたしだいです。 

Tsunamiの到達予想時間は12:10、ちょうどランチタイム。幸いその頃に警報は解除となり、早速エンバカデロ界隈に行ってみました。いつもより人は少なくフェリービルのファーマーズ・マーケットのお店番の方たちも何となく不安げ。Tsunamiハザードエリアなので、早々に引き上げたブースもあったようでした。

また、到達予定時刻の1時間後13:15は満潮時で「キングタイド（King Tide）」言っている異常な満潮の日でした。太陽、月、地球の重力の関係で発生し、ハイタイド（High Tide）よりすごいからキング。年に数回発生します。新月や満月に関係してるので、宇宙の神秘を感じたしだいです。キングタイドの時はエンバカデロ沿岸は波が道路までくため所々水溜りでできていました。

Tsunami警報解除で幾分落ち着いたエンバカデロ周辺。帰宅する人たちが行き交いはじめる中、再び定点観測場所に向かいました。フェリービルのユニークなイルミネーション（Let’s glow SF）を撮影している人もいたり、会社のパーティなのかビジネスカジュアルな服装にギフトバッグを持ってレストランに向かう人の姿もありました。局の中継車があの凹地前に陣取りレポートしていたので、記念にピースサインしながら通り過ぎレポーターさん苦笑い。

Let’s Glow SF：https://downtownsf.org/things-to-do/lets-glow-sf

ちょうどこの頃、日本から地震のお見舞いや津波の心配のメッセージが届きはじめました。後に聞けば、北海道には津波が到達したようですが、大丈夫でしたでしょうか。

さて、自然災害は予想外、想定外なので、旅先のホテルでのちょっとした心得を。緊急事態の場合はホテルの方の指示に必ず従うこと。当たり前と思うかもしれませんが、そうじゃない人がいるんだそうです。そしてお部屋や建物の外に出ることも想定して、羽織るもの、メガネを枕元に置いておく（熟練ツアコン談）非常口の確認は言うべきもなくチェック！

気を付けいても仕方ない自然災害ですが、意識しておくことで最小限の損失で収まるかもしれませんね。