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【新潟】ようこそ!マンガとアニメのまち新潟へ!

雪雲

雪雲

新潟特派員

更新日
2025年4月11日
公開日
2025年4月11日

世界で日本文化の代名詞ともなったアニメとマンガ―。新潟県が多くのマンガ家を輩出しているのは有名ですが、特に新潟市は「おそ松くん」の赤塚不二夫先生「犬夜叉」の高橋留美子先生などを輩出しています。長い間、官民ともに「マンガ・アニメのまち」で地域を盛り上げようと力を入れています。その“熱量”を体感しに来ませんか?

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世界中から秀作アニメが新潟に集結!

2025(令和7)年3月、3回目となる「新潟国際アニメーション映画祭」が新潟市で開かれました。28の国と地域から応募された長編アニメ69作品の中から、押山清高監督の「ルックバック」がグランプリに輝きました。「なぜ、新潟でアニメ映画祭?」と思うかもしれません。

1958(昭和33)年、日本初のカラー長編アニメ「白蛇伝」が製作されました。作った「東映動画」を設立した東映初代社長の大川博氏が現在の新潟市南区出身ということ、やはり新潟(新発田市)出身の挿絵画家蕗谷虹児(ふきや こうじ)も、この映画製作に関わったのが「映画祭」ができた大きな理由のひとつです。映画祭には2人の名前を冠した賞も設けられています。

さらに新潟市が98(平成10)年から、全国公募展の「にいがたマンガ大賞」を設けているほか、マンガ・アニメの魅力を楽しく伝える施設「新潟市マンガの家」、「新潟市マンガ・アニメ情報館」を運営していること。また、アニメやマンガの力で地域を盛り上げる「にいがたアニメ・マンガフェスティバル」(がたふぇす)が毎年開かれるなど、マンガやアニメの普及に尽力しているからです。

 

 

©︎新潟国際アニメーション映画祭実行委員会 第3回新潟国際アニメーション映画祭の授賞者(前列)と実行委員と審査員(後列)

商店街に野球マンガのキャラクター

中央区古町通5番町商店街には新潟市出身で野球マンガの大家水島新司先生の作品に登場するキャラクターの銅像があることから、「水島新司まんがストリート」と呼ばれています。代表作「ドカベン」からは山田太郎や岩鬼正美など4体、ほかにも「あぶさん」の景浦安武、「野球狂の詩」の女性投手水原勇気など、全部で7体の躍動感あふれる銅像があります。「街ににぎわいを作り出すため、地元の大先輩水島先生のマンガの登場人物の銅像を建てたい」とお願いしたところ快諾を得て、2002(平成14)年」に完成したとのことです

©︎雪雲 水島野球漫画のキャラクターが並ぶ古町通5番町商店街

未来のクリエイターを育てる街

「水島新司まんがストリート」にはマンガとアニメなどを教える「日本アニメ・マンガ専門学校(JAM)」があります。マンガ家やアニメーターだけでなく、イラストレーターやゲームクリエイター、3DCG作家などを目指す若者が学んでいます。マンガ・アニメは社会のいろいろな場面で求められており、業界で即戦力となる人材育成のため00(平成12)年に創立しました。これまでに約4000人の卒業生を送り出し、中には世界的に有名なアニメ制作スタジオで活躍する人も多いそうです。将来、世界で活躍するクリエイターが誕生することでしょう。

©︎雪雲 日本アニメ・マンガ専門学校の校舎(奥)。看板が若者の夢を鼓舞する。
新潟市のマンガ・アニメ公式キャラクター「花野古町」(左)と「笹団五郎」(右)

マンガ蔵書約1万冊!マンガ教室や缶バッジ製作体験も

古町五番町のおとなりの古町六番町には新潟市が管理・運営する「新潟市マンガの家」があります。無料で新潟ゆかりの漫画家の作品や、スタッフが選んだマンガ本約1万冊を楽しめます。

さらに、事前申し込み不要でマンガの描き方を基礎から教えてもらえるほか、自分で色塗りしたイラストを缶バッジにできる体験が毎日できます。これも無料なので、マンガを描きたいという方やお子様連れにおすすめです。

©︎雪雲 新潟出身マンガ家の作品などをはじめ、1万冊を誇るマンガはすべて無料で読み放題。
自分で塗った絵が缶バッジになる。訪問記念にいかが?

声優になろう!アニメを作ろう!

信濃川を渡った「万代シテイ」には、「新潟市マンガ・アニメ情報館」(一般200円、中高校生100円、小学生50円。入場料、土日祝日は小・中学生無料)があります。こちらは「うる星やつら」のラムちゃんや、「What’s Michael?」のマイケルと遊べるゲームが楽しめるほか、アニメーションの製作過程をゲーム感覚で体験できます。また「王立宇宙軍 ネオアミスの翼」などの作品のキャラに声を吹き込む声優体験、タッチパネルで絵を動かしてマンガを作る体験などの常設展示が人気です。こちらと「新潟市マンガの家」には海外から訪れる観光客もいるそうです。

またマンガやアニメの企画展示(入場料は別料金)も定期的に開かれており、作家の原画などを見ることができます。ちなみに5月6日(火・振休)までは高橋留美子先生のTVアニメ「うる星やつら」展が開催されています。

©︎雪雲 太鼓をたたくゲームのように、アニメーションに音入れ体験ができる
©︎雪雲 アニメのキャラになりきって声優体験。

長い歴史を誇る同人誌イベント

マンガ家を目指す人や、趣味でマンガを描く人たちは、作品発表の場としてサークルを結成して同人誌を作る場合が多いそうです。その同人誌頒布の場として、東京の「コミックマーケット」(コミケット)が有名ですが、新潟市では「ガタケット」が開催されています。ガタケットは83(昭和58)年の初開催から40年以上の歴史を誇ります。2025年現在では600を超えるサークルが参加しています。また、コスプレに特化した「コスプレガタケット」も新潟市にとどまらず県内各地で開かれるなど、こちらも大人気です。

今年のガタケットは7月6日(日)、11月30日(日)に新潟市中央区の「新潟産業振興センター」で開催されます。「マンガ・アニメのまち にいがた」の熱気をぜひご体感ください。

©︎ガタケット事務局 「ガタケット」はマンガ・アニメ愛好者の交流の場にもなっている。
©︎ガタケット事務局 アニメや漫画の登場人物になりきって楽しむ「コスプレガタケット」

新潟市マンガの家

住所:新潟市中央区古町通6番町971-7

電話番号:025-201-8923

時間:11:00~19:00

定休日:毎週水曜日(祝日の場合は翌平日)

料金:無料

 

新潟市マンガ・アニメ情報館

住所:新潟市中央区八千代2-5-7万代シテイBP2 1階

電話番号:025-240-4311

時間11:00~19:00(土日祝日は10:00開館)

定休日:1月1日(展示替えによる臨時休館あり)

料金:一般200円、中・高校生100円、小学生50円(土日祝日は小・中学生無料)

HP:https://nmam.jp/ (マンガの家、マンガ・アニメ情報館共通)

 

日本アニメ・マンガ専門学校

住所:新潟市中央区古町通5番町602-1

電話番号:025-210-8333

HP:https://web-jam.jp/

 

ガタケット事務局

住所:新潟市中央区西堀通3番町791番地

電話番号:025-228-8718

HP:https://gataket.com/

 

新潟国際アニメーション映画祭2025

HP:https://niigata-iaff.net/

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