【鳥取・智頭町】「山菜料理 みたき園」で心づくしのお料理
2025.10.11
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こんにちは。今月は鳥取県の智頭町をご紹介しています。「みたき園」でお腹がいっぱいになったら近くを散策します。みたき園から車で更に山道を奥に登れば、国定公園に指定されている芦津渓という渓谷があります。春の新緑、夏の渓流と一年を通じて楽しめますが、特にこれからの紅葉の時期になると多くのハイカー達で賑わうそうです。
シーズンになると多くの人で賑わうようですが、9月はほとんど歩いている人はいません。鳥取県智頭町のHPには芦津渓のことを「西日本屈指の渓谷美」と書いてあったので、遊歩道の先にある「三滝」と三滝ダムを目指し歩いていきます。三滝は、高さ約21m、幅約10mの滝で、水煙をあげながら滝つぼに落下し、昔から龍神が宿るといわれ、雨ごいの神としても信仰されているそうです。
しかし、途中で「熊出没に注意!」の看板を見つけて断念しました。昨今の熊による人身被害は過去最多といいますものね。
散策道のマップがありました。三滝ダムコース以外にも「中国自然歩道コース」「芦津渓谷コース」の遊歩道があるようです。
紅葉の頃なら大勢でワイワイガヤガヤ歩くから、熊も警戒して出てこないのでしょう。
そこで、山奥の散策はやめて珈琲でも飲もうと、「みたき園」の方へと車で戻り、カフェへ歩き始めたところ突然、目の前に滝が現れました。
「天空の滝」というそうです。いろんな滝を見ましたが、かなり高さのある滝です。梅雨時など、推量の多いときに来れば、高さもあり相当な迫力のある滝だと感動しましたが、こんなに大きな滝なのに智頭町のHPには載っていません。
帰って詳しく調べたら、なんと人口の滝でした!
滝から川沿いを歩くと小さなカフェがあります。「小鳥のcafe Quince(クインス)」と看板がかかっていました。ここも「みたき園」の敷地の中のようです。川沿いには水車や川床が並んでいました。
店内は満席だったので、外にある桧の長テーブルの席に座ります。
山の水を使って1滴1滴ドリップする ”水出しコーヒー” を注文しました。
美味しい!
歩き疲れた身体と、大自然の景色に囲まれた絶好のロケーションのせいか、香り豊かな珈琲が喉にやさしく流れ込みます。
白い飛沫をたてて落ちる天空の滝も目の前に見えます。
珈琲以外にもチャボの卵で作った「こっこプリン」や季節のケーキもあります。
テーブルの上に活けられた季節の山野草に癒されます。
カフェの中には杉を使ったクラフトも置いてありました。蓋が緑に着色されたお弁当箱、生地のままだったら欲しかったなぁ。
少し日が傾き始め、そろそろ帰る時刻です。
名残り惜しいので、もう一度「みたき園」の中を歩いて駐車場に向かいます。
どこにカメラを向けても、細やかなもてなしの心を感じます。
「ほら、見て!もう芒(すすき)が出てるのよ。」
女将さんがすれ違いざまに笑顔で声をかけて下さいました。みたき園に対する愛情とゲストに対する気遣いが心地よく感じられます。
もっと居たい気持ちを抑えて、後ろ髪をひかれながら後にします。車に乗ろうとしたら、チャボかな?この子たちが追いかけてきてお見送りをしてもらいました。