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皆さん、こんにちは!カリフォルニア州特派員のかんです。
シリコンバレーの中心地サンノゼ。IT企業のビルが立ち並ぶ一方で、実はこのエリアがかつて「Valley of Hearts Delight(心の喜びの谷)」と呼ばれた世界有数の果樹園地帯だったことをご存知でしょうか?
今回は、その歴史を今に伝える広大な公園「マーシャル・コトル・パーク(Martial Cottle Park)」と、そこで開催される大人気の「ガーデンフェア」についてご紹介します。
“I was born here. I’ve spent my entire life here. It would be nice for kids in future generations to know what it was like before it all changed.”Walter Cottle Lester (Mercury News, 2013).
「私はこの地で生まれ、人生のすべてをこの地で過ごしました。未来の世代の子どもたちが、すべてが変わる前のこの地の様子を知ることができたら素晴らしいでしょうね。」ウォルター・コトル・レスター(マーキュリー・ニュース、2013年) 筆者訳・出典:Martial Cottle Park’s history
サンノゼ南部にあるマーシャル・コトル・パークは、150年以上にわたりコトル家が農業を営んできた土地であり、サンタクララバレーの豊かな農業の歴史を今に伝える場所です。
その始まりは、1854年にバーモント州出身のエドワード・コトルがミズーリ州から荷馬車でサンタクララ郡に移住し、コヨーテ・クリーク近くのランチョ・サンタ・テレサの一部を購入したことでした。
その後、コトル家はこの土地で長年にわたり農業を営み、土地を管理し続けてきました。しかし、戦後、サンノゼは急速に発展し、1960年代初頭には、その果樹園や畑が、住宅やショッピングセンターに変わっていきました。コトル家はこの谷の農業と人々に伝える続けるべきという信念に基づき、開発業者から巨額買収を提示されても断り、その広大な土地を維持してきましたが、2003年、カリフォルニア州立公園局とサンタクララ郡立公園局に、「サンタクララ渓谷の農業遺産について一般の人々に情報を提供し、教育する」公共公園とすることを条件に、287エーカーの土地を寄贈しました。
カリフォルニア州立公園局とサンタクララ郡立公園局は、マーシャル・コトル・パークを、「半分公園、半分農場」として開発しました。公園内には農業の歴史と今に至るイノベーションを学べる施設や、子供向けの遊び場や展示物、ウォーキングコース、ピクニックエリアや草地が設けられ、農業の過去やカリフォルニアの植物について学べる教育的なデモンストレーション・ガーデンも敷設されています。
<主な見どころ>
ビジターセンター:かつての農場経営の様子や、サンタクララバレーが歩んできた農業の歴史を無料で学ぶことができる。
散策とアクティビティ: 約5km(3マイル)にわたる舗装されたトレイルがあり、ウォーキングやサイクリング、愛犬との散歩を楽しめる。
デモンストレーション・ガーデン: UCマスターガーデナー(カリフォルニア大学認定の園芸ボランティア)が管理する庭園があり、節水型の植物やカリフォルニア・ネイティブの植物を実際に見ることができる。
そして、年に2回、UCマスターガーデナーによるガーデン・フェアも開催されています。
去る2026年4月11日、この公園を会場として「スプリング・ガーデンフェア(Spring Garden Fair)」が開催されました。
小雨の降る悪天候の中、会場は多くのガーデニングファンで大賑わい!
<主なイベント>
苗の販売: マスターガーデナーたちが手塩にかけて育てた、この地域の気候に適したトマト、ペッパー、ハーブ、そして美しい多肉植物の苗がずらりと並びました。
ワークショップ: 「美味しいトマトの育て方」や「コンテナガーデンのコツ」など、すぐに役立つ無料講座も行われ、皆さん熱心にメモを取っていました。
リペア・カフェ: 壊れた家庭用品を修理してくれる人気のゲストブースも登場。物を大切にするカリフォルニアらしい光景が見られました。
コンポスト体験ブース:コンポストを作成し、持ち帰られるブースも設けられました。
「春のフェアを逃してしまった!」という方もご安心ください。秋には「フォール・ガーデンフェア(Fall Garden Fair)」が予定されています。
<秋のフェアの注目ポイント(2026年10月開催予定)>
冬野菜の準備: カリフォルニアの冬は、実は野菜作りのゴールデンタイム。ブロッコリーやケール、ニンニク、エシャロットなど、涼しい季節に育つ苗や球根が手に入ります。
秋の収穫祭気分: 例年、公園全体の「秋祭り(Fall Festival)」と同時開催されることが多く、家族連れで一日中楽しめるイベントになります。
ガーデニング相談: 「庭のこの植物が元気がないんだけど…」といった個人的な相談にプロが答えてくれる「Help Desk」も設置されます。
秋のフェアの正確な日程は、例年9月頃にUCマスターガーデナーの公式サイトで発表されますので、ぜひチェックしてみてください。
国道85号線からSnell Aveを通って行くのが一番便利です。
入園自体は無料ですが、園内の駐車場を利用する場合は1日6ドルの料金がかかります。
フェアで苗をたくさん買う予定の方は、「小さな台車(ワゴン)」や「ダンボール箱」を持参すると便利です。
歴史ある農場の風を感じながら、次のシーズンに向けた準備を始める。
カリフォルニアの植物の生態を眺めてみる。
そんなカリフォルニアならではの週末を過ごしてみるのはいかがでしょうか?
それでは、また次回のブログでお会いしましょう!
住所: 5283 Snell Avenue, San Jose, CA 95136
電話:(408) 535-4060
開園時間: 8:00 AM 〜 日没まで
公式サイト: parks.sccgov.org