【タイ】Café Amazon(カフェ・アマゾン)のフラッグシップストアがBTSアーリー駅前に誕生!
2026.4.28
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クロアチアに拠点を置く世界の料理ガイドメディア「TasteAtlas(テイストアトラス)」が、2026年度の“タイのデザート TOP25”を発表しました。その第1位に輝いたのが「カノム・クロック」です。今回は、このカノム・クロックがどのようなお菓子なのか、そしておいしいと評判の屋台についてご紹介します。
このランキングの1位がカノム・クロックとわかった瞬間、筆者はかなり意外に感じたのです。というのも、カノム・クロックは屋台で売られる、いわゆるストリートフード。デザートに分類されてはいるものの、タイ料理レストランのメニューで見かけることはほぼなく、朝市やオフィス街のフードコートで売られているイメージが強かったためです。ちなみに2位はマンゴーともち米のスイーツ、カオニャオ・マムアンでした。
出典:Top 25 Thai Desserts / Last updated on April 19, 2026
https://www.tasteatlas.com/best-rated-desserts-in-thailand
カノム・クロックは、米粉やココナッツミルク、砂糖、隠し味の塩を混ぜた生地を、たこ焼き器よりも浅いくぼみのある鉄板で焼き上げる、素朴なお菓子です。レシピは作り手によって異なり、もち米粉を加えたり、白砂糖の代わりにパームシュガーを使ったりと、さまざまなバリエーションがあります。
表面には彩りと味のアクセントとして具材がトッピングされます。一般的なのは、小ねぎ、コーン、タロイモなど。お菓子に小ねぎ?と驚かれるかもしれませんが、生地にほんのり塩味があるため、意外にもよく合います。近年では、写真映えを意識してカラフルな具材をたっぷり盛るスタイルも増えてきています。
また、カノム・クロックに似たお菓子はタイだけでなく近隣諸国にも見られます。カンボジアのノムグロック(Nom Krouk)、ラオスのカノムコック(Knom Krok)、ミャンマーのモン・リン・マヤ(Mont Lin Maya)、ベトナムのバイン・コット(Bánh khọt)など、レシピや食べ方に違いはあるものの、いずれも浅いくぼみのある鉄板で焼き上げる点は共通しています。タイではアユタヤ王朝の時代から存在すると言われていますが、その起源については諸説あり、興味深いところです。
今回訪れたのは、近年注目を集めているタラートノーイ。聖ロザリー教会の2000年大聖年堂の向かいにある屋台エリアの一角に、お目当ての店があります。
店名は「タムラップ・タイ・カノム・クロック・ガティ・ソット」。直訳すると、「タイのレシピ・新鮮なココナッツミルクのカノム・クロック」といった意味合いです。1990年に創業し、現在は父親と二代目の娘さんが屋台を切り盛りしています。タイのストリートフードの雄を決定する、「The Spoon 金の匙(さじ)」というテレビ番組で1スプーンを獲得。ミシュランガイドの星に例えると、一つ星といったイメージです。
この店の特徴は、あえて具材を乗せないスタイル。素材の風味と、“外はカリッ、中はとろり”という焼き加減のみで勝負しています。カノム・クロックは2切れを合わせて1個と数え、6個入りで30バーツから。軽いおやつとしてちょうどよいボリュームです。
焼きたてをひと口。表面はカリッ、パリッと香ばしく、中はとろりとクリーミー。店主のこだわり通りの食感です。ココナッツミルクのコクとタイ菓子らしい甘さをしっかり感じられるものの、後味は軽やかで、気づけばあっという間に完食してしまいました。
周囲に座って食べられるスペースはなく立ち食いになりますが、時間が経つと食感が変わってしまうため、購入後すぐに味わうのがお薦めです。タラートノーイ散策の際には、ぜひ立ち寄ってみてください!
■タムラップ・タイ・カノム・クロック・ガティ・ソット(TumLubThai Khanom Krok / ตำรับไทย ขนมครกกะทิสด)
所在地:Soi Wanit 2, Talat-Noi, Samphanthawong, Bangkok
アクセス:MRTフアラムポーン駅(Hua Lamphong)から徒歩13分
営業時間:7:00~17:00(月曜定休)
※現金のみ