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グリュッサGrüessech!ベルンからこんにちは!ベルン州のトゥーンThunは、中世の面影が残る町並みと、トゥーン湖の自然が調和する美しい町。古くから夏の避暑地として愛されてきたこの地には、おとぎ話の世界から飛び出してきたような、ロマンチックなお城が点在しています。
今回は、ベルンから日帰りで、トゥーンにあるお城の中で特に古い歴史を持つトゥーン城とオーバーホーフェン城を巡りながら、絵画のような風景も楽しめる旅をご紹介します♪
ベルンからトゥーンへは、スイス国鉄SBBのIC(都市間特急)でひと駅、約20分でアクセスできます。
トゥーンに到着したら、賑やかな駅前の通りを抜けて、アーレ川の方へ。澄んだ美しいエメラルドグリーンのアーレ川沿いを歩きながら、水位調整の役割を持つ木造の屋根付きの水門へ。そこからさらに、珍しい二階建て構造の旧市街のメインストリート(Obere Hauptgasse)など、トゥーンならではの見どころを楽しみつつ、歩いていきましょう。
実は水門は地元のサーファー(リバー・サーファーと言うそう)に人気のスポット。激しい水流に挑むサーファーの姿は、今やトゥーンの夏の風物詩としてすっかり馴染み、観光客の目を楽しませています。
メインストリートからトゥーン城が建つ丘の上へは、階段又はCity Ost Schlossberg駐車場のエレベータを使ってアクセスすることができます。4つの尖塔がそびえる美しいトゥーン城まであともう少し。
トゥーンの町とトゥーン城は、ベルンと同じく12世紀末にツェーリンゲン公によって築かれました。
かつて要塞として建てられたトゥーン城は、ツェーリンゲン家の血筋が途絶えた後、血縁関係のあるキーブルク家に引き継がれます。後に強大な都市国家ベルンが所有し、役所、裁判所や牢獄など用途に合わせて増改築が行われました。そして現在は、博物館、レストランやホテルとして新しい時を刻んでいます。
さて、ようやくトゥーン城に着きました!トゥーン城の城壁内には無料で入ることができて、お城の周りから景色を楽しむことができます。お城のレストランでお茶をしながら優雅なひとときを過ごすのも良いですね。
でも、お城まで来たならぜひ立ち寄りたいのが、お城の中にある博物館。トゥーン城の歴史にまつわる展示があり、さらに、最上階の屋根裏部屋からはしご階段で行くことができる4つの塔は、トゥーン旧市街やトゥーン湖、晴れた日にはベルナーアルプスも一望できる絶景スポットです!
中世の面影が色濃く残る町並みと、豊かな自然が織りなす美しい風景は、まさに絵画のようです。
■トゥーン城Schloss Thun
住所:Schloss Thun, Schlossberg 1, 3600 Thun
営業日時及び博物館の入場料:公式サイト参照 ※冬季の営業は限定的なのでご注意ください
URL:https://schlossthun.ch/en/
続いては、オーバーホーフェン城へ。トゥーン城からは、旧市街のメインストリート(Obere Hauptgasse)沿いの先にあるバス停(Lauitor)から21番又は25番のバスに乗車し、約10分で最寄りのバス停(Oberhofen a. T., Dorf)にアクセスできます。バス停からお城までは徒歩約2分。
オーバーホーフェン城の近くには、併設のレストラン(Restaurant Schloss Oberhofen、月・火は休業)や、フェリーターミナルの近くにカフェ(Pier 17)もあるので、お城の見学の前後に、湖の景色を眺めながら贅沢なランチタイムを過ごしても良いかもしれません。
オーバーホーフェン城は、13世紀初頭に要塞として築かれ、それ以来、所有者の交代や増改築を繰り返しながら、様々な用途に用いられてきました。19世紀半ばにはプルタレス伯爵がこの城を買い取り、夏の別荘として、現在のような華やかな外観と美しい英国式庭園を持つ城に増改築しました。
華やかな当時の貴族の暮らし、ちょっと覗いてみたくありませんか?城の内部にある博物館は、19世紀に住んでいた貴族と使用人の生活に焦点を当てており、ダイニングルーム、キッチン、寝室、書斎、子供部屋、一風変わったトルコ風喫煙室やハリーポッターが住んでいたような階段下の部屋などもあり、見どころ満載です。※博物館の営業はシーズン限定で、2026年は月曜日を除く5/10~11/1まで
お城の隣の湖沿いのエリアには美しい英国式庭園があります。こちらは無料で開放されており、博物館がお休みの月曜日も開いているので、うっかり博物館がお休みの日に来てしまった場合でも庭園を楽しむことができます。※2026年は3/31~12/15まで
筆者が初めて訪れた際はお城の中庭の花壇に花がなかったので、タイミングにもよるかもしれませんが、中庭や庭園内に美しい花壇があります。また、公園内には珍しい木々や木のアーチなどの見どころも。
19世紀の貴族たちもきっと、この美しい湖を眺めながら優雅に庭園を散策していたことでしょう。澄んだ湖、気品が漂うお城、そして緑豊かな庭園が織りなす、美しい風景がここにあります。
オーバーホーフェン城を満喫したら、トゥーン駅に戻りましょう。バスで戻ることもできますが、夏季はトゥーン湖のフェリーが増便されるので、景色を楽しめる船での移動がおすすめ。約20分の船旅です。フェリーの時刻表と料金はこちらを参照。
船上からの美しい景色の中に、湖畔に佇むロマンチックなお城をほかにも見つけられるはずです。
■オーバーホーフェン城Schloss Oberhofen
住所:Stiftung Schloss Oberhofen, Postfach 22, 3653 Oberhofen
営業日時及び博物館の入場料:公式サイト参照
URL: https://www.schlossoberhofen.ch/en/home
さて、トゥーンの2大古城を巡りましたが、いかがでしたでしょうか。自然豊かなトゥーンは、1年を通して絵画のように美しい景色を楽しむことができます。お城の博物館やフェリーを楽しみたい場合は、6月~10月頃がおすすめ。お城好きな方や歴史好きな方はもちろん、美しい風景とさわやかな空気を満喫したい方もぜひ訪れてみてください。ベルンからだけでなくインターラーケンからのアクセスも良好です。
トゥーン湖畔には他にも素敵なお城があるので、また別の機会にご紹介したいと思います。