【福岡県・宗像市】登山デビューにおすすめの山で、歴史ロマンと絶景を楽しもう
2026.2.17
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本格的な登山もいいですが、もう少し気軽に山に登りたい時があります。そんな時におすすめなのが、福岡県宗像市にある白山(はくさん)です。標高319mの低山ですが、少し急な斜面もあり、登山を味わえる山です。
登山はもちろん、かつては宗像氏の居城として約380年使われており、山の中にその跡が見られます。登山と歴史的ロマンにひたれる一石二鳥な山とも言えるのではないでしょうか。
登山入口は宗像市山田にあり、駐車場とお手洗いがあるので、ここでしっかりと準備を整えられます。登山口正面には山田増幅院があり、その奥にそびえるように白山が見えます。
鎌倉時代の1182〜1184年に第36代宗像氏国によって築城されました。約380年もの間、宗像大宮司家の本城としての役割を果たしており、その歴史の古さを感じます。駐車場脇には「白山城址を守る会」の方々によって立てられた看板があり、山城としての全体やその歴史を分かりやすく知ることができました。
中でも驚いたのが「足利尊氏」がこの地に来ていたということ。歴史の教科書に載っているような人物が来ていたとは驚きでした。
登山して山に入っていくと、看板があります。「難攻不落」の文字が見え、いよいよ足を踏み入れるのかという引き締まった気持ちにもさせてくれます。
登山してしばらくは、整備された足場が歩きやすく、ピクニック気分で進むことができました。とは言っても山なので、ずっと歩きっぱなしという訳にはいかず、休みを何度も入れながら頂上を目指しました。
堀切と呼ばれるエリアからは、さらにもう一段険しくなったように感じます。設置されたロープや足元の石などを足掛かりにしました。
この時代の山城は、天守閣などはなく、砦のような役割を果たしていたと考えられえます。城跡には堀切・本丸・曲輪・堅堀跡が現存しています。中でも「山の井」と呼ばれ、岩盤をくり抜いて造られた井戸は、全国的に見ても例を見ない貴重な遺物です。
山城において水の確保は大切なもの、井戸を備えていることが、約380年もの間、居城として存続できた理由の一つかもしれません。
山頂へたどり着くと、達成感が味わえます。どんな山に登っていても、この瞬間はたまりません。山頂では本丸・曲輪(廓)・二の丸跡が見られます。
遠くを見渡すと空気が澄んでいる時は、沖ノ島まで見ることができます。今回はよく見えませんでしたが、心の目で見ると見えるような気がします。
登山は何もきつい・苦しいといったものだけでなく、楽しみもたくさんあります。その一つが、登ったものだけが見られる景色。途中から見える宗像市の街並みや、頂上からの景色はご褒美をもらえたかのようです。
また、「白山城址を守る会」の方々が植えられた「エビネ蘭」は、小さいながらも励ましてくれるような存在でした。
山頂付近には、「ユウレイタケ」と呼ばれるギンリョウソウが咲き、白い様子が幽霊を思わせますが、怖いというよりかわいく感じました。
低山ながらも見どころ満載の白山でした。白山からは四ツ塚(城山・金山・孔大寺山・湯川山)へも縦走できます。体力や経験、時間があればこちらをチャレンジしてみるのも楽しいかもしれません。
白山城址
住所:福岡県宗像市山田396-3 山田地蔵尊(増福院)付近(宗像市山田715付近)
アクセス :
車:九州自動車道 鞍手ICより約25分
山田地蔵尊側登山口に駐車場(20台)、トイレあり。