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グリュッサGrüessech!ベルンからこんにちは!ヨーロッパを襲う熱波の影響で、まだ6月だというのに、標高約540mのベルン中心部でも日中は30度を超える日が1週間以上続いていました。日本ほど湿度は高くないものの、肌に突き刺さるような強い日差しがあり、今年は異例の暑さとなっています。
そこで今回は、このような猛暑日でも涼しく快適に絶景が楽しめる、アーレ峡谷(アーレシュルフトAareschlucht)をご紹介します!
アーレ峡谷は、ベルン州東部のマイリンゲン近郊に位置する、長さ1400m、岩壁の高さは最大で180mにおよぶ雄大な峡谷。
この地はかつて海の底にあり、海洋生物の遺骸により硬い石灰岩の層が生まれました。これがアルプス造山運動によって地上へ隆起。その後、繰り返し訪れた氷河期と間氷期。氷河や大量の氷河融解水の影響によって岩盤が激しく侵食され、このダイナミックな峡谷が造り出されました。まさに大自然の驚異です。
アーレ峡谷では、切り立った岩壁に沿って遊歩道が整備されており、峡谷を間近に散策することができます。峡谷の出入口は西口と東口の2か所あり、所要時間は片道約40~45分です。
では、峡谷を散策しましょう。本記事では西口から入場した場合の様子をご紹介します。筆者が訪れた日の気温は33度。トンネルの入口に近づくと、中から冷たい空気が流れ出ているのを感じました。中に入ると、さらにひんやり!歩き進むうちに体が冷えてきて、上着が必要なほどです。
トンネルでは水滴が落ちてくることもあり、また、足元は濡れているため、スニーカーなどの歩きやすい靴がおすすめです。
トンネルから峡谷沿いの遊歩道に出ると、目の前に巨大な岩壁が現れました。西口側の峡谷は狭く、最も狭いところで幅1mしかありません。
足元には、白く濁ったターコイズグリーンのアーレ川がゴォッーと音を立てて流れています。アーレ川のこの不思議な色合いは、氷河の粒子や石灰岩によるものだそう。
峡谷とアーレ川が織りなす神秘的な光景に、誰もが何度も足を止めて写真を撮っていました。
峡谷内にはいくつも見どころがあります。こちらはシュレイバッハの滝。岩の間から勢いよく飛び出す滝が清らかで涼しげです。
こちらは使用されることはなかったそうですが、第2次世界大戦の遺産の軍事施設。各見どころにはこのようなパネルが設置されており、英語の解説もあるため、歴史や峡谷の成り立ちなどを学びながら散策できます。
東口に近づくにつれて徐々に峡谷が開け、アーレ川の流れも穏やかになっていきます。
西口から東口へと歩きながら、移り変わる絶景を存分に堪能。峡谷はひんやりと涼しく、マイナスイオンをたっぷり吸い込んでリフレッシュ効果も抜群でした。
前述のとおり、アーレ峡谷は西口と東口の2か所の出入口があります。西口の方がメインエントランスとなっており、広い無料駐車場をはじめ、大型のセルフレストラン、ギフトショップ、子供の遊び場があり、設備が充実しています。峡谷の見どころも西側に集中しているようです。
西口と東口は、MIB鉄道Meiringen-Innertkirchen Bahnで行き来が可能で、峡谷の入場料には反対側の入口に戻るための片道分の列車が無料になるサービスが付いています。
おすすめの峡谷のまわり方は、東口から西口へ歩くルートや、西口から東口まで歩いた後にMIB鉄道で西口に戻るルートなどがあります。ちなみに筆者は、西口から東口へ歩き、東口の少し手前で折り返して峡谷を往復しました。時間や体力などに合わせて、お好みのルートを選択できます。
夏の夜は、期間限定で、昼間とは一味違う幻想的なライトアップも行われています。
■アーレ峡谷西口(アーレシュルフト ヴェストAareschlucht West)
住所:Aareschluchtstrasse 3, 3860 Schattenhalb
入場料及び営業日時:公式サイト参照 ※シーズンの初めや夜間のライトアップの時間帯は西口のみ営業、冬季は休業ですのでご注意ください
URL:https://aareschlucht.ch/en/welcome
アーレ峡谷はいかがでしたでしょうか。この夏、涼しいアーレ峡谷で、アルプスの大自然の驚異を体感してみてはいかがでしょうか。