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【アメリカ】アムトラックで行くサクラメント散策-泊まって、学んで、味わう大人の遠足

美丸(Mimaru)

美丸(Mimaru)

アメリカ・カリフォルニア州特派員

更新日
2026年7月14日
公開日
2026年7月13日

カリフォルニアの州都サクラメント。サンフランシスコからアムトラックで揺られること約2時間、そこにはゴールドラッシュ時代の面影と州都らしい洗練が同居。MLB観戦が目的だったのに、野球に負けないくらい”寄り道の魅力”が詰まっていました。今回は、どこかノスタルジックで、ちょっとオタク心がくすぐられる、サクラメントの「泊まって、学んで、味わって」大満足の散策ルートをご紹介します!

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①”ウェルカム・オン・ボード” 生きた記憶の水上ホテル

  • リタイヤした外輪船を改造。
  • ホテル(船内)ロビー。

「ザ・デルタキング」は、 サクラメント川に浮かぶ歴史ある外輪蒸気船を改造したホテルです。船に乗り込むような少し狭めのエントランスは、まさに乗船するような気分にさせます。ロビーは3階(3rdデッキ)。船室を活かしたこじんまりとした部屋に入ると、なんと「アイロン台」があって、思わず突っ込みたくなりました。この狭さでシワを伸ばすの?嫌いじゃありません(笑)。ちなみに冷蔵庫は見当たらず、冷たいビールは外で楽しめということでしょうか。部屋を出てデッキに佇めば、心地よい川風が旅の疲れを優しく吹き飛ばしてくれます。5階デッキまで上がった瞬間、高所恐怖症だったのを思い出し足がすくんじゃって…。3階の部屋でよかったと胸をなで下ろしました。

  • 船室を改造。多分これが一番小さい間取り
  • 洗面所・お手洗い・シャワー。ミニマルな備え付けは拍手

ここでちょっとデルタキングの歴史を振り返ります。1927年に就航し、華やかなクルーズで一世風靡したものの、自動車の普及や大恐慌、第二次世界大戦で、海軍に徴用。軍用に灰色塗装され、輸送船などの任務に就きました。やがて表舞台から姿を消し、一時はサンフランシスコ湾で水没、廃船の危機に直面。しかし、1984年にコイン家に買い取られ、5年の歳月をかけてオールド・サクラメントで全面的な改修を受けることができました。波乱の歴史を乗り越え、再び美しい姿でサクラメント川で、ホテルとして宿泊客を迎えています。

  • 5階のデッキ。かなり高さを感じ足がすくむ
  • 川風が気持ちいいラウンジ。

大手旅行誌の『Travel+Leisure』では「デルタキングは単なるホテルではなく、生きた記憶」と紹介されています。実際に泊まってみると、その言葉には納得してしまいました。

余談:飛行機で耳にする「Welcome on board」と言う挨拶。元々は船に乗りこむ時の挨拶で、デルタキングではしっくりきます。船の歴史を感じる言葉ですね。

ザ・デルタ・キング

住所:1000 Front St Sacramento, CA 95841

電話番号:916-444-5464

URLhttps://www.deltaking.com/

  • バンケットルーム。ありし日の豪華客船を彷彿とさせる
  • 早朝の水面に映るゴールデンブリッジ

② ぽっぽや・鉄道ロマンが詰まった聖地:カリフォルニア鉄道ミュージアム

自他ともに認める「乗り鉄」の私として外せないのがここ。ですが、鉄道ファンでなくてもカリフォルニアの開拓史を学ぶ上で超おすすめのスポットです。館内に並ぶ大迫力の列車レプリカはまさに圧巻の一言。特に食堂車は、アムトラック各路線ごとのディナープレートが並べられ、個室寝台(ルーメット)の車両は、微かな揺れまでも再現されていて、乗った気になり大満足!各車両には親切な係員さんがいて、ニッチな歴史や裏話を案内してくれるのが嬉しく、時間を忘れて見入ってしまいました。

カリフォルニア鉄道博物館

住所:111 I Street, Sacramento, California, 95814

電話番号:

定休日:感謝祭・クリスマス・元旦

入場料:大人12ドル

URLhttps://www.californiarailroad.museum/

  • 州立公園。アメリカの鉄道の歴史がある
  • 家族連れ、子供グループの引率の先生。夏休みの風景だった

③ 昼から至福のビアタイム:アーバンルート・ブルーイング&スモークハウス

実はブルワリーが数多くあるサクラメント地区。ここに来たからには、ビア女の血が騒ぐのは言うまでもありません。ダウンタウンからバスに乗って、住宅地を歩く。閑静な住宅地にホッとひらけたのが目的地「アーバンルート・ブルーイング&スモークハウス」。平日にもかかわらず大盛況!オフィス街からは少し離れたロケーションですが、わざわざライドシェアで乗り付けるスーツ姿もチラホラ。ビジネスランチの場としても愛されているようです。

クラフトビールは、6種類のフライトで注文。食事も可能。注文はフードのカウンターとビールのカウンターとあります。名物のブリスケ(ビーフ)は、フルサイズでは多いだろうというので半分サイズ(1/4lb)12ドル。そして人気のシーザースサラダ17ドルは一人前でもたっぷりで野菜不足を解消できました。

・Huggo(ウエストコーストIPA)・10°(チェコスタイルラガー)・Green Monopoly(ウエストコーストIPA)・Super Shappy(ウエストコーストIPA)・Passion Fruit Saison(セゾンスタイル)・Hef(ドイツ風へフワイゼン)

球場で飲まなかった、Like Riding A Bike(ウエストコーストIPA)。飲み忘れてしまったけどこれは次回の楽しみにしておこう。

 

一人乾杯ですが、まさに旅のご褒美、至福の瞬間。サクラメントのローカルな熱気を肌でしみじみ感じました。

  • 閑静な住宅地の一角
  • 平日のランチタイム
  • 6種のフライト・ブリスケSサイズ(レギュラーサイズでも完食可能)・シーザースサラダ
  • 併設のスモークルーム。黙々と仕込み続けるキッチンはとても清潔

アーバンルート・ブルーイング&スモークハウス

住所:1322 V St, Sacramento, CA 95818

電話番号:916-706-3741 

営業日:毎日11:00〜21:00 金土〜22:00

URLhttps://www.urbanrootsbrewing.com/

 

散策の締め

野球だけでは終わらなかったサクラメント。早朝、まだ人気のないオールドタウンを歩きまわる。鉄道ミュージアムは同時に入館した小学生グループと一緒に見学。そしてランチは当然のごとく、ビールで心地よくほろ酔い気分になった。昼下がりの午後3時そろそろ旅の締めくくり。アムトラック「キャピトル・コリドー」に乗車。車窓を流れるサクラメントデルタの景色を眺めながら、ガタゴトと揺られてサンフランシスコへと戻る時間は、鉄道旅ならではの贅沢な余韻。車を使わなくても、朝一番アムトラックに飛び乗るだけで、発見に満ちた旅ができるサクラメント。

次の週末にでも、ふらりと列車に飛び乗ってみませんか?

  • サクラメントともしばらくお別れ(アムトラック車内)
  • アムトラック・エメリービル駅到着
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