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ツェルマットの隣の谷にあるサース・フェーSaas-Feeは、4000m級の山々と氷河を抱く美しい山岳リゾート地。スキーリゾートとして冬の方が人気ですが、実は夏もオススメ!標高約1800mの高地なので夏でも涼しく、さらに、宿泊客がもらえるサースタルカードを使えば、なんとほとんどの山岳交通が無料に!夏の涼しいアルプスを贅沢に満喫できる、スイスで穴場の観光スポットです。
今回、1泊2日でサース・フェーへ行ってきたので、その魅力を2回に分けてご紹介します!
ヴァレー州南部、ツェルマットがあるマッター谷の隣、サース谷に位置するサース・フェーSaas-Fee。
村に降り立つと、目の前に現れるのは雄大な山々と氷河の絶景です!山全体がスイスにある山の中で最高峰のドームDom(標高4545m)をはじめ、4000m級の山々が囲んでおり、間近に迫るフェー氷河の圧巻の姿を堪能することができます。
コンパクトな村なので、ゴンドラ乗り場などの主要なスポットへもすべて徒歩圏内。夏の人通りは穏やかで、ツェルマットのような賑やかさはないものの、スーパー、薬局、アウトドア用品店など旅行者に必要なお店は揃っており、快適に滞在できます。
ツェルマットと同様、環境保全のためにガソリン車の乗り入れは禁止されています。大自然に囲まれ、静かで贅沢な時間の流れを実感できる場所でした。
村内にはネズミ返しがついた木造の高床式の建物もあり、素朴で美しいスイスの原風景に出会えます。
サース・フェーのほとんどの宿泊施設では、宿泊客への特典としてサースタルカードSaastalCardを提供しています。筆者は、ホテルのチェックイン後にデジタル版のサースタルカードをメールで受領しました。
夏秋シーズン(6月~10月頃)のサースタルカードは、滞在中、サース谷におけるゴンドラやロープウエイ、ポストバスが無料になるほか、様々なアクティビティが割引になるなど多彩な特典が受けられます。スイスのゴンドラやロープウエイは高額なので、これはかなり嬉しいポイント!
※ゴンドラやロープウエイは、1泊の場合は1日分、3泊の場合は3日分が無料になります。
行かれる方は、公式サイトで特典の詳細をチェックしてみてください。
迫りくる山々や氷河の絶景をもっと間近で体感するなら、標高約3500mに位置するサース谷最高所の展望台ミッテルアラリンMittelallalinへ!夏でも万年雪と氷河の世界が広がり、夏スキーができる場所としても有名です。
それでは、行ってみましょう!まずは、アルピン・エクスプレスAlpin Expressのゴンドラを乗り継ぎ、中腹にあるフェルスキンFelskinnへと向かいます。
※アルピン・エクスプレスの夏秋シーズンの運行期間:2026年は7/18~10/31まで
筆者家族は高所に体を慣らすため、フェルスキンのまわりを散策しながらしばし休憩しました。雪が溶け、ごつごつとした岩肌の上にあらわになった氷河の姿を間近に見ることができました。
フェルスキンから先は、メトロ・アルピンMetro Alpinに乗車します。山をくり抜いた真っ暗なトンネル内を突き進むこのケーブルカーは、世界最高所を走る地下鉄道として知られています。
※メトロ・アルピンの夏秋シーズンの運行期間:2026年は6/20~10/31まで
夏秋のサースタルカードがあってもメトロ・アルピンは有料ですが、通常より割安かつ滞在中乗り放題で、展望台にあるVR体験施設も無料になるメトロ・プラス・チケットMetro Plus Ticketを購入できます。(ハーフフェアカードで購入した方がより安いですが、何度か利用したい場合やVR体験施設を利用したい場合は、メトロ・プラス・チケットがお得)
真っ暗なトンネルを抜け、ミッテルアラリン駅の外に出ると、雪をかぶった4000m級の山々と氷河の世界が待っていました!目の前には迫力の標高4027mのアラリンホルン、足元にはまだ雪が残っており、真夏でも冬の空気に包まれています。スキー合宿に訪れていると思われるスキーヤーたちの姿もたくさんありました。
続いて、駅の最上階にある回転レストランへ。こちらは世界で最も高所にある回転レストランで、約1時間かけて360度回転します。席に座ったまま、美味しい食事と移り変わる絶景を同時に味わうことができます。
かつてミッテルアラリンの人気スポットだった氷の宮殿(アイスパビリオン)は、安全上の理由により閉鎖されました。現在はVR体験施設「ヴァーチャルアラリンVirtuAllalin」で氷河の世界を楽しむことができます(有料ですが、メトロ・プラス・チケットがあれば無料で入場可)。
温暖化の影響により年々縮小しつつある氷河ですが、ミッテルアラリンからは足元に広がるフェー氷河と、その氷河の上で夏スキーに励むスキーヤーたちの姿もあり、まさにここでしか見られない貴重な絶景を堪能できました。
■アルピン・エクスプレス/メトロ・アルピン
運行期間及び時間:公式サイト参照 ※夕方早い時間に終了するため、最終便に乗り遅れないようにご注意ください
以上、夏のサース・フェーはいかがでしたでしょうか。次回はサース・フェーで楽しめるアクティビティをお届けします!