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【アメリカ】個性派ぞろい!ポートランド・サウスイースト地区で巡るブルワリー&サイダリー3選

美丸(Mimaru)

美丸(Mimaru)

アメリカ・カリフォルニア州特派員

更新日
2026年8月8日
公開日
2026年8月12日

ポートランドのサウスイースト地区は、個性的なブルワリーやサイダリーが集まるビール好きにはたまらないエリア。今回は、ゴシックな雰囲気のサイダリーから99タップを誇るビアホール、ラガーにこだわる実力派ブルワリーまで、実際に歩いて巡ってみました。飲んだ後のお楽しみは、もちろんラーメン。ビールと街歩き、そして〆の一杯まで、ポートランドらしい昼下がりの飲み歩きを紹介します。

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① Alchemy Cider Co. ― ゴシックな空間で味わう、ボタニカル香る本格クラフトサイダー

  • 入り口はどこ?一瞬たじろぐ
  • なぜか厳かな雰囲気。理由は後に分かった

滞在先のホテル「ジュピター・ネクスト」のすぐ隣で、妙に異彩を放っていたのが「アルケミー・サイダリーカンパニー」。錬金術を意味するこのサイダリーは、黒、金、エメラルドグリーンを基調にしたゴシック調で、どこかサンフランシスコのヘイト・アシュベリーを思わせます。

喉の渇きに誘われるまま恐る恐る扉を開けると、そこにはアンティークの木製ベンチが並ぶ幻想的な空間が広がっていました。後から知ったのですが、これらは実際に教会で使われていた椅子を移設したもの。その独特の雰囲気にも納得です。

ここの主役は、フレッシュな果汁にハーブなどを組み合わせたクラフトサイダー。甘さは控えめで驚くほどドライ。果実の風味とボタニカルの香りが複雑に重なり合い、奥深い味わいが楽しめます。

ちょうど飲んでいた時、新作のテイスティング用サイダーが完成したとのことで、ひと足早く味見をさせてもらいました。名前は残念ながら忘れてしまったのですが、トロピカルフルーツの香りが弾ける、まさに夏にぴったりの一杯。翌週からタップにつながる予定だそうですが、その頃には私はサンフランシスコへ戻っています。旅先で偶然出会った、たった一度きりの味。まさに一期一会のサイダーです。この日は、ドイツ伝統のサワービール「Gose(ゴーゼ)」も提供されていたので、ハーフサイズで注文してみました。

店内を見渡すと、圧倒的に多いのは地元の常連客たち。初めて訪れる旅行者には少し勇気がいるかもしれません。しかし、一歩足を踏み入れれば、ポートランドらしい自由な空気と、ここでしか味わえない個性的なサイダーが待っています。勇気を出して訪れる価値は十分にありそうです。

*Goseスタイル:ドイツ・ゴスラー発祥の伝統的なサワービール。小麦、食塩、コリアンダーなどを使い、ほのかな塩味と爽やかな酸味が特徴。

■ Alchemy Cider Co.

住所: 818 SE Ankeny St, Portland, OR 97214

電話番号:971-352-6113 

URLhttps://www.alchemy-cider.com/

② Loyal Legion Beer Hall ― 99タップが圧巻!オレゴンの魅力を凝縮したビアホール

ポートランドを中心に、オレゴン州とワシントン州に4店舗を展開する「ロイアル・リージョン・ビアホール」。最大の魅力は、壁一面にずらりと並ぶ99種類ものタップです。取り扱うビールやサイダーのほぼすべてがオレゴン州産という、まさに「地ビール王国オレゴン」の魅力を凝縮したような一軒です。

99本のタップを前にすると、数ある銘柄の中からお気に入りの一杯を探す高揚感は、いつしか興奮へと変わっていきます。次は何を飲もうか -。メニューとタップを何度も見比べる時間は、まるで宝探しのよう。

名物はソーセージやハンバーガーですが、この日はあまり空腹ではなかったため、軽い気持ちでピクルスプレートを注文。ところが運ばれてきたのは、「軽食」のイメージを覆す、一食分はありそうな大皿でした。久しぶりにアメリカらしい量に圧倒されました。食べてみると酸味は意外にもまろやかで、お酒に合わせて控えめに調整されているようです。ビールとの相性も抜群で、「これは、家で作ってみたい」と感じたほどでした。

いつ訪れても店内は地元の人たちでにぎわい、活気にあふれています。晴れた日には大きな窓が開け放たれ、心地よい風が吹き抜ける開放的な空間に。ポートランドのクラフトビール文化を全身で味わいたいなら、ぜひ立ち寄ってほしいビアホールです。

■ Loyal Legion Beer Hall (Portland店)

住所:710 SE 6TH Ave Portland, OR 97214

電話番号:503-235-8272

URLhttps://www.loyallegionbeerhall.com/

  • ディナー用お皿にてんこ盛り(驚)
  • 迷いすぎてカウンターに立ち尽くす

③ Living Häus Beer Co. ― ラガー愛が詰まった、美しすぎる一杯。実力派ブルワリー

日曜日の昼下がり、扉を開けた瞬間、オーガニックな空気感に包まれました。

天井は高く、大きな窓から自然光が差し込み、店内を爽やかな風が通り抜けていきます。洗練されていながら肩肘張らない、そんな心地よさが漂う空間です。

「リビングハウス・ビールカンパニー」は、ラガーへの強いこだわりで知られるクラフトブルワリー。すっきりとしたピルスナーやラガーを中心に、丁寧に造られたドリンカブルなビールがそろっています。印象的だったのは、隣のテーブルに置かれた一杯。自然光を透かした黄金色の透明感があまりにも美しく、思わず見とれてしまいました。そして気づけば、自分のビールの写真を撮り忘れていたのです。

散歩の途中、キラキラ軽やかなラガーを一杯だけ飲みたい。そんな気分の日に、ふらりと立ち寄りたくなる一軒です。

■Living Häus Beer Co.

住所:630 SE Belmont St, Portland, OR 97214

電話番号:503-477-6792

URLhttps://www.livinghausbeer.com/

  • 天井が高く、清々しいグリーン。屋外にいるような気分になる
  • 透明感のある美しいビール。

④ 締めと〆のラーメン

アメリカのラーメンブームのおかげで、最近の旅では必ず一軒、ラーメン店を訪れることにしています。今回は、サウスイースト地区の人気店「金星ラーメン」で〆てみました。ポートランドのビールを堪能した後、恋しくなるのは、やはり温かいスープの味。異国の街で飲み歩いた一日の終わり、日本人の胃袋を優しく受け止めてくれるラーメンの存在は、もはや旅の安心材料なのかもしれません。湯気の向こうで次の旅はどこにしよう?…そんなことを考えながら、ビア女のビール旅は続くのでした。

■金星ラーメン

住所:609 SE Ankeny St A, Portland, OR 97214

電話番号:503-894-9021 

URLhttps://www.kinboshiramen.com/

  • ビーガン豆乳塩ラーメン16ドル
  • 日本語の看板が目を引く「金星ラーメン」
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